ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 知事のページ > 記者会見 > 令和3年7月31日までの知事記者会見 > 令和2年度下期 知事定例記者会見(バックナンバー) > 新型コロナウイルス感染症対策にかかる知事記者会見(2020年11月26日(木曜日))

更新日:2020年11月26日

ここから本文です。

新型コロナウイルス感染症対策にかかる知事記者会見(2020年11月26日(木曜日))

  1. 「感染拡大特別期」における新たな対策
  2. 知事メッセージ(11月24日付)

動画

 知事会見を動画で見る(約13分)(外部サイトへリンク)

知事記者会見内容

知事:

 既に発表しましたが、今日の新型コロナウイルス患者の発症者数が、184人、という数字になりました。特に、県の保健所管内で108人も出ており、(そのうち)80人近くはリンクがあり、学校、施設などが(感染の)中心になっているので、このクラスター対策を強化する必要があります。数がこれだけ増えていることもあり、緊急に対策を追加することにしました。
 お手元の資料に整理しています。

 1番目は、「入院医療体制の強化」です。
 医療機関に対して、さらに100症程度、病床確保の協力要請をし、確保を図ります。時期は、12月中旬以降にならざるを得ないのではないか、と思っています。人が伴わなければならないので、目標を設定し、体制も整えながら増やしていくことになります。「650床で済ませる」、ではないことを基本姿勢とします。宿泊療養施設の早期確保・運用開始について。既に、200室程度増やす、と言っていました。12月中旬と言えば、10日程度幅がありますが、できるだけ早く開設できるように、準備を進めていきます。

 2番目は、「社会福祉施設における感染予防対策の徹底」です。
 今日の発症者を見ていただくと、社会福祉施設が、かなりクラスター化しています。社会福祉施設が、自動的にクラスター化するはずはありません。社会福祉施設に持ち込んでいる人がいるはずです。県民への呼びかけで強調したところですが、注意事項を徹底してもらいます。①感染経路の遮断(手指消毒、マスク着用、換気の徹底、三密の回避)。②職員の日々の健康管理として、熱が少しあっても、我慢して働いてしまう、というケースがありますが、これが一番問題です。したがって、検温して、平熱より高い場合は、直ちに健康管理をする(発熱した場合の出勤停止)、というような活動を展開して下さい。③入所者及び従事者が発熱した場合、保健所に連絡の上検査を実施等。この3つを徹底します。そのために、自己点検していただくためのチェックシートを各施設に配るとともに、必要に応じ、健康福祉事務所がチェック(指導)を行います。さらに、団体等を通じて、文書による注意喚起を行っていきたい、ということです。従来から、社会福祉施設については、何度も指導をしてきましたが、最近の状況を見て、さらに、指導の徹底を図ろう、ということです。

 3番目は「学校に対する感染防止対策の再徹底」です。
 ご承知のように市川町の中学校で、クラスターが発生しました。合唱コンクールに出場するための練習が問題で、マスクを外し、合唱の練習をしていました。したがって、基本的な対策に加え、音楽活動などマスクを使用し難い場合には、フェイスシールド等の使用など、代替策をしっかりと検討して下さい、ということです。当たり前ですが、意外と実施されていない状況があるようなので、あえて再徹底することにしました。

 4番目は「『県民へのお願い』の追加」です。
 年末を控え、「できるだけ不要不急の外出を控えてください。」ということを付け加えます。この不要不急の外出は、東京・大阪など、感染拡大地域への不要不急の往来を自粛して下さい、というのが1つです。それから、既に、高齢者、基礎疾患のある方については、外出を控えて下さい、とお願いしています。それに、「できるだけ不要不急の外出を控えください。」ということを追加します。

 参考に、一昨日の呼びかけを添付しています。また、既に、教育長の方からは、各学校、教育委員会と、県立学校長に通知を出しているので、(これも)参考に添付しています。

質疑応答

記者:

 病床の確保について。今日、過去最多の数字(新規感染者数)も出てきて、病床使用率も7割となり、(こちらは、)以前から続いています。日増しに危機感が高まっていると思いますが、改めて、ご見解を伺います。

 

知事:

 病床利用率については、本県では基本的に「自宅療養ゼロ」を原則貫きたい、と考えています。(したがって、)基本的に入院が原則になっていますが、症状等が固まっている軽症の方で、医師の判断で、そのままダイレクトにホテル等の療養施設に入ることもあり得べし、という運用に弾力化しました。
 やはり、ある程度は、いざという時に備えていく必要もあります。先日言いましたように、宿泊療養施設を200室程度増やせば、650床のままでも、130人の発症が1カ月続いても運用できる試算をしています。しかし、さらに余裕を持った方がよいため、病床確保(+100床)についてのスタートを切る、準備についてのスタートを切ります。

 

記者:

 「『県民へのお願い』の追加」ですが、「年末を控え、」と「できるだけ」というところを加えている意味合いを教えてください。


知事:

 年末は忘年会シーズンなので、いろいろな会合が開かれやすい時期だ、という意味で、「年末を控え、」を付け加えています。いろいろな催しが多いのに、「やめてください」と、まだそこまでは踏み切る状況ではないので、「年末を控え、」としています。
 また「できるだけ」も、注意を十分してください、と言う意味で、「できるだけ」をつけ加えました。

 

記者:

 この意味合い的には、東京都や大阪府が呼びかけているような、不要不急の外出を控えてください、と同じですか。

 

知事:

 ニュアンスは、かなり共通しています。

 

記者:

 これも当然、高齢者などに区切りなく、すべての県民に対してですか。

 

知事:

 そうです。先ほども触れましたように高齢者や基礎疾患のある方については、外出を自粛するようにしてくださいと、呼びかけています。

 

記者:

 「『県民へのお願い』の追加」での、「不要不急の外出」について。東京、大阪へは往来の「自粛等の要請」(【参考】11月24日付メッセージ)と少し強い言葉を使っていますが、(今回の)「県民へのお願い」は、(それとは)使い分けて表現をしているのでしょうか。

 

知事:

 使い分けてはいません。同じことです。

 

記者:

 「県民へ不要不急の外出を控えるよう要請している」と言っても差し支えないでしょうか。

 

知事:

 差し支えありません。
 ただし「できるだけ」です。端折られては困ります。書いてあるとおりです。

 

お問い合わせ

部署名:総務部秘書広報室広報広聴課

電話:078-362-3020

FAX:078-362-3903

Eメール:kouhouka1@pref.hyogo.lg.jp