更新日:2022年5月12日

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子ども・青少年

学校生活のことで悩んでいるように見えるが、親にも先生にも打ち明ける様子がない。

  • 学校へ行きたがらない。外出しない。元気がない。
  • 急に成績が下がる。
  • 「死にたい」と口走る。
  • アイドルや芸能人の自殺のニュースに強い関心を持つ。
  • 「死んでも生まれ変われる」など話す。
  • 微熱や下痢、食欲不振など、原因不明の身体の不調が続いている。
  • ちょっとしたことで怒り、親や物に当たる。暴言、暴力がある。
  • 手首を切る(リストカット)など、自分の身体を傷つける。
  • 自分を大切にしない行動(拒食、シンナー、家出など)がある。

 

近年、子どもや青少年を取り巻く家庭や学校、社会的環境は、親とその子どもの世代では、かなり異なってきています。また、思春期は誰もが「親から自立しなければならないが依存もしていたい」という葛藤を多かれ少なかれ抱える時期です。心が発達していく自然な過程の中で不登校やいじめ、暴力やひきこもりの問題が起こる場合があります。さらに、このような時期は神経症や精神病などの疾患が発症しやすい時期にも重なります。

 

本人は、学校に行くことや友人との付き合いが嫌になったり、そのことを親や先生に相談できなかったり、とてもつらい思いを抱えています。親としては、元気に友人と過ごしてほしい、学校にきちんと行ってほしい、との思いから「~したら」「~しなさい」など口うるさく意見をしがちです。
まずは本人のSOSに耳を傾けてみましょう。

 
また、本人がいじめなどの被害者である場合、仕返しは何より怖く感じられ、これまで受けたいじめがひどいほど心や身体に恐怖感がしみついてしまい、近所への外出や学校に近づくこともままならなくなります。「がんばれ」「やり返して来い」といった周囲からの励ましは、時として「自分が弱いから悪いんだ」と自分自身を責める気持ちにつながってしまいます。


死にたいくらいに悩んでいるときにそこから逃げることは、自分を守るための当然の反応です。まず一度、つらい環境から離れて落ち着いて考えてみることで、色々な解決方法があることに気づくこともあります。一時学校を休むことも、けっして甘えや怠けではなく、本人にとって必要な休息期間なのです。

対応例

「あなたが大切」という気持ちを本人にきちんと伝える。

  • 登校や外出を無理強いしない。
  • 担任の先生、校長先生、教育委員会などに現状を話し、対応を検討する。
  • スクールカウンセラーや医療機関のカウンセリングなどを活用する。
  • いじめなどの状況の改善が見込めなければ、転校も考慮する。
  • 心身の不調やリストカットなどの自傷行為が認められるときは、医療機関を受診する。
  • 他者からの暴力などの被害を受けていたり、家庭内での親への暴力行為などがあれば、警察に届け、問題を家庭内で抱え込まない。

お問い合わせ

部署名:福祉部 障害福祉課

電話:078-341-7711(代)

内線:3091

FAX:078-362-3911

Eメール:shougaika@pref.hyogo.lg.jp

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