労働委員会令和４年版年報の発刊

このたび、令和4年1月から同年12月までの兵庫県労働委員会の取扱事件及び活動概要をとりまとめた年報を発刊した。

ポイントとなる事項は、以下のとおり。

1 労働争議の調整

(1)取扱件数は4件で、全て「あっせん」であり、前年からの繰越しは1件、新規件数は3件であった。このうち3件が終結し、令和5年への繰越しは1件であった（現時点で当該1件は終結）。

(2)終結した3件の内訳は、「解決」が1件、「打切り」が2件であった。

(3)終結事件の平均所要日数は7.7日で、前年よりも1.7日長くなった(6.0日→7.7日）。

2 不当労働行為事件の審査

(1)取扱件数は11件であり、前年からの繰越しは8件、新規件数は3件であった。このうち8件が終結し、3件が令和5年に繰越しとなった（現時点で1件が終結、2件が係属中）。

(2)終結した8件の内訳は、「命令・決定」が3件、「和解・取下げ」が5件であった。

(3)終結した事件の平均係属日数は447日で、前年よりも20日長くなった(427日→447日）。