兵庫県では、企業や団体が社会貢献活動の一環として森林保全活動に取り組む「企業の森づくり」を推進しています。このたび、阪急阪神不動産株式会社が、兵庫県、神戸市、公益社団法人兵庫県緑化推進協会と「企業の森づくり活動への取組に関する協定」を令和5年7月3日付けで締結し、今秋から神戸市内で森づくり活動をスタートさせます。平成19年から始まった兵庫県における企業の森づくり活動協定の締結は、このたびの取組で44事例目となります。
【概要】
阪急阪神不動産株式会社は、今後、着工する全ての分譲マンション「ブランド名<ジオ>」において、エントランスなどの共用部分にスギやヒノキなどの地域材を積極的に活用する方針を持たれています。
この一環として、同社では、計画的に森林を整備することで、森の変化を目で見て分かり、手入れの大切さを認識できるよう、社員を対象に森林ボランティア体験研修を実施されたほか、マンション入居者に木の持つあたたかみを感じ、愛着を持っていただけるよう地域材を加工したグッズを入居者プレゼントとして配付するなど幅広い取組みに着手されています。
今回の取組みも、同社の方針をさらに推し進める一環として同社が手掛けるものであり、神戸市における生物多様性保全のシンボル拠点であり、企業への技術的なサポートなど受け入れ体制が整う「キーナの森」の一部をフィールドとして、社員等による森林保全活動等を行なうものです。
【活動計画】
1 名称
阪急阪神不動産の森
2 活動期間
5年間(令和5年7月3日~令和10年7月2日)
3 活動場所
キーナの森(神戸市北区山田町藍那)
4 活動面積
約2.6ha
5 活動内容
放置された里山林において、社員等が、下層植生の生育を阻害している常緑樹等の除伐を行なうほか、作業に必要となる歩道等を整備。また、伐採木を用いた体験ワークショップなどの開催や社員等を対象としたセミナーなどの開催により森林資源の活用や森林環境教育を推進。
6 その他
今秋、現地にて森開きセレモニーを開催予定
○「キーナの森」の概要
所在
地神戸市北区山田町藍那、西区押部谷町木見・木津
面積
64.5ha
概要
隣接する「あいな里山公園(国営明石海峡公園神戸地区)」とともに神戸市における「生物多様性保全のシンボル拠点」として整備され、同市が管理・運営する公園
○企業の森づくりについて
概要・取組事例((公社)兵庫県緑化推進協会ホームページ)
HP:https://hyogo-green.net/corporate_forest01.html
○阪急阪神不動産株式会社について
HP:https://www.hhp.co.jp/
○キーナの森について
HP:https://www.city.kobe.lg.jp/a10019/kurashi/machizukuri/park/intoro/ki-nanomori/index.html