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橋梁耐震補強のために設置した鋼製受け台工事の粗雑施工

記者発表日時:2026年10月23日16時

担当部署名/土木部道路保全課保全班  直通電話/078-362-3524

令和5年度に「県道平野三木線窟屋(いわや)大橋橋梁耐震補強工事」にて鋼製受け台の粗雑施工が発覚したことを受けて、同様の工事を実施した全橋梁160橋を詳細に点検・調査したところ、窟屋大橋での事例と同様に、鋼製受け台の一部で穴を埋戻した跡を確認しました。

このため、必要な耐震性能が確保されない※と判断した橋梁の耐震補強工事の施工業者9社に対し、修補請求を行うとともに、処分を行います。

なお、これらの橋梁については、通常の通行に支障はありません。

※想定最大規模の地震時(レベル2相当:発生確率は低いが、設置地点で想定される設計上の最高レベルの地震動)において、落橋の恐れはないが、一部鋼製受け台が壊れた場合、路面に大きな段差が生じる可能性がある

1.修補請求を行う橋梁

  所在地 路線名 橋梁名 施工業者
1 芦屋市浜風町 (一)芦屋鳴尾浜線 夙川橋 大喜建設(株)
2 姫路市広畑区西浜 (国)250号 汐見橋 (株)上野組
3 姫路市広畑区西浜 (国)250号 汐見橋 (株)森長組
4 姫路市白浜町宇佐崎北 (一)国分寺白浜線 宇佐崎陸橋1 栄伸工業(株)
5 相生市山手2丁目 (一)たつの相生線 大塚橋高架橋 (株)西田組
6 養父市大屋町須西 (主)養父宍粟線 南西橋 (株)但馬近畿工業
7 養父市大藪 (主)宮津養父線 千石橋 (株)本城根組
8 淡路市郡家 (主)志筑郡家線 新町橋 (株)マルイチ
9 淡路市郡家 (主)福良江井岩屋線 新郡家橋 光洋建設(株)

2.発生原因について

  1. 現地調査後における図面作成時の不注意(アンカー位置の計測精度不良、計測箇所の転記ミス)
  2. 元請業者の不十分な施工管理、発注者の確認する仕組みが不足
  3. 穴を開け直すことに対する誤った認識(強度上問題無いとの安易な考え)
  4. 設置不可となった段階での発注者・元請業者への報告漏れ

3.再発防止策について

  1. 元請会社による品質管理の強化(アンカー位置の記録の徹底、受け台設置状況の全数確認および全数写真管理)
  2. 発注者による段階確認の追加(受け台設置状況)
  3. 施工時における受発注者間協議の徹底(穴の開け直しが強度低下を招くという認識の共有、現地との差異が生じた時点で必ず発注者へ協議)
  4. 新技術による施工管理精度の向上を検討