更新日:2023年11月1日

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清酒

概要

宮水

兵庫県は酒造業が盛んであり、県内各地に66の酒蔵があり全国の30%にあたる年間約92,000KL(2022年度)の日本酒を製造している。

県内には「灘の生一本」で有名な日本一の酒どころ灘五郷、江戸期から今なおその名声を維持している伊丹、酒米の王者「山田錦」の一大産地で気候風土にも恵まれ芳醇な酒を造り出す播磨、伝統技術を守り続け高い評価を得ている淡路、豊かな自然と「丹波杜氏」のふる里でもある丹波・篠山、日本海の豊富な恵みに育まれた北兵庫など特色ある地域が多く、そこで造られるお酒は、郷土色豊かな香りや味わいのある多様な日本酒となっている。

起源・沿革

酒造り

日本酒の歴史は古く、3世紀頃には大陸から稲作の伝来とともに伝えられ、お米からお酒を造り飲酒を楽しんでいたという記録がある。また日本酒の発祥の地と言われる播磨で編纂された「播磨風土記」には、干し飯のカビを利用して酒を醸したという記述がある。その後、宮中や寺院で神事やお祭りと深く関わってお酒が造られてきたが、鎌倉時代から庶民向けの町の酒屋が台頭した。

県内ではまず伊丹で酒造りが盛んになり、その後灘地域でもお酒が造られるようになった。「灘」で酒屋が創業されたのは江戸時代初期から中期で、「丹波杜氏の技」「宮水の発見」「播州米」「江戸への海上輸送」等の要因により、日本一の酒どころと言われるようになったのは江戸時代であり現在に至っている。生産工程図(PDF:46KB)

現在の取組

兵庫の酒

最近、国内の日本酒需要は微減傾向にあるが、多くの方、特に若者層が日本酒に関心を持つような事業を実施している。当日会場に来た人だけではなく、SNSなどでより多くの方に知ってもらえるよう内容にも工夫している。また各地域では郷土色豊かなイベントにも積極的に取り組んでいる。
一方、海外では和食人気と共に日本酒への関心も高まり、この数年日本酒の輸出量は増加している。この流れを受け、海外への情報発信や、観光客や在日の外国人向けの広報事業活動等も行っている。また、平成29年(2017年)10月1日から蔵元で外国人観光客へお土産用として販売するお酒については、消費税だけでなく酒税も免税される制度が開始されたため、酒蔵へ訪れる観光客の増加に期待している。

問い合わせ先

兵庫県酒造組合連合会

住所:〒658-0046神戸市東灘区御影本町5-10-11

ホームページ:https://hyogo-sake.or.jp/(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

部署名:産業労働部 地域産業立地課

電話:078-362-3331

FAX:078-362-3801

Eメール:chiikisangyorichi@pref.hyogo.lg.jp