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更新日:2025年1月24日

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「兵庫の酒米「山田錦」生産システム」と「岩津ねぎを核とした資源循環型農業システム」の日本農業遺産認定についての知事コメント(令和7年1月24日)

このたび、「兵庫の酒米「山田錦」生産システム」と「岩津ねぎを核とした資源循環型農業システム」が、日本農業遺産に認定されました。地元生産者をはじめとする関係者のご尽力に敬意を表しますとともに、心よりお祝いを申し上げます。

山田錦は当時の県立農事試験場などでの試験研究を経て、昭和11年に誕生しました。古くから伊丹や灘五郷といった日本有数の酒どころと結びつき良質な酒米を育んできた北播磨と阪神・神戸の北部地域にわたって生産が広がり、「酒米の王者」として全国的なブランドを築き上げています。

岩津ねぎは江戸時代に生野銀山で採掘に従事する人々の、冬の栄養源として栽培されたのが始まりといわれます。雪や霜にさらされる厳しい気候のもと、但馬牛の堆肥や稲わらなどを活用した循環型農業によって大切に育てられ、但馬の冬に欠かせない味覚として定着しています。

いずれの地域でも農業生産が生活文化と深くつながり、生物多様性や景観形成などにも貢献してきたことが評価された結果であり、今回の認定が、持続可能な地域づくりやさらなるブランド向上に繋がることを期待しています。

 

令和7年1月24日

兵庫県知事

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