諸寄(もろよせ)漁港(第2種漁港)

	管理者：兵庫県 指定年月日：昭和27年12月29日 所在地：美方郡新温泉町諸寄 関係漁協名：浜坂漁業協同組合
撮影年：2007年 現在の状況：グーグルマップ（外部サイトへリンク）

漁港の概要

諸寄漁港のある新温泉町は兵庫県の北西部に位置し、海岸は但馬海岸と呼ばれ、山陰海岸国立公園・山陰海岸ジオパークの最も中心となる海岸の一部を形成している。

本漁港は、変化に富んだ地形を有しており、天然の良港として古くから賑わいをみせ、特に江戸時代から明治期にかけては、日本海航路の北前船の寄港地として商業、文化の栄えたところでもある。しかし漁場は、山が迫る海岸線と、そのまま急激に落ち込む地形を有していることから、沿岸域は極めて狭小で、古くから漁場を沖合域へと拡大してきた歴史がある。

一方、わずかな沿岸域においても、豊かな藻場が形成されており、多種多様な水産動植物が生息しているため、沿岸漁業も盛んに行われてきている。