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兵庫県農業の担い手育成支援~JA共済連兵庫寄贈の実習用農業機械等の贈呈式開催~

2023年11月22日

担当部署名/農林水産部地方機関県立農林水産技術総合センター農業大学校  直通電話/079-047-2441

平成28年度より、全国共済農業協同組合連合会兵庫県本部(以下「JA共済連兵庫」)から、将来の兵庫県農業の担い手育成への支援を目的として、毎年、県立農業大学校に実習用農業機械等を寄贈いただいています。
今年度は、雇用就農が増えつつある状況を踏まえ、通常行う作業ではあるものの迅速かつ正確に実施できる技術を習得できれば、雇用面でも有利になる作業機械等を中心に寄贈いただきましたので、下記により贈呈式を行います。

1 贈呈式
(1)日時
令和5年11月24日(金曜日)14時00分~
(2)場所
県立農業大学校(加西市常吉町1256-4)
(3)内容
1)目録受領
贈呈者:JA共済連兵庫 本部長
受領者:農業大学校 学生代表(お礼のことば)
2)寄贈物展示見学(各専攻学生より説明)

(4)その他
贈呈式終了後、樹園地でロボット草刈機の実演を行います。

2 寄贈いただく機械等(総額約800万円相当)
(1)ロールベーラとミニラップマシン
飼料費高騰への対応として、多くの畜産農家では牧草、飼料稲、あるいは稲わらを自給するために、ロールベーラとラップマシンを使用してラップサイレージを生産しています。これら機械の導入により、一連の機械作業の実習が可能となり、畜産農家で直ぐに役立つ技術が習得できます。

(2)代かきハロー
代かきハローは、ほ場の精緻な耕耘及び均平作業を行えます。これを用いた実習により、水稲のドローンによる播種やV溝直播、除草剤散布などの的確な実施が可能となります。また、習得した技術は、県内の大規模農家等で活かすことができます。

(3)スピードカルチ
スピードカルチは、通常のロータリー耕よりも深く、速く耕せるため、水稲のV溝直播技術や丹波黒大豆の狭条密植栽培等のポイントとなる、作土の深い土づくり技術を習得することが可能となります。

(4)畦塗機
畦塗機の導入により、ほ場の保水力を高め水持ちを良くすることが可能となります。農業従事者が減少する中で、稲・麦・大豆等を多区画で生産する大規模農家等でのほ場管理で活かすことができます。

(5)ロボット草刈機
果樹栽培では、樹木の栽培管理と雑草管理が重複し、除草剤や敷ワラの利用により解決を図ってきましたが、環境配慮や過重労働の課題が残っていました。ロボット草刈機の導入により、環境創造型農業の実践や規模拡大に役立てることができます。

(6)4段サーモ付き温風暖房機
4段サーモ付き温風暖房機の導入により、自動での変温管理が可能となり、省エネや効率的な温室管理を行えます。燃料費削減による燃油高騰対策とともに、適切な温度管理による花き(ストック)の品質向上にも役立てることができます。

(7)培土装置付き野菜管理機
これまでは手作業で手間がかかっていた畝立てや畝間除草、土寄せなどの作業について、培土装置付き野菜管理機を使いこなせるようになることで、適期に効率的に行う技術が身につき、農業法人等で必要とされる即戦力の人材となることができます。

3 問い合わせ先
兵庫県立農業大学校(兵庫県立農林水産技術総合センター内)研修課 栁澤
〒679-0104加西市常吉町1256-4 
電話:(0790)47-2445 ファクス:(0790)47-1772