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【発表項目】
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1番目は、「第19回兵庫県障害者のじぎくスポーツ大会の開催」です。
障害者スポーツの県大会である第19回の障害者のじぎくスポーツ大会を開催したいと考えています。
2006年(平成18年)に、兵庫県で全国障害者スポーツ大会(のじぎく兵庫大会)が開催されました。
これを契機に、それまでの身体・知的・精神の3つの障害で別々に開催していた県大会を統合したというのがこの大会の経緯になります。
以来、「兵庫県障害者のじぎくスポーツ大会」として、兵庫県内の障害者がスポーツを通じて体力の維持増進と社会の参画を図るということ、県民の障害者に対する理解と認識を深め、交流を広げることを目的として、コロナ禍で中止となった令和2年を除きまして、毎年開催をしています。
概要としては、ここの資料にありますとおり、今回の競技日程は、4月19日から5月25日までの間です。
開催日は、9日間になります。
本大会の出場選手そして団体の中からは、10月に滋賀県で開催されます全国大会にも出場していただくということになっています。
競技数は、11競技で、ここに掲げているとおりになります。
競技ごとの開催日、会場は、表のとおりで実施を予定しています。
出場される選手数は、エントリー締め切り時点で、個人競技・団体競技あわせて約1100人になっています。
大変多くの方が参加をいただく大会になっていまして、ぜひ、この大会が今後、今回もそうですが、広く認知をされることにより、障害者の方への理解がより深まり、インクルーシブな社会づくりが進むことを期待しています。
また、昨年5月には神戸で世界パラ陸上が開催されました。
県民はじめ世界の方々に、このパラスポーツの魅力、感動をもたらしてくれました。
パラスポーツの理解も広がったと考えています。
今回の大会を通じて、このレガシーを継承・発展させていくことも大事だと考えています。
ぜひ、皆様も会場にお越しいただき、頑張っている選手への温かいエールを送っていただければと考えていますので、よろしくお願いします。
2番目は、「「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」における県産食材グルメフェアの開催」です。
大阪・関西万博が開幕しました。
兵庫県においても様々な取組みを進めているところですが、兵庫県産の農林水産物や食べ物のさらなる認知度向上、需要拡大が大事だと考えています。
そこで、今回、株式会社ポトマックが運営される神戸最大級のフードホール、「TOOTH MART」におきまして、神戸ビーフなど全12品目の県産食材を使ったフェアを開催したいと考えています。
場所はこの1ページにもありますとおり、神戸ポートミュージアムで、アトアという水族館が入っている施設ですが、その1階のTOOTH MARTで開催します。
開催期間は、4月18日(金曜日)から5月31日(土曜日)までで、県産食材グルメフェアを実施します。
併せて、4月29日(火曜日)には、フィールドパビリオンに認定されている生産者の方々にお越しいただき、食文化体験イベントも開催したいと考えています。
株式会社ポトマックが実施主体となり、「ひょうごの美味し(うまし)風土(ふうど)拡大協議会」や兵庫県が協力する形で実施をしていきたいと考えています。
この協議会は、兵庫県産の優れた農林水産物・加工食品の生産・流通・消費を一層拡大することを目的として、幅広い分野から40団体が参加する協議会という形で、平成22年に設立されたものになります。
また、今回のフェアについては、「ひょうごEXPO week」の期間外イベントとして実施するものであり、万博の盛り上がりに合わせて、多くの方々に来ていただきたいと考えています。
そして、フェアで使用する県産食材ですが、フードホール内の9つの店舗において、神戸ビーフや淡路島たまねぎを使用した神戸牛バーガー、それから兵庫のりを使用した中華そばなど、県から提案した旬の全部で12品目の県産食材から株式会社ポトマックにメニュー開発をしていただいたことが今回のポイントになります。
資料に記載のないメニューもございますので、ぜひチラシなどご覧いただいて、味わっていただきたいと考えています。
次のページですが、食文化体験イベントも実施します。
先ほども触れましたが、グルメフェア期間中の4月29日にフィールドパビリオンに認定されている生産者の方と消費者が交流できる食文化の体験イベントを開催します。
フィールドパビリオンは、現在260件認定されています。
万博期間中は、国内外から多くの方が訪れ、取組みを発信する絶好の機会と考えています。
こうした機会を捉えて、多くの人が集まれる場所や場面で発信していくことが大事だと考えています。
今回のフェアメニューの中にも、フィールドパビリオンに認定されている生産者に関する食材が使用されています。
グルメフェアで多くの人が集まる場であるため、消費者が地域の生産者と交流をし、食文化を体験することで、フィールドパビリオンの取組みを発信する場を設けられないかということで、株式会社ポトマックへ提案したところ快諾いただいて、今回実施することになります。
イベントの内容は2点あります。
1つ目は、加東市で栽培されるもち麦を通して地方創生に取り組んでおられる株式会社マルヤナギ小倉屋と、テレビでも活躍中の「さかなのおにいさん かわちゃん」にご登壇いただきまして、トークショーを開催します。
2つ目は、株式会社マルヤナギ小倉屋と兵庫県漁業協同組合連合会による県産もち麦加工品とノリやしらすなどの水産加工品の即売会を実施したいと考えています。
併せて、TOOTH MARTで5000円以上お買い上げの方に、イベントに参加いただく株式会社マルヤナギ小倉屋と兵庫県漁業協同組合連合会の2者のフィールドパビリオン体験ツアーが抽選で当たるキャンペーンを実施したいと考えています。
当選数は、「もち麦ウェルネスツアー」、これはもち麦を使用したうどん打ち体験キッズ教室で、お子さんが20名、それから、「美味しいひょうごの魚を食べよう!料理教室」が5組10名になります。
ぜひ、フェアに参加いただいて応募していただきたいと思います。
今回のイベントを通じまして、兵庫県の県産食材の魅力を1人でも多くの方に感じていただき、認知度の向上につながればいいと考えています。
加えて、フィールドパビリオンに認定されている生産者と消費者が交流できる今回のような食文化体験イベントを通じて、県産食材をより身近に感じてもらうとともに、兵庫ならではの持続可能な取組みの魅力を発見できる機会になればいいなと考えていますので、ぜひ多くの方々にこの「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」にご来場いただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
私からは以上です。
毎日新聞:
項目内、項目外の質問に入る前に、まず1点先にお伺いしたいんですけれども、記者会見の時間の延長についてですね、兵庫県政記者クラブとして、4月9日に申し入れをさせていただきました。
今日、広報広聴課を通じてですね、従来とおり1時間程度という回答が返ってきました。
延長に応じていただけない理由を教えていただけますでしょうか。
知事:
これまで予算編成などということで1時間程度とさせていただいて、予算編成終了後もですね、やはり公務等がかなり多忙であるということから、会見時間については1時間程度というふうにさせていただいていたというところです。
引き続き、万博も開会しましたし、内外との会議・行事というものが立て込んでいるというのが状況でございまして、こういった状況をですね、公務の状況を考慮しますと、会見時間については1時間程度とさせていただくということでお願いしたいと思っていますので、ご理解をよろしくお願いします。
毎日新聞:
今に関してもう1点だけ、率直に伺いたいんですけれども、現在、1時間程度で会見が続いているんですが、知事としてこの1時間の記者とのやりとりをですね、率直にどんなふうに受け止めというかですね、評価されているのか、どういうふうに捉えていらっしゃるのか、というのをお聞きしたいんですけれども、あまり実りのないものだというふうにお感じになられているんでしょうか。
知事:
今日もそうですけど、会見項目として、政策的なこと、それから行事イベントについての発表をですね、これを説明させていただくというものは、大切な場だというふうに考えておりますし、そういった機会というものは、大事にしていきたいという認識には変わりはないというふうに考えています。
毎日新聞:
項目内の質問に移らせていただきます。
「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」ですけども、大阪・関西万博に連動したイベントだというふうに捉えているんですが、関連も含めてなんですけども、万博が開催4日目となりました。
率直に知事のですね、万博のにぎわいの印象ですとか、楽市楽座だとかですね、今回の「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」のような関連イベントへの誘客とかですね、そういう今後の期待とですね、それと4日経っていますけれども、現状見えている課題はどんなふうに捉えているか教えてください。
知事:
万博が開幕してもう4日という形になります。
開会式には行かせていただきまして、大変すばらしい開会式だったというふうに考えています。
日本の伝統的な文化と最先端のダンスとかと融合したりとか、あとはそういった意味で、万国が集まる博覧会というものが、いよいよ関西でスタートしたということだと思います。
会場が初日に大分混雑していたということで、いろんな課題というものが指摘される中で、そのあたりは、協会の方が中心となって対応していくというふうには考えています。
兵庫県としては、ぜひ、今ご指摘いただいた楽市楽座、ひょうごフィールドパビリオン、それから県立美術館の「ひょうごEXPO TERMINAL」ですね、それと今日発表させていただいたこういったイベントも含めて、ぜひ、兵庫県に多くの方が来ていただけるような取組みの仕掛けを準備させていただいています。
残念ながら、ひょうご楽市楽座は、開会イベントというものは、天候が悪かったため中止になりましたけども、ぜひこれから半年間に渡って、それぞれのプログラムを実施していきますので、それ以外にも、淡路であったら「AWAJI島博」とか、そういった自治体や地域中心となるイベントもしていただけますから、そういった意味で、やりながらいろんな課題が見えてきたり、それが万博後にもつなげていくことになると思いますので、これからもしっかり状況見ながら対応していきたいというふうに考えています。
毎日新聞:
課題ということでいうともう少し様子を見て、どういった課題があるか精査していくというような感じですか。
知事:
そうですね。
ひょうごフィールドパビリオンで言いますと、やはり万博外のしかも兵庫県という広い地域での取組みになりますから、実際にそこにどういうふうにお客さんが来ていただけるのかというのは、これはかねてから仕掛けとしてのポイントだと思っていましたし、それを受入れる際に、多言語対応とかいろんな課題も見えてくると思います。
そういったところもそれぞれをやりながら、今、万博推進の担当部局の方がしっかりやっていただいているところですので、進めながら、この半年間、あっという間のようで、まだ半年ありますから、その期間中でいろんな対応を考えていくということが大事だと思います。
毎日新聞:
ありがとうございます。
項目外で伺います。
ご存じだとは思うんですけれども、弊社が12~13日にですね、全国世論調査を実施しました。
その中で、先日、第三者委員会の結果についてですね、知事が公益通報者保護法に違反しているという指摘について問う設問に対して、全国で59%の方が受け入れるべきだという回答をしました。
兵庫県に限ってでも5割強は受け入れるべきだと。
一方で受け入れるべきでない、受け入れるべきだと思わないというのは、全国で12%、それから兵庫県内でも2割強というような結果が出ました。
こういう形で第三者委員会の結果についてですね、世論調査という形で、可視化されたのは初めてだと思うんですけれども、知事の率直な受け止めをお願いします。
知事:
毎日新聞がそういった調査を出されたということを報道で拝見をしています。
その調査結果については、真摯に受け止めたいというふうに思っています。
毎日新聞:
それ以上はないですか。
知事:
兵庫県の私としての対応としては、これまで述べさせていただいたというとおりですね。
毎日新聞:
これまでも何度かお聞きしていますけれども、改めてパワハラ研修の件ですけれども、これは総務部と調整しているというお話でしたが、今日時点では、予定は決まったんでしょうか。
知事:
今、日程含めて調整中だというふうに伺っていますね。
毎日新聞 :
そのままなんですね。
知事:
そうですね。
毎日新聞:
それ以外の公益通報者保護法だったりとか個人情報保護法だったりの研修についても、特段予定は立っていないですか。
知事:
そういったところも含めてどのように対応するのかということをやっていくということです。
元々、年度内ということもお伝えしていましたが、場合によっては、体制が変わった年度明けになるということもお伝えしていたというところで、そういった意味で、今、調整をしているというところで、これはしっかり受けていきたいというふうに考えています。
毎日新聞:
とは言うものの、あまりにもスピード感がないんじゃないかと。
年度内は忙しいとしてもですね、いつやるかという日程の目途すら立たないというのは、あまりにもスピード感がないんじゃないかと、放置しているんじゃないかというふうに受け止めるんですけれども、そのあたりどうなんでしょうか、知事としては。
知事:
そういった放置しているということではないですね。
年度内は、やはりかなり議会対応も含めて、多忙だったというところもありますし、あとは、年度明け、新しい幹部そして人事ということになりましたから、それが今、皆さん新しい部署の中で、残っておられる方、新しく来た方含めて、人事異動の直後ということもありますので、やはりそれが少し落ち着いたゴールデンウィークのおそらく5月ぐらいになると思いますけども、そこに向けてしっかり準備をしてくれていると思いますので、ここは、私としても、しっかり準備をして、受けさせていただくというつもりでありますので、何も遅らせていたとかというそういう趣旨ではなくて、やはり、公務の都合と状況とですね、あと準備の状況で、今の状況になっていて、当然、然るべきタイミングで受けさせていただくという思いではいますので、そのあたりはご理解いただきたいと思います。
NHK:
奥谷、丸尾両議員に殺害予告とも取れるメールが送られているように、兵庫県を巡ってこの1年間、誹謗中傷、攻撃、そして実際の被害ともいえる状況が相次いで収まっていません。
まずこれは何故だとお考えでしょうか。
知事:
大事なところは、そういったSNSやメール等による心ない誹謗中傷というものは、やはり許されない行為だということを、私自身も何度もお伝えさせていただいていますけれど、それをお伝えさせていただくということが大事だと思います。
NHK:
すいません。
なぜだとお考えでしょうかということです。
知事:
やはり、今、申し上げたとおりですね。
SNS等における、心ない誹謗中傷というものは、決してやってはならないということが大事で、それを引き続き、私としても伝えていくということが大事だと思っています。
NHK:
収まらない原因はどこにあると思うかというところで、一般論ではなく、兵庫県知事としてどう収束させていこうとしているのか、具体的に教えてください。
知事:
それは今申し上げたとおりです。
世の中にはいろんな考えをお持ちの方、ある事象に対しても、Aという考えで受け止める方もあれば、Bという考えもあると。
もちろん考えが違う、意見が違うということ、これは民主主義であったり、そういったところで、いろんな考えがあるということは当然多様で、それに対する表現というものも多様にあるということですので、それは我々が社会で生きている限り、多様な考え方、意見があるということは当然だと思います。
ただ、その中で、やはり心ない誹謗中傷であったり、そういったことは、人を傷つけたり、そして時には人の命を奪うこともあるということで、これは決して許されないことであるということです。
そういったことがないように、メールやSNSを利用される皆様には、引き続き、これまでもお伝えしてきましたけれど、やはりそういった使い方を含めて、注意をしていただきたい。
そして、決して誹謗中傷とかそういったことは許されないことだということを、引き続きしっかりと伝えていくということが大事だと思います。
NHK:
収束させる気はあるのでしょうか。
知事:
これはやはり、引き続き伝えていくということが大事だと思います。
誹謗中傷のない世の中が訪れるということがベストだと思いますので、それに向けて、今回予算でも、それをキャンペーンとしてお伝えさせていただくことも、予算として措置させていただいたり、あとは対策の体制ですね、弁護士会と連携した相談体制を強化していくということも、やらせていただいたりしますけども、そういった意味で、これは、兵庫県としてできることはしっかりやっていくというつもりであります。
NHK:
これまでこの文書問題や県政において、不確かな情報が流布する中で、それを知事自身から否定しないのはなぜでしょうか。
知事:
私自身がSNS等における誹謗中傷というものは、やるべきではないということをしっかり伝えさせていただいていますので、私としてやるべきことはきちっとやらせていただいていると思っています。
NHK:
竹内元県議が黒幕という情報が選挙中に飛び交いました。
主な根拠が元県民局長の家族からのメールを作成したことなどとされていましたが、NHKの取材では、県はそういった事実がないと回答をしています。
なぜ半年経とうとした今もそうした事実はないと、知事自ら言明することはないのでしょうか。
知事:
そういった情報が流れていること自体も私は承知をしていませんし、1つ1つのSNSの内容ですね、それをすべて把握できるという状況でも、私自身も1人ですから、ないので、1つ1つのSNSの状況についてコメントするということはしてはいないです。
ただやはり全体として、SNSにおける誹謗中傷、そして事実がないことを発信するということは、やはりやるべきではないという思いを伝えていきたいというふうに考えます。
NHK:
今なおその元県民局長、竹内さんの名誉は傷つけられていると言えると思いますが、その点はどうお考えでしょうか。
知事:
竹内元県議におかれましては、亡くなられたことは大変残念で、心からお悔やみを申し上げたいというふうに思っていますね。
県政へのご尽力を、この間されていたことに対しても心から感謝申し上げたいというふうに思っています。
竹内元県議の様々なご指摘があるということだと思いますけど、やはり繰り返しになりますけども、SNSにおける誹謗中傷や、事実でないということを、発信するということは、やはりすべきではないということに変わりはありません。
NHK :
斎藤知事を擁護、そして批判で県民が割れてしまっている現状、どうやって解消していくのか、お考えをお聞かせください。
知事:
これはこれまで述べさせていただいたとおりで、SNSなどにおけるそういった誹謗中傷はやるべきではないとの呼びかけというものはしっかりさせていただくということは当然これからもやっていきます。
そして大事なのは、県民の皆さんが期待していただいているのは、やはり今回の万博もそうですけども、政策をしっかり前に進めていくということです。
当初予算も議会の協力を得まして成立しました。
県政は着実に前に進めているという状況ですので、こういったところを県民の皆さんに、やはりしっかりと県政を前に進めていく中で、様々な政策を着実に推進していくということが、私は期待いただいている一番大きなことですから、それをしっかりやっていくということが大事だというふうに考えています。
NHK:
そもそもこうした状況を解消する必要があると思っているのでしょうか。
知事:
政策をしっかり進めていくということが、県民の皆さんからの大きな期待ですので、それを着実に進めていますから、そういった意味では県民の皆さんの期待にこたえるように、私としては、令和7年度の当初予算も成立しましたし、そこはこれからもしっかりやっていきたいと思います。
朝日放送:
先ほどのハラスメント研修の件で確認だったんですけれども、去年6月の定例会見で、知事自身がハラスメントの研修を受けるという旨のお話をされていたと思うんですけども、それ以降から今日までまだ研修を受けられていないという認識で大丈夫ですか。
知事:
私個人としては、1度説明させていただきましたけども、厚生労働省のオンデマンドの研修を私としては受けてはいます。
朝日放送:
人事課がやっているような県での研修ではなくて、ご自身のプライベートでご自宅とかで受けられたということですか。
知事:
そうですね、はい。
それは、この場でもお伝えさせていただいています。
朝日放送:
すいません、それはちなみにいつ頃受けられたんですか。
知事:
ちょっと、今、手元にデータはないですけども、説明させていただいていると思いますので。
朝日放送:
わかりました。
現状、ゴールデンウィーク明けに研修を実施されるということでしょうか。
知事:
そうですね。
ゴールデンウィーク以降になると思います。
4月中はやはり新しい体制になって、まだやはり引き継ぎというか新しい業務の中で、幹部の皆さんもまだ落ち着いていないという状況にもありますので、5月以降になるというふうには伺っていますけども、具体的な日程というものは、やはりそこは調整した上で、決まっていくもんだというふうに考えていますね。
朝日放送:
職員の皆さんの立場からするとですね、管理職の皆さんが研修を早く受けられた方が安心して働けるかなとは思うんですけども、知事の方から人事課に対して、その日程調整を早くして欲しいというような働きかけというのはされていらっしゃるんですか。
知事:
それはもちろん、できるだけ早く、元々年度内という話もあった中で、人事課等もいろんな調整をする中で、年度内は難しいという状況もあったと思います。
ただ、講師であったりとかカリキュラムをどうするかということで、一定準備をしっかりやって、大事なのはこれから続けていくということだと思いますので、しっかり準備をして、然るべきタイミングで研修を実施するということは大事だと思っていますし、その旨の指示はさせていただいています。
産経新聞:
今日の総務常任委員会での総務部長の答弁で、3月5日の知事の元県民局長の懲戒処分事由を説明する中での、「倫理上極めて不適切なわいせつな文書を作成していた」という発言について、総務部長が今日の常任委員会で「特に説明する必要のない内容であった」というふうに答弁されていますけれども、重複しますけど、改めてどのような意図でそういう発言をされたのか教えてください。
知事:
私としては、もうこれまで述べさせていただいたとおりですね。
新たな局面にあのときになったんで、説明をさせていただいたということです。
もうこれまで説明させていただいたとおりです。
産経新聞:
総務部長は、特に説明する必要のない内容であったとおっしゃっていますけども、知事としては、そういうふうにあえて言う必要があったと思いますか。
知事:
私としては、あのときの状況、あのときの新たな局面ということで、説明をさせていただくということで、発言したという趣旨ですね。
総務部長がどのような経緯の中で、どのような全体の文脈の中でそのような発言をしたかというのを私は、承知はしていないですけども、私としては、これまで述べさせていただいたというとおりです。
産経新聞:
あと1点なんですけど、元総務部長の情報漏えいの疑惑に関してですが、昨年の百条委員会で知事が本人に事実確認をして、その方が否定したから「それを信じている」という発言をされていましたけど、疑いがある中、知事が何をもって信じるということにしたのか、その根拠を教えてください。
知事:
これもこれまで会見で述べさせていただいています。
本人がそういったことはしないというのをおっしゃったので、そうだというふうに捉えているということです。
産経新聞:
その信じている思いに今も変わりはないでしょうか。
知事:
今、調査が終わって、人事課の方が、これからの対応を検討しているところですから、そこを今精査されているということを待っているという状況です。
神戸新聞:
先ほどの3月5日の会見の件なんですけれども、総務部長から説明する必要のない内容だったという発言があったんですけれども、そのことに関して、撤回とか修正をされるお考えはないということでよろしかったですか。
知事:
私はこれまで述べさせていただいたとおりですね。
神戸新聞:
先日行われた宝塚市長選と伊丹市長選について伺いさせていただきたいんですけれども、伊丹市長選について、知事は中田さんの陣営に顔を出されたというふうに聞いているんですけども、一方で、宝塚市長選については大川さんの事務所に訪れたというふうに聞いているんですけれども、各陣営はこれは支援だというふうに受け止められていると思うんですけども、その訪れられた意図について、改めてお伺いさせてください。
知事:
プライベートのことになりますので、コメントは差し控えたいと思います。
神戸新聞:
選挙中に選挙事務所に訪れたということで、各陣営とも斎藤さんが来られたというような内容の発信をされているんですけども、それはプライベートなことに当たるんでしょうか。
知事:
少なくとも公務ではありませんので、私が休みをいただいた日にどのような対応、行動していたかということは、コメントは差し控えたいと思います。
神戸新聞:
これは、政務ではないんですか。
知事:
どのような対応を休みの日にしていたかということは、お答えは差し控えたいと思います。
神戸新聞:
各地方選で、4月に13個の選挙があったんですけれども、先ほどもありましたけども、市長選とか議員選で斎藤さんを支持する、支持しないというような主張を各候補とも繰り広げられてですね、兵庫県の中で分断が生まれているんじゃないかという指摘があるんですけども、そのことについて、兵庫県知事としてはどう思われますか。
知事:
選挙というものは民主主義の根幹で、各候補者、候補されようとされる方が、どのような主張をするかということは、それぞれの判断だというふうに思っていますね。
神戸新聞:
政党との距離感なんですけども、2月の定例会見のときは「私は無所属です」ということをおっしゃられたかと思うんですけども、1期目のときは「軸足は自民党だ」というふうにおっしゃられていたかと思うんですけども、改めて今回、大川さんのところで自民党とか維新の会が推すような候補者のところに顔を出されたというところで、改めて政党の立ち位置というのをお伺いさせてください。
知事:
私自身は無所属でどの政党にも所属はしていませんね。
県政を進めていく上で、県議会もそうですけども、政策に対する議論を各会派や各政党と議論を進めていくと。
その中で、協力いただけるところから、今回の当初予算もそうでしたけど、ご議決をいただけるように、協力いただけるように政策の議論を進めていくということが大事だと思っています。
神戸新聞:
各政党とも等距離で付き合うということでしょうか。
知事:
私は無所属ですので、県政を進めていくために、政策に対する議論含めて、しっかり各会派や各政党としていくということが大事だと思います。
朝日新聞:
3月5日の知事の会見の中でのご発言に関連しましてなんですが、今日の総務常任委員会では、議会の方から「懲戒事由はどこまで発表していいかは判例などで決まっているんじゃないか」というような指摘もありましたが、そうなんでしょうか。
そういう基準が、ちょっと調べ切れなかったんですが、基準があるようだったら教えていただきたいんですけど。
知事:
そこは、私がかつて発言させていただいたのは、もう先ほど来、産経新聞のご質問にもあったとおりに答えさせていただいています。
それ以外の説明の仕方については、人事課などに聞いていただければと思います。
読売テレビ:
元県民局長の懲戒処分についてお伺いをします。
停職3ヶ月の処分は、告発文書に書かれているパワーハラスメントに関する記載の部分も虚偽であるという前提で、当時行われています。
知事がパワーハラスメントを認められたことで、少なくともこのパワハラの部分については、県の認識としても処分の前提となる事実が変わったことになるのではないかと思います。
この点、処分の前提となる事実が、パワハラの部分について変わっていても、処分の見直しが必要ないと考えられる理由を教えてください。
知事:
3月26日の会見で述べさせていただいたとおりですね。
4つの非違行為をもって処分をさせていただいたということで説明させていただいていますので、そこは、その理由で処分をさせていただいたということで、私としては適切だったというふうに考えています。
読売テレビ:
今の知事のご説明にもあるとおり、その他の非違行為という点に関しては、第三者委員会も許されざる非行と指摘する部分もありますので、何らかの処分が最終的には必要になるんだろうということは思うんですけれども、このパワハラという前提の事実が変わっている中で、最終的な結論はどうなるか分かりませんが、このパワハラの事実、ここが変わっている中での、この処分、これをやはり見直すべきなのではないかなと思うんですが、それはいかがでしょうか。
知事:
それは記者さんのご意見としては、受け止めさせていただきますけども、私としては、誹謗中傷性の高い文書を、業務時間中に、職場のパソコンを使って作成していたということになりますので、懲戒処分の1つの事由として、認定させていただいたということは適切だったというふうに考えています。
読売テレビ:
パワハラの有る無し、パワハラに関する告発文書の内容が事実か否か、それにかかわらず、今回のこの停職3ヶ月の処分というのは適切だったというお考えだということですかね。
知事:
いずれにしましても、今回の元県民局長に対する懲戒処分というものは適切だったという考えに変わりはありません。
読売テレビ:
冒頭にありました記者会見の位置付けについてお伺いをしたいと思うんですけれども、この記者会見の場で記者の質問と知事からの回答というのが嚙み合わない場面というのが多く見られてきたかなと思います。
知事の自己評価として、この記者会見での質問に対して、適切な回答ができていると考えられているかどうか、教えてください。
知事:
ご質問については、私も自分が答えられる限り精一杯答えさせていただいています。
それは、受け手の方によって、十分ではないというふうに感じられる方もおられるかもしれないですけども、自分としては答えるべきことを精一杯お答えさせていただいていますので、それは、これからも努力していきたいというふうには考えています。
読売テレビ:
冒頭の質問で、記者会見の重要性というところで情報発信という点を挙げられていましたけれども、我々記者からのこの疑問点を解消していただく場という認識でもあるかなと思います。
この観点においての、記者会見の知事の中の位置付けといいますか、評価といいますか、そのあたりを伺えますでしょうか。
知事:
そういった意味で、今のご質問にも自分として答えられるべきところを精一杯お答えさせていただいていますね。
読売テレビ:
決して記者の質問に対して軽視をして答えているようなことではないということですかね。
知事:
それはもちろんないですね。
質問されたことに対して、自分が答えること、もちろんこれはご質問いただいた方からは、十分ではないと感じられる方もおられるとは思います。
そこは、これからも努力していきたいというふうに考えています。
読売テレビ:
最後になりますけれども、我々メディア側にも、今回告発文書を巡る問題で、批判を受けている部分もあるんですが、知事から見られて、この告発文書を巡るメディアの報道内容について、問題だと感じられていた部分が、もしありましたら教えてください。
知事:
これは、それぞれの新聞、テレビ、メディアの皆様が、取材をされながら、適宜、報道等をしてきたということですから、それはそれぞれの取材の中で、把握したことをやられたというふうに考えています。
読売新聞:
先週の9日に、県議会の代表者会議があったんですけれども、その中で第三者委員会について各会派の代表の方に見解を説明されたという報道がございました。
その議会の代表者会の中で、説明をしたというそういう事実があったということは間違いないでしょうか。
知事:
その件についてはですね、基本的に浜田議長などの方が主催を、ある意味された中で、私を呼んでいただいたということですので、そういった中でどういったことがあったっていうかの詳細については、私からというよりも、議会側、浜田議長などにもお伺いいただいた方がいいとは思いますね。
読売新聞:
代表者会に行かれたというところは、知事が行かれて説明されたということは事実としてあるということですよね。
知事:
代表者会ではないとは思いますけれども、そこは、一応そういった各会派の方が集まる場の中で、ざっくばらんに意見交換をしましょうという趣旨で、知事側と議会側の意思疎通を図っていくためにも、やったらいいんじゃないかという話で、お招きいただいたので、そこで、意見交換をしたということですね。
読売新聞:
その中で、内容については、というところもありましたけれども、改めて質問するんですが、第三者委員会の見解について、知事はどういうふうに説明されたか、教えていただけますか。
知事:
内容のやりとりの詳細については、私が、議会側の、議長側の仕切りの中でセットいただいたものですから、詳細については、浜田議長などに聞いていただいた方がいいとは思いますけれども。
私としては、いろんなやりとりの中で、第三者委員会などの対応については、真摯に受け止めていきますと。
考え方としては、3月26日に説明させていただいたという趣旨が、私としての考えです、ということを述べさせてはいただいています。
読売新聞:
確認なんですけど、議長から、コミュニケーションの場というものを用意されて、知事が行かれたというような経緯でよろしかったですね。
知事:
そうですね。
読売新聞:
今後、代表者の方には説明されましたけど、県議会の方に対して改めて説明する場というのは設けられる予定はありますか。
知事:
それはまたこれまで述べさせていただいていると思いますけれども、議会側とのこれからの対応については、議会側の意向も踏まえながら、どういうふうにしていくかっていうことは決まっていくと思います。
私としては、3月26日の会見で、述べさせていただいたということが、これはネットで中継もされていますし、県議会の方もその後の報道も含めて、把握されているというふうには認識していますし、私としての考え方は伝えたというふうには思っています。
読売新聞:
最後に1点だけすみません。
すでに何度も質問が出ているところなんですけれども、わいせつな文書という発言についてなんですが、当時は、新たな局面だったというところで発言されたというその発言の意図は、承知なんですけれども、そこからいろんな状況とかが変わっていて、今日、総務部長が「説明する必要のないものだった」というふうに、発言されています。
そういうふうな発言とかを踏まえても、今日やはりお考えを変えられない理由というのは何かあるんでしょうか。
知事:
これまで述べさせていただいたとおりです。
当時の百条委員会の報告書が議決された直後の場面で、新たな局面の中で、懲戒処分の取り扱いについてどうされるのかということを聞かれましたので、そこで私として説明をさせていただいたということで、対応としては、その時の対応でいるということですね。
毎日放送:
今のわいせつ文書発言に関連してなんですけれども、百条委員会の結論が出たという、その新たな局面でわいせつな文書という表現を使っていい根拠を教えてください。
知事:
これまで述べさせていただいているとおりです。
懲戒処分の取り扱いをどうされるのかというふうに聞かれましたので、勤務中に、業務と関係のない文書を作られたと。
その内容についてのコメントをさせていただいたということです。
毎日放送:
今も適切だったというふうにお考えだとおっしゃっていましたけれど、今、私の質問に答える中で、なぜわいせつという言葉を使わないんですか。
知事:
それは、どういった言葉で私が説明するかしないかというのは、私の判断でさせていただいています。
毎日放送:
一般的な感覚として正しいと思っているなら、それを貫かれたらいいのではないかと思うんですが。
知事:
そういったご指摘は受け止めたいと思います。
日経新聞:
トランプ政権の関税のお話で、県内でも中堅中小企業、大きな企業もいっぱいあると思うんですけれども、県として、例えば、知事を含めて対策会議を開くとか、そういう動きで、今、ご検討状況とかがもしあれば伺いたいと思うんですがいかがですか。
知事:
大変大事なご指摘だと思います。
やはり今、県内の企業を含めて、このトランプ関税における、やはりこの県内の経済、そしてものづくり中心とするこの兵庫県の産業に、どのような影響を与えつつあるのかということを皆さん注視していますし、それを心配されているというところですので、そういった対応というものがやはり大事だというふうに考えています。
県としては、すでに相談窓口については、外郭団体の方に設置をさせていただきました。
今、ご指摘の場についてはですね、今、対応をできるだけ早く設置できるように指示をさせていただいております。
具体的には、政労使会議のような形で、「政」としては我々知事をトップする県庁です。
そして、経営者側としては商工関係の団体だとか、経営者関係の団体などからなる、またおそらく金融機関も含めてだと思いますけれど、そういった場をできるだけ早く作らせていただいて、このトランプ関税の影響が、県内の中小企業にどのような影響を及ぼすのかということをしっかり確認をして、必要な対策をどのように講じていくべきかということを議論する場をですね、早ければ4月中には立ち上げたいということで、今、産業労働部の方には指示をさせていただいています。
日経新聞:
早ければ、4月中にそういう商工団体、企業側の団体、また金融機関も含むそれは多分、与信的な部分とか、金融支援の部分というところだったり、あとは県で言えば知事がトップになるというそういう団体というか、これは委員会ですか。
知事:
そういった名称は別ですけれど、そういった協議の場を作る方向で指示をしています。
サンテレビ:
昨日、防災庁の要望を出されたということについてお聞きしたいです。
昨日はその副大臣とはどういった話をされたんでしょうか。
知事:
昨日、防災庁設置の要望をさせていただきました。
県をトップとして、市町会、町村会などからも来ていただきました。
冒頭、要望書を手交させていただいて、防災庁設置についてはしっかりやっていただきたいということと、関西広域連合としても、関西にというふうに要望していますけれど、兵庫県としては、できればそれを兵庫県に防災庁の拠点にやはりこう来ていただきたいと。
できれば神戸の周辺ということを述べさせていただいたというのが要望の趣旨です。
その後、瀬戸副大臣と20分ほど、意見交換をさせていただきました。
私の方からは、兵庫県としては、これまで阪神・淡路大震災30年の復興の中で、人と未来防災センターをはじめ、三木のE-ディフェンスとかですね、そういった防災の専門人材を育成する機能であったり、あとは備蓄の拠点とか、そういったことをやってきましたと。
なので、やはりこれから南海トラフ地震が想定される中で、それから首都直下地震がありうるという中で、やはり国土の双眼構造を防災面で持つ意味でも、ぜひ関西、できれば兵庫に、拠点を設置していただくことがいいと思いますということを述べさせていただいています。
サンテレビ:
それに対して副大臣の反応、手応えといいますか、その辺は何かありましたでしょうか。
知事:
瀬戸副大臣も、兵庫県が震災以降そういった人と防災未来センターであったりとか、人材育成やいろんなことやっていただいたということはすごく認識していただいています。
そういった兵庫県の有する知見というものは、重くご理解をいただいていますので、私としては一定の手応えはあったというふうには考えています。
サンテレビ:
兵庫県に防災庁が来るメリットといいますか、その県にとってどういったことがもたらされるとお考えでしょうか。
知事:
もちろん兵庫県としての防災力を強化していく意味でも、国の機関が来るということは大変大きなことだと思いますし、これは国の機関ですから、一定のエリアのカバーが大切になってくるので、昨日も申し上げたんですけれど、兵庫県にもし設置されれば、これは関西だけじゃなくて、瀬戸内それから四国そういったところもやはり、支援のあり方としてカバーできるので、そういった兵庫県に設置されるメリットというものは、兵庫県だけじゃなくて、西日本にも及ぶものだということは、伝えさせていただいています。
サンテレビ:
今後、石破首相は6月に組織概要を示す方針はされていますけれど、それまでに兵庫県として何かアクションを起こすようなことってあるんでしょうか。
知事:
すでに関西広域連合で要望を1回されて、昨日私もさしていただいたので、一応、政府に対する要望としては、昨日が1つの節目だとは思っていますけれども、今後、政府の検討状況などに応じては、再び要望したりとか、兵庫県として視察を受入れるとか、そういったところはしっかりやっていきたいというふうに思っています。
時事通信:
先ほどの質問で、記者の質問に精一杯答えているとおっしゃっていた後に、次の質問で代表者会議では、ないけれども、議長含め一部の会派の人たちに、第三者委員会の説明をしたというようなことをおっしゃっていましたけれど、先週の会見の際には、議会に何か説明する機会はないのか、と問われたときに、予定はない、というようなことをおっしゃっていましたけれども、もうその時点では、議員の方たちに、一部の方ですが、説明をしていた、というところで、会見での発言が嘘だったんじゃないかと思ったんですが、いかがですか。
知事:
それは議長に聞いていただければいいと思います。
ざっくばらんな意見交換をするという、お話でしたので、その会自体も、非公表でやりましょうっていうふうに伝えられてましたんで、それを私の方からまずそういったことを言うということは、議長との意向を自分からそうじゃないことにしてしまう可能性もあるので、私の方からそこは伏せていたということで、何も隠そうとかそういった、今、ご指摘の嘘をつくという趣旨ではなくて、議長側のご意向を踏まえて、私からそれをこういった場があるということを述べさせていただくところは差し控えたということですので、そこはご理解いただきたいと思います。
時事通信:
いろいろ言い方はできたと思うんですけれども、もし、会見の場で嘘のようなことを言ってしまうと、それ以降、それ以前もですけれども、知事の発言が嘘っぽく聞こえてしまうということがあるので、そこは、やめていただきたいなというふうに思います。
知事:
ただ、今のところは、嘘をつくとか隠そうということじゃなくて、もう1回説明させていただくと、議長側が「この会については会を開くこと自体も含めて、非公表でやっていきましょう」というふうな、趣旨でやられていますので、それを私は尊重させていただいて、自分から実はこういうことがあるんですということは差し控えたということです。
ただ、そのあと、一部報道されましたので、そういったことで私の方からはコメントをさしていただいたということありますけども、何もおっしゃったように、隠そうとか嘘をつこうという趣旨ではないということは、お伝えしときますし、私としては、記者会見については、記者からの質問に精一杯答えさせていただくということでこれまでやらせていただいていますので、そこはご理解いただきたいというふうに思っています。
時事通信:
昨日、奥谷議員が立花氏から名誉毀損で訴えられた件で、立花さんが、訴えを取り下げて敗訴が決まったということがあったんですけれども、その際に、奥谷さんがコメントを発表されていて、立花氏が昨年の県知事選の期間中に、「私に関するデマを流布したことは揺るがない事実であることが確認された」というふうにコメントされていたんですけれども、知事選でデマを流されていて、知事がその追い風を受けて当選したということで、知事選の正当性について改めてどう思っているのか伺えればと思います。
知事:
去年の11月の知事選挙は、本当に私としてもゼロからのスタートでしたので、そこでこれは何度も会見でも述べさせていただいているとおり、17日間、街頭活動を含めて、自分の政策を精一杯伝えさせていただいたと、自分の思いを伝えさせていただいたというところです。
そこに、県民の皆さんから大きなご負託をいただいて、当選をさせていただいたということです。
しっかりと県民の負託にこたえられるように、県政を前に進めていきたいというふうに考えています。
ArcTimes:
先ほど来、3月5日の会見の際のわいせつな文書の発言について、縷々やりとりがありましたけれども、今日、総務部長が言ったとおりですね、総務部長は県の情報管理のトップであり、人事部門のトップでもあるわけですけれども、部門としてですね、その人が、懲戒事由については、詳細をしゃべらないというのは、これは名誉毀損にあたるからということで、これ一般的な法解釈として定着しているものです。
だからそういって総務部長は、特に言う必要はないと言ったわけですけれども、それを言われた後でも、知事はこれを撤回しないということをおっしゃっていましたが、知事自身もですね、わいせつな文書という言葉を、あれ以来使ってなくて自分自身は不適切であることが分かっているにもかかわらず、それを県の部局を代表する総務部長が言っても、それが不適切だったと思うとも言わずに、撤回をしないというのは、これは知事としてあまりにも唯我独尊的で、何ら部下の言うこと聞かない、法的な解釈をする人たちのことを聞かない、ということだと思うんですけれども、これでもなおですね、知事は下の知事部局の意見を聞かない、部門の意見を聞かない、責任者の意見を聞かずに、あの言葉については、わいせつな文書という言葉については、撤回しないんでしょうか。
まだ適切だと言い張るんでしょうか。
知事:
これまで、今日も含めて、述べさせていただいたとおりですね。
ArcTimes:
そこは変えないということなんですよね。
そういう知事の態度が、今回ですね、総合事務職の今年度の新規採用の人達の間で、150人のうち69人ですね、46%も辞退があった。
これはまさに兵庫県の未来の人材が半数近く、知事いいですか、辞退したというのは、私聞いたことないですし、異常なことだと思うんですが、これは未来の県政を大きく後退させるものだと思うんですけれども、知事はご自身の責任についてこれについてどう思っているのでしょうか。
知事:
今回、辞退率についてはSPIを含めた試験方法が変わったり、時期が変わったということ、それから、民間との競合とか含めて、そういった形になったんだというふうに思っていますけども。
いずれにしても、80人ですかね、そこの採用というものはしっかり来ていただいていることができています。
何よりもやはり、兵庫県という門戸を選んでいただいて、新たに兵庫県政を共に進めていくという方が来ていただいたということなので、4月1日にも述べさせていただいたと思いますけど、やはりしっかり研修や仕事の経験を踏んでですね、兵庫県政をこれからしっかり担っていただけるような人材として、成長していただきたいというふうに思っていますし、そのためのワークライフバランス含めた職場環境づくりというものは、しっかりやっていきたいというふうに思っています。
ArcTimes:
知事は、入ってくれた人には目を向けるけれども、辞退した人には目を向けない、自分の批判に対しては向き合わないということなんですか。
69人が辞退したことについて聞いています。
知事:
SPIであったり、いろんな採用のやり方が変わったとかですね、あとはいろんな民間企業との競合とか、いろんな要因があったんだとは思いますね。
ArcTimes:
ご自身の責任はないということですか。
そう認識しているんでしょうか。
知事:
先ほどお答えさせていただいたとおりです。
いずれにしても、兵庫県に入っていただいた、新たな新入職員に対しては、大いに期待をしたいというふうに思っています。
ArcTimes:
先ほど答えてないんですけれども、ご自身の責任について言ってないんですが、試験方法が変わったとか、民間企業の競合、私は聞いているのは、知事自身の責任です。
そこはどうでしょうか、そこは答えてないと思うんですが。
知事:
風通しの良い職場づくりをこれからしっかりしていくということが、私の責任の果たし方のひとつだというふうに思っています。
ArcTimes:
風通しのよい職場というところで、この間ずっと言ってきた研修を受ける、そして風通しのよい職場、2つでしたけれども、研修については、今、ゴールデンウィーク以降という話ですが、それは知事にとって、それだけ優先順位が低いんですね。
知事が明日やれと言えば、研修はすぐに成立すると思いますが。
去年の県民局長の告発文の際には、覚知して翌日には徹底的に調べてくれ、そして、その4日後にはPCが押収されているんですけれども、そういうスピード感で研修をやる、そういう優先順位に研修はないということでしょうか。
知事:
研修はすごく大事なことだと思っています。
日程とか研修内容とか研修時間とか、やっぱりしっかり準備をしていくということが大事だと思いますので、それを今、人事課などが、鋭意準備を進めていただいていると思いますので、準備が整い次第、しっかりと研修を受けていきたいというふうに思っています。
ArcTimes:
優先順位が低いと。
知事:
準備に今時間がかかっているということだと思います。
そこはご理解いただきたいと思いますけど、研修というものは、大変大事なことだと思っています。
ArcTimes:
最後に1点だけ。
この県内の、兵庫県の分断を収束させないのか、というNHKの質問に対して、全く原因についても答えずにですね、一般論を述べただけでしたけれども、知事が自らの支持者に対して、元県民局長や竹内元県議や奥谷委員長や丸尾県議に対する誹謗中傷やめてくれと、具体的に言えば、それは収束するのは明らかなんですけれども、それが分かっていても、どうしてもそれを言わない一般論で留める理由は、なぜなんでしょうか。
知事:
私は、先ほど来もそうですが、ずっと述べさせていただいていますね。
メールやSNSによる心ない誹謗中傷というものはやはり人の心を傷つけますし、あのときには人の命を奪うこともある、決して許されない行動だと。
これはSNSを使うすべての方々にお伝えしたいと思っています。
ArcTimes:
知事はそうやって、自らに対する批判的な勢力に対しては、必ずそういう一般論でしか答えずにずっと来ていて、それが犬笛になっているわけですけれども、知事は自らに反対する人たちについては、命を落としても構わないと思っているということなんでしょうか。
敵に対しては、命を落としても構わないと知事は思っているんでしょうか。
知事:
それは、命を落とすことはあってはならないとは思いますね。
ArcTimes:
では、なぜ具体的に、そういう批判を止めるように言わないんでしょうか。
知事:
SNSやメールにおける心ない誹謗中傷というものは、やはりやるべきではない、ということをお伝えしていますね。
フリー記者A:
2点お伺いしたいです。
今日の記者会見の中でも再確認されたんですが、知事は、去年6月頃に厚生労働省のオンデマンドの研修を受けておられるということで、確かに、昨年の7月4日でしたか、記者会見で記者とのやりとりの中でも、先日、オンデマンドで研修を受けたと、自分で検索して動画を見つけてきたと、受けられた研修が「職場におけるハラスメント対策事業者向け」というやつと、「職場におけるハラスメント対策、事例判例紹介編、社労士向け」というやつの2点であるということが、昨年7月4日の記者会見のやりとりの中でも残っています。
僕も、これ拝見しました。
とてもいい動画で、パワハラについて僕も学習することができました。
知事この動画の内容覚えておられますか。
知事:
もう7月になりますので、詳細までは、今詳細を述べろというと、ちょっとそこは自信ないですけども、事業者としてのあり方、そしてそういったものがあった研修だというふうに認識しています。
フリー記者A:
研修の内容を、1年経ってないのに覚えてないとすると、風通しの良い職場づくりをどうやってやるんですか。
知事:
先ほど来、述べさせていただいているとおり、今、研修について、人事課で準備をさせていただいていますので、しっかり受けるとともに、幹部との意見交換の場とか、そういったものをしっかりこれからもやっていくということで、風通しのよい職場を作っていく、ということをやっていきたいと思っています。
フリー記者A:
以前受けた研修の内容を10ヶ月で忘れておられる人が、次の研修をどれぐらい覚えておられるんですか。
知事:
私としては、研修をしっかり定期的に、これは人事課のやる研修は、定期的にやるのか。
フリー記者A:
人事課の事務方の方で結構なんでお答えいただきたいんですけど、日程調整中ということは、講師は決まっているということですか。
知事:
そこも含めて調整中です。
職員:
講師の方については、お願いしたいような方については候補としてはあります。
フリー記者A:
候補としてあるけれど、まだ決定はしないってことですね。
職員:
はい。
研修の内容ですね。
それから実施時期、それから研修内容に応じてどれぐらいの時間の研修が必要かというのを、充実した内容になるように、今、調整をしているというところでございます。
フリー記者A:
わかりました。
申し訳ないですが、昨年7月のこのビデオの研修を受けたというとこでのやりとりは、極めて重要なので、確認させていただきたいんですが。
会見の中で知事はですね、特に客観的な評価が大切な問題になるというふうに研修で学んだと。
業務上の必要性の有無、何のためにそのような注意をしたのかという理由の客観的な第三者による分析が大事だということも、検証の中で指摘されていました、というふうにおっしゃっています。
実際、僕もビデオ見て、そうビデオの中で言っています。
それについて知事はですね、私自身もそれを受けてそういった調査がこれから百条委員会などでされることが重要だと思っていますと、おっしゃっています。
百条委員会、第三者委員会で、知事のパワハラが認定されました。
その研修の内容を踏まえて、あなたのパワハラが認定されたことをどう受け止めますか。
知事:
はい。
第三者委員会としての認定については、重く受け止めたいというふうに思っています。
フリー記者A:
認定については。
知事:
重く受け止めたいと思っていますね。
その上で風通しの良い職場づくりに向けて、先ほど来、申し上げていますとおり、研修をしっかり受けたり、あとは、幹部職員との意見交換の場を、幹部職員だけじゃなくて、そういった意見交換の場をですね、充実させるなどして、私自身もそういった職場づくりを作っていきたいというふうに思っています。
フリー記者A:
分かりました。
ごめんなさい、とても大事なので。
「職場におけるハラスメント対策事例判例紹介編」という動画なんですけど、第3の画面には、こういうスライドがあるんですね。
行為者の反省の態度を、評価者は見るべきである。
処分にあたっては、ハラスメント行為に対する企業全体としての姿勢が問われる。
行為者の前職等を含めた過去の処分歴や既往歴を判断する必要がある。
そして、最も大切な時ごとに、被害者の心身の状況、被害の程度を反省すべきであるということが言われています。
あなたがもしこの研修から学んだとすれば、この動画の内容と、あなたが今とっている態度は整合性あると言えますかね。
知事:
ご指摘は真摯に受け止めたいと思います。
フリー記者A:
あなたにとって研修って何ですかね。
知事:
本当に大事な、組織マネジメント含めてですね、良いパフォーマンスが発揮できる県庁組織を作っていくために、私自身も受けるべきことで、大事なことだというふうに思っています。
フリー記者A:
人事課の事務方の人は、早く日程調整したってくださいね。
本人やる気ないみたいだから。
知事:
しっかり研修を受けていきたいというふうに思っております。
ご指摘は真摯に受け止めます。
フリー記者B:
精一杯、質問に答えていただけるということなので、今日聞いていて全く答えになっていないな、と思ったことを重ねて伺います。
NHKが伺っていた質問でしたけども、なぜこの誹謗中傷や、こういう事態が収束しないのかっていう質問でした。
それに対して、斎藤知事は、誹謗中傷はいけないという一般論を述べておられるんですけども、その言い方をずっと繰り返している間に、抑止効果があるどころか、誹謗中傷であるとか、あるいは、殺害予告のメールがいろんなところに広がっていっています。
なぜ、そのようなことが起こっているというふうに捉えていますか。
一般論だったらいりません。
知事:
先ほどNHKの方に答えています。
フリー記者B:
それに答えていないから、今重ねて聞いています。
知事:
ただ、私の考え方としては、それを述べさせていただいたと。
これは私が十分じゃないというふうにおっしゃられるかもしれないですけど、精一杯答えさせていただいている答えですね。
フリー記者B:
なぜですかと聞かれて、誹謗中傷はいけないですっていうのが、これ問答になっていますか。
知事:
ですから、世の中、民主主義ですから、いろんな考え方、そして多様な意見というものをやはり交わすということは大事なことだと思いますけど、それがやはり誹謗中傷であったりとか、そういったものになってはいけない、ということですから、そういったことはしてはならないということをこれからも伝えていきたいと思いますし、そういったことができるだけないような、そういった社会づくりに向けて、兵庫県としてもしっかりやっていきたい、というふうに思っています。
フリー記者B:
殺害予告っていうのも様々な意見の1つとして許容されるべきだというふうに考えているってことですか。
知事:
それは許容してはならないですね、あってはならないと思います。
フリー記者B:
なぜそういうことが起こっているか、ということを聞いています。
知事:
だから、そういったことをやられるということはよくないですし、場合によっては、そういったものは、誹謗中傷については名誉毀損であったりとか、殺害予告については、刑事的な対応にもなると思いますので、それはしてはならないということはお伝えしなきゃいけないですし、そういったことがないように、これからも、SNSにおける利用についての注意ですね、そういったことをしていくことが大事だと思っています。
フリー記者B:
もう1つ、NHKの質問の中にあった、竹内元県議について、文書の黒幕であったというような話があったということについて、どのような情報が出回ってきたか、ご存じないというふうにおっしゃっていました。
知事:
そうですね。
フリー記者B:
昨年12月25日の百条委員会で、増山県議の質問に対して、片山元副知事が、竹内元県議の名前を出して、あくまで疑惑だと言いながら、その件についても、かなりはっきり言及されています。
その経緯っていうのすらご存じないということですか。
百条委員会のやりとりを見ていないということなんですか。
知事:
百条委員会については、私自身もすべてを把握しているわけじゃないですし、自分自身が証言として出ましたから、そこの対応にやはり専念をしていたというところですね。
自分としては、それを精一杯やっていたというところです。
フリー記者B:
時事通信だと思いますけども、立花氏のですね、デマの追い風を受けて、当選した知事選の正当性についてどう思いますか、という質問でした。
それに対しても、政策を進めることが云々という、全く答えになっていないことをおっしゃっていました。
改めて、ご自身の当選した県知事選のその正当性についてどう思いますか。
知事:
それは、選挙は民主主義にとって大事なことです。
私自身は、街頭活動などを通じて政策を訴えた結果として111万票を得ました。
フリー記者B:
デマの追い風はなかったというふうに、認識しているということですかね。
知事:
記者のご指摘はご指摘として、聞きますけども、私としては、自分が伝えるべきことをしっかり伝えさせていただいて、そこで有権者の皆様が投票行動というもので判断していただいたということで、これは大変重いものだというふうに思っています。
フリー記者B:
正当であったということですね、ご認識としては。
選挙結果として。
知事:
今、申し上げたとおりです
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