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県民だより ぐぐっと!

兵庫県ゆかりの著名人のインタビュー全文を紹介します。

飛び込み選手 玉井陸斗さん

 

令和3年度県民だより玉井選手

 

 

PROFILE

玉井 陸斗(たまい・りくと)
平成18年宝塚市生まれ。小学1年生からJSS宝塚で飛び込み競技を始める。今年の東京五輪では男子10メートル高飛び込みで同門の寺内健選手以来、日本人選手としては21年ぶりの入賞(7位)を果たす。

 

Q.オリンピックを振り返って。

本番が近づくにつれて「結果を出さなければ」と緊張が高まっていたところ、先輩の寺内健さんから「今まで練習でやってきたことを全力でぶつけたらいいんだよ」と言われ、気持ちが楽になりました。7位に入賞できてよかったです。

Q.競技に出合ったのはいつ。恐怖心はなかったのですか。

3歳から水泳を始め、小学1年生の時に飛び込みの体験会に参加したのがきっかけです。3年生の時に初めて10メートルの高さから飛び込む時は、死ぬんじゃないかと怖かったです。

Q.競技の魅力や自分の演技で見てほしいところは。

踏み切りから入水まで、わずか2秒ほどの間に繰り出す回転やひねりは、とてもダイナミックに感じられると思います。一番見てほしいのは、しぶきを上げずに入水する「ノースプラッシュ」ですね。試合で決まった時は本当に快感です。

Q.得意技は。

5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)や407C(後ろ踏み切り前宙返り3回半抱え型)。9月の日本選手権ではオリンピックでうまくできなかった307C(前逆宙返り3回半抱え型)に成功し、リベンジを果たせました。

Q.1日の練習時間と内容は。

4時間半ぐらいです。最初の1時間はトランポリンやマットで空中の姿勢や踏み切りをチェックします。それからプールに移り、飛び込みを50から70本こなします。休日は基本的に週1回です。

Q.休みの日の過ごし方は。

だいたいアニメを見たり、漫画を読んだり、ゲームをしたり。今一番はまっているアニメは「NARUTO」です。たまに神戸の南京町へ先輩たちと食べ歩きに出掛けることもあります。

Q.当面の目標は。

来年5月に福岡で開催される世界選手権への出場です。2月の選考会でしっかりと結果を出して代表に選ばれ、本番ではメダル争いに食い込めるようパフォーマンスのレベルを上げていきたいです。

Q.オリンピックのメダリストとの再戦が予想されます。

強豪ぞろい、高い壁です。特に金メダルを獲得した中国人選手は6回の演技全てでノースプラッシュを決めました。僕も練習を積んで、“いい感覚”を体にしみ込ませて選考会に臨みたいです。世界選手権では僕だけでなく、世界トップクラスの選手の演技に注目してもらえるとうれしいですね。

 

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