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更新日:2023年7月6日

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「人と共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」世界農業遺産認定についての知事コメント(令和5年7月6日)

「人と共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」が、兵庫県で初めての「世界農業遺産」に認定されました。先人から受け継がれてきた但馬牛の伝統が、世界的な評価を得られたことを嬉しく思います。また、香美町・新温泉町の生産者をはじめ、多くの関係者のご尽力に対し、深く敬意を表します。

日本全国の黒毛和牛の実に99.9%が美方地域の小代で生まれた「田尻号」という但馬牛の子孫といわれ、「牛籍簿」による徹底した血統管理により、100年以上にわたり改良が進められてきました。さらに、但馬牛は農村の暮らしや自然環境と深くかかわってきました。堆肥は農村の豊かな恵みを支え、そこで栽培された稲藁や牧草は但馬牛の飼料となるなど、循環型のシステムはSDGsの実践そのものといえるでしょう。

今回の認定をきっかけに、このような地域の姿が、持続可能な農村のモデルとして広く発信されることを期待しています。県としても、「ひょうごフィールドパビリオン」の取組などを通じて、その魅力を国内外に伝えてまいります。

 

令和5年7月6日

兵庫県知事 齋藤 元彦

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