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記者発表日時:2025年7月3日14時
担当部署名/環境部自然鳥獣共生課自然環境保全班 直通電話/078-362-3389
サクラやモモ・ウメなど主にバラ科の樹木を加害する特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の成虫が、丹波市内の民家敷地内(丹波市氷上町香良)で確認されました。
本県では、令和4年度以降、明石・芦屋・神戸・西宮・三田市内の街路樹や公園樹などで、成虫やフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が確認されており、丹波市内での確認は今回が初めてです。
住民からの通報を受け、令和7年7月2日に県、丹波市、専門家で周辺の緊急調査を実施
通報者の敷地内で、被害木(フラスを確認したモモ)1本を確認、成虫1頭、幼虫5頭、サナギ1頭を捕殺(通報者の捕殺と合わせて、成虫2頭を捕殺)
※被害木は調査時に伐採済
・付近の民地でも、成虫1頭を捕殺
同カミキリの生息範囲はさらに広がっているおそれがあるため、引き続き、市などと連携して周辺調査、地域住民への注意喚起を図ります。
現在、クビアカツヤカミキリは成虫が繁殖行動を起こす最盛期に入っています。このカミキリは、サクラやモモ・ウメなどバラ科の樹木を好みます。成虫が樹木の中に卵を産み付け、幼虫が木の内部を食い荒らすことで、木を弱らせたり倒木などの被害を発生させます。
県内での被害を防止するには、何よりも早期発見・早期防除が重要です。県民の皆様には、クビアカツヤカミキリや疑わしいフラスを発見した場合、県または地元自治体窓口への通報にご協力をよろしくお願いします。
《できればメールで》
・成虫、フラスの発見日時・発見場所・発見時の状況を連絡してください。
・できれば写真を撮影して提供願います。
・成虫を捕まえた場合は、その場で殺処分してください。
・死んでいる個体でも、見つけた場合は連絡をお願いします。
兵庫県環境部自然鳥獣共生課(電話:078-362-3389)
メールアドレス:shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp
通報フォーム:
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)に基づき、生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来生物として環境省が指定した生物。指定されると、原則として、飼養、栽培、保管等が禁止され、防除の対象。このため、生きたまま持ち運ぶことは禁止。