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特別展「ゲンダイトウゲイ*ミニ*クロニクル-やきものはアートだ!」

記者発表日時:2026年8月25日11時

担当部署名/兵庫陶芸美術館企画・事業課  直通電話/079-597-3961

1展覧会の概要

土を焼き固めるという意味では、長い歴史を持つやきもの。けれども、自由なかたちを得て、現代アートと同様に多種多様な表現が生まれたのは、じつは戦後から。まだまだ新しいものなのです。その名も「現代陶芸(ゲンダイトウゲイ)」。本展では、特にうつわではない、いわゆる立体作品に注目し、当館の現代陶芸コレクションの中から、各時代を代表する作家の作品を抽出し、緩やかな年代順でご紹介します。「クロニクル」には、「年代順に記録する」というほかにも、「壮大な物語」というような意味もあります。すべての時代を詳細に追うことは叶いませんが、展示を見進めていくうちに、それぞれの時代の潮流や熱気から、陶芸表現の広がりとダイナミズムを体感いただけるのではないでしょうか。
本展ではまず、現代陶芸のパイオニア世代のレジェンド・林康夫(1928-)の作品に焦点を当てます。林の作品をクロニクルに振り返ること=現代陶芸の歴史を知る、と言っても過言ではありません。
林は1947年に前衛的な陶芸制作を目指して京都で結成された「四耕会」に19歳で創設メンバーとして参加し、「芸術への希求をやきもので挑んだ」気鋭の作家。98歳となった今でも、制作への熱い思いを絶やすことはありません。
次に、1948年に結成された「走泥社」の創設メンバーの八木一夫(1918-1979)、山田光(1923-2001)、鈴木治(1926-2001)らの作品をはじめ、同時代のアートの動向と共振しながら生まれていった、各時代の様々な陶芸表現を取り上げます。とりわけ作品の大型化やインスタレーション化が進み、現代アートの一領域として陶芸が注目を集めた1980年代から1990年代に活躍した作家たちの大型作品や、2000年代以降、拡張し続ける陶芸表現の革新を担った新世代の作家たちのユニークな作品にも注目し、豊かな展開をし続ける「ゲンダイトウゲイ」の魅力を探ります。本展を通じて、「やきものはアートだ!」と感じていただければ幸いです。

2展覧会の見どころ

  1. 現代陶芸のパイオニアの一人で、98歳となった現在も、現役を貫くレジェンド・林康夫(1928-)の作陶の軌跡を、1940年代の初期作から2025年制作の最新作まで、40点余りの作品で展観します。林は1947年、前衛陶芸を掲げ、京都で結成された「四耕会」の創設メンバー。未知なる「陶のオブジェ」を創造し続けた、林のユニークで力強い作品群を纏めて見ることのできる大変貴重な機会となります。
  2. 1950年代半ばから陶彫に取り組む彫刻家の辻晉堂(1910-1981)、1948年に京都で結成された「走泥社」の創設メンバーである八木一夫(1918-1979)、山田光(1923-2001)、鈴木治(1926-2001)、そして、同人として加わった作家たちなど、現代陶芸の黎明期を盛り立てた重要な作家たちの作品も大集合します。
  3. 同時代の美術の動向と共振しながら、大型化・インスタレーション化した1980年代から1990年代、若手作家が台頭し、拡張し続ける陶芸表現を切り拓いていった2000年代以降の作品も見どころ満載です。特に2000年から数々の公募展で受賞を重ね、2005年に27歳の若さで亡くなった西田潤(1977-2005)の代表作《絶 No.10-a,b》(2001年)を10年ぶりに展示します。今なお、語り継がれるもう一人のレジェンドにもご注目ください。

3会期

2026年9月19日(土曜日)~11月23日(月曜日・祝)

4開館時間

10時00分~17時00分 ※入館は閉館の30分前まで

5休館日

月曜日
※ただし9月21日(月曜日・祝)、10月12日(月曜日・祝)、11月23日(月曜日・祝)は開館し、9月24日(木曜日)、10月13日(火曜日)は休館)

6観覧料

一般1,300円(1,000円)、大学生1,000円(800円)、高校生以下無料
※()内は20名以上の団体割引料金
※70歳以上の方は半額
※障がいのある方は75%割引、その介助者1名は無料

7会場

兵庫陶芸美術館(丹波篠山市今田町上立杭4)展示棟展示室1・2・4・5

8主催

兵庫陶芸美術館、神戸新聞社

9後援

兵庫県、兵庫県教育委員会

10協力

丹波立杭陶磁器協同組合

11関連イベント

  • 出品作家によるリレー・トーク
    八代清水六兵衞氏/田嶋悦子氏/竹内紘三氏/田中悠氏
    日時:9月19日(土曜日)11時00分~
    場所:当館展示棟 展示室1・2
    ※事前申込不要、観覧券が必要
  • 2026年度作家招聘事業交流イベント
    現代の象徴である「デジタル」をテーマにユニークな陶芸作品を制作する作家・増田敏也氏をお招きし、トークイベント(二部構成)を行います。
    日時:10月3日(土曜日)
    ①増田敏也氏によるスライドレクチャー
    11時00分~12時00分 当館研修棟1階 セミナー室
    ※事前申込制(定員100名、先着順)、観覧券の半券が必要
    ②クロストーク 増田敏也氏×奥村泰彦(当館館長)
    13時30分~14時30分 当館展示棟1階 展示室2
    ※事前申込不要、観覧券が必要
  • ワークショップ
    「過去」と「未来」~小さな立体作品を作ろう~
    2種類の土、それぞれの性質からヒントを得て、「過去」と「未来」というテーマに合わせて、小さな立体作品を制作します。
    日時:11月8日(日曜日)10時00分~15時00分(予定)
    場所:当館エントランス棟1F 工房
    定員:20名(有料、事前申込制、応募多数の場合は抽選)
  • 当館学芸員によるギャラリー・トーク
    日時:9月26日(土曜日)、10月31日(土曜日)、11月22日(日曜日)
    いずれも11時00分~1時間程度(観覧券が必要)

12その他

展覧会を含め各イベントにつきましては変更・中止なる場合があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。