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兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」春季企画展「漢代の人々ー姿と想いー」(加西市)
漢時代(紀元前202年~後220年)は、先行した秦王朝が成し遂げた国家統一を継承し、発展させた時代です。アジア最大の国家となり、社会経済は繁栄、文化も隆興したこの時代は銅鏡の文化が開花した時代でもあります。
本展では、漢時代に数多く制作された銅鏡の中から人々の姿や心情を表したものを選び、図像や記された銘文をもとに、この時代に生きた人々の姿や想いを紹介します。
【観覧時間】午前9時~午後5時※入館は午後4時30分まで(県立フラワーセンター入園は午後4時まで)
【休館日】水曜日(ただし3月16日(土曜日)から5月7日(火曜日)の期間は無休)
【観覧料】一般100円、高校生以下無料、障害者手帳及びミライロID提示で本人は75%減免、介助者1名は無料
別途フラワーセンター入園料(一般500円/各種割引有り)が必要です。
【展示内容】
銅鏡10点(当館蔵)
構成:人々の姿/造形や絵画から人々の姿や装いを紹介
人々の想い/銘文から当時の人々が抱いた心情を紹介
【主な展示品】
1.彩絵人物車馬鏡(さいかいじんぶつしゃばきょう)(前漢時代)当館蔵
鏡背面の外区に顔料で彩色した銅鏡。狩猟やゲームなど貴族の交流の場面を描く。漢時代の最盛期に制作され、平和で豊かな時代の雰囲気が表わされている。
2.螭龍紋鏡(ちりゅうもんきょう)(前漢時代)当館蔵
鏡背面に銘文が記されはじめた時代の銅鏡。平和で豊かな時代には、地位や財産に恵まれ、幸せが永遠に続く、人々の素直な願望が表わされている。
3.異体字銘帯鏡(昭明鏡)(いたいじめいたいきょう)(しょうめいきょう)(前漢時代)当館蔵
デザイン化された文字を鏡背面に記した銅鏡。忠誠の気持ちが主君に届かない悲しみを表わしている。古代中国を代表する詩集である『楚辞』(そじ)の中の「離騒」(りそう)になぞらえた銘文である。
彩絵人物車馬鏡(さいかいじんぶつしゃばきょう)
螭龍紋鏡(ちりゅうもんきょう)
異体字銘帯鏡(いたいじめいたいきょう)
会場名 | 兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」 |
会場住所 | 兵庫県加西市豊倉町飯森1282-1(県立フラワーセンター内) |
会場へのアクセス | 【車】(無料駐車場あり) 中国自動車道加西インターから南へ3km 山陽自動車道加古川北インターから北へ9km 加古川バイパス加古川西ランプから北へ17km 【電車】 北条鉄道北条町駅からタクシー又はバスを利用 その他アクセスについては、加西分館ホームページをご覧ください。 |
上記会場へのアクセスをご覧ください。
兵庫県立考古博物館加西分館
主催者名 | 兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」 |
住所 | 兵庫県加西市豊倉町飯森1282-1(県立フラワーセンター内) |
電話 | 0790-47-2212 |
FAX | 0790-47-2213 |
【関連行事】
講演会「鏡には何が表わされているのか」(事前予約(5月25日(土曜日)から)が必要)
日時:令和6年6月22日(土曜日)午後1時30分から午後3時
講師:長濱誠司(当館事業課長)
会場:当館2階第1会議室
定員:先着20名(中学生以上が対象)
学芸員による「ギャラリー・トーク」(事前予約は不要、観覧券が必要)
日時:3月23日(土曜日)、4月13日(土曜日)、5月18日(土曜日)、
6月15日(土曜日)、7月13日(土曜日)、8月31日(土曜日)
いずれも午後1時30分から午後2時
会場:展示室
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