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集落営農法人が生花市場と連携し切り花産地を復活

2023年7月28日

担当部署名/東播磨県民局加古川農業改良普及センター  直通電話/079-421-9354

1 活動趣旨

 東播磨地域はかつて県下有数の切り花の産地でしたが、都市化や高齢化に伴い、生産者数、生産量ともに減少しました。また、生花市場においても近年は産地の縮小、衰退に伴い近隣産地からの入荷量が激減しています。

 こうした中、株式会社姫路生花卸売市場(姫路市御国野町深志野300)は県内で切り花産地育成に取り組み始め、県下の農業改良普及センターと連携しながら生産者の掘り起こしを行っています。

 市場の近隣で産地育成する目的は次の4点です。

 (1)生花市場の近隣地域という立地条件を活かした鮮度の高い切り花の安定供給

 (2)商品輸送にかかる環境負荷の軽減

 (3)生花市場と行政が連携した新たな切り花産地育成

 (4)女性・高齢者の労力を活用した収益性の高い農業を推進

 東播磨地域では今年度から農事組合法人志方東営農組合が需要が大きい盆向けの仏花であるケイトウ栽培を進めており、ケイトウとリンドウ栽培をスタートしています。ケイトウは順調に生育し、7月下旬から出荷が始まります。リンドウは、今年度は株を養成し次年度の夏から出荷予定です。

2 出荷時期 7月下旬から8月上旬

3 栽培者 加古川市志方町 農事組合法人志方東営農組合

4 内容

  株式会社姫路生花卸売市場と加古川農業改良普及センターで栽培指導方針を検討し、3月に営農組合の女性グループに栽培講習を実施。営農組合がほ場の準備を行い女性たちが定植し栽培管理。栽培中は普及センターが指導し、生花市場と情報共有。

 7月24日に姫路生花卸売市場と普及センターで営農組合へ出荷調製の方法を指導し、これから本格的に市場出荷がスタートする。