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令和6年度投資事業評価
総合事業等審査会の審査結果
令和6年度 第1回総合事業等審査会
開催概要
- 日時
令和6年11月27日(水曜日)13時00分 - 15時00分
- 開催場所
兵庫県庁3号館7階 参与員室
- 出席委員
大西委員、岡委員、梶木委員、木村委員、田端委員
(書面による事前の意見提出:大国委員、畑委員、飛田委員)
- 内容
- (1)進捗状況報告について
- 東播磨地域の知的障害特別支援学校狭隘化対策
- いなみの特別支援学校改築整備事業
- 市立学校施設活用による新設備整備事業
- 豊岡聴覚特別支援学校と出石特別支援学校の発展的統合
- 生田警察署建替整備事業
- (2)継続事業の審査について
- 兵庫県立大学姫路工学キャンパス整備事業
(審査結果は次に記載の通り)
審査結果
兵庫県立大学姫路工学キャンパス整備事業
- 審査結果
- 本事業は、建物の老朽化及び狭隘化を解消するとともに、インキュベーションセンター機能の拡大による産学官民連携機能の推進や、共同大型研究機器の集約による効率的な研究の推進を図るため、既存の10施設を取り壊し、現キャンパス敷地内において7施設に再編し、整備するものである。
- 当初は、平成26年度から令和5年度までの10年間での整備完了を計画していたが、整備途上で判明した敷地内の広範囲に及ぶ土壌汚染に対し、各施設の建設の都度、土壌汚染除去措置を実施する必要が生じる等、遅延が積み重なったことから、変更後の計画では、未着工の新3号館及び新4号館の完成が令和10年度に、工作センター等の解体で全事業が完了するのが令和12年度となっている。
この遅延は、土壌汚染に対し、法令に基づき適切に対応するために不可欠な措置を講じた結果としてやむを得ないものである。一方で、その間、施設のZEB化を進めるとともに、DXやGXなど最新の動向を踏まえた研究分野に対応する環境整備を計画していることは評価できる。
- 老朽化対策はもとより、学生定員(H25の当初計画時点からR6の間で90人増)や女性学生に配慮した施設整備、実習機器の安全な配置等を考慮すると、狭隘化対策の観点からも、実施を継続する必要性が認められる。
また、インキュベーションセンターや研究環境の充実を図る施設についても、先端研究と人材育成、産学・地域連携を通じた公立大学としての使命を果たしていく上で、整備を継続する必要性・有効性が認められる。
- 以上のことを総合的に勘案し、審査会として本事業の継続実施は妥当とする。
- 留意点
事業推進にあたっては次の点に留意されたい。
- (1) 近年の人件費・物価等の上昇傾向を鑑みると、工期の遅延は、今後も整備費の増額を伴う可能性が高いことから、更なる遅延が生じることのないよう、適切に事業の進捗管理を行うこと。なお、年単位での追加遅延が見込まれることとなった場合は、本審査会において改めて継続事業として審査することとする。
- (2) これから整備する施設は、今後の技術や社会的要請等の動向に応じた研究・教育内容の変化に対応するとともに、学部・大学院の改編や学生定員、女性学生への配慮等を踏まえて適切な規模・構造で設計すること。また、整備後の柔軟な用途やレイアウト等の変更にも考慮すること。
- (3) 地域課題の解決や産業界への貢献に加え、外部資金の獲得による自立した研究・運営をめざし、産学官民等との多様な連携を更に進展できるよう、施設整備や事業を推進すること。
【配布資料】
【議事要旨】