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週報2026年第37週(2026年9月7日~9月13日)
インフルエンザの定点あたり患者数は、今週3.20人(先週1.75人)と増加しました。地域的には、宝塚保健所管内で注意報レベル基準値(定点あたり患者数10.0人)以上となっています。
社会福祉施設等においては、今週1件(先週1件)の集団発生が報告されています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。
新型コロナウイルス感染症の定点あたり患者数は、今週1.98人(先週1.65人)と増加しました。
地域別では宝塚保健所管内が4.67人と最も多く、朝来保健所管内4.33人、丹波保健所管内3.33人となっています。
社会福祉施設等においては、今週3件(先週0件)の集団発生が報告されています。
県民の皆様には、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願いします。
RSウイルス感染症の定点あたり患者数は、今週1.03人(先週0.76人)と増加しました。
基幹定点把握対象感染症の罹患数(※括弧内は定点あたりの患者数)
無菌性髄膜炎 6人(0.43人)、マイコプラズマ肺炎 5人(0.36人)
腸管出血性大腸菌感染症は、今週8人の報告があり、今年の累積患者数は82人となりました。
肉・レバーなどの食品はよく加熱し、生食は控える、箸を使い分ける、普段から手洗いを励行するなどの感染予防が大切です。溶血性尿毒症症候群(HUS)等の重篤な合併症を発症しやすい小児・高齢者は特に注意が必要です。
インフルエンザとは
インフルエンザはウイルスによる感染症で、発熱、頭痛、だるさ、筋肉痛・関節痛、咳や鼻水などの症状がみられます。多くの子どもは1週間程度で自然に回復することが多いですが、まれに心筋炎や脳症などの重い合併症を引き起こすことがあります。「インフルエンザだから」と自己判断せず、呼吸が苦しそう、顔色が悪い、水分がとれない、反応が鈍い、けいれんが続く・繰り返す、普段と異なる言動がみられるなど、いつもと違う様子がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
おうちでのケア
食欲がないときは無理に食べさせず、水分を少量ずつこまめに摂りましょう。食べられそうであれば、おかゆ、うどん、スープ、ゼリーなど食べやすいものを少しずつ摂りましょう。特に発熱から2日間は異常行動がみられることがあるため、子どもを一人にさせず、窓や玄関を施錠するなど、転落や飛び出しにも注意しましょう。
感染を広げないために
咳やくしゃみがある時は、咳エチケットを心がけましょう。また、鼻をかんだ後などには手洗いを行いましょう。インフルエンザワクチンの接種は、一定程度、発症や重症化を予防する効果が期待できます。
保育所・学校はいつから?
出席停止期間は原則として「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」です。
地域の医療を守るために
インフルエンザは、一人ひとりの健康だけでなく、地域医療にも影響を及ぼします。流行期には短期間に多くの患者が受診するため、外来や救急医療機関に混雑が生じることがあり、緊急性の高い患者への医療提供に影響を及ぼすおそれがあります。そのため、手洗い、咳エチケット、ワクチン接種など、一人ひとりが感染を広げない行動をとることは、自分や家族だけでなく、地域の医療を守ることにもつながります。
兵庫県立こども病院、感染対策部、新谷看護師、笠井医師
2026年第36週掲載
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