令和7年度当初予算の概要

• 阪神・淡路大震災から30年。大阪・関西万博の開催、神戸空港の国際化など、私たちは時代の大きな転換点を迎えています。
• 今こそ、創造的復興の経験と教訓を生かし、どこよりも安全安心で、夢や活力にあふれ、新たな躍動が広がる兵庫の実現をめざします。
• このため、令和7年度予算は、安全安心を確かなものとし、一人ひとりが尊重される「誰も取り残さない安全安心な兵庫」、若者が夢や希望に向かって挑戦できる「若者が輝く兵庫」、時代の転換点にあって、新たな時代を創る力を生み出す「活力がわきあがる兵庫」の3つの柱と、それを支える「県政運営基盤の構築」を重点に編成しました。
• 新たな躍動が広がる兵庫、次のステージへ。県民の皆様と手を携えながら、新たな一歩を踏み出します。

兵庫県知事　齋藤　元彦

安全安心を確かなものとし、一人ひとりが尊重される「誰も取り残さない安全安心な兵庫」の実現をめざす。

• 創造的復興サミットの開催
• 能登半島地震を踏まえた災害対応力強化（低軌道衛星通信（スターリンク）のモデル導入、トイレカーのモデル整備、耐震シェルターの設置支援等）
• 救急安⼼センター事業（＃7119）の全県展開
• 兵庫県感染症対策センター（仮称）の設置
• 特殊詐欺を疑似体験する体験型講習会の開催
• 既存電話機に設置する外付け自動録音機の配付
• 「不登校児童生徒支援員」の配置支援の拡充　等

若者が夢や希望に向かって挑戦できる「若者が輝く兵庫」の実現をめざす。

「学びやすい兵庫」

• 県立大学の授業料等を段階的に無償化（事業費を安定的に確保するため50億円の基金を創設）
• 奨学金の返済支援
• 県立高校ふるさと共創プロジェクト
• HYOGOグローバルリーダー育成プロジェクト（「海外武者修行」応援プロジェクト等）
• 教育投資の充実（県立学校の部活動等応援、学校グラウンドの芝生化等）　等

「子どもを産み育てやすい兵庫」

• 不妊治療の経済的負担の軽減（対象医療機関を隣接府県まで拡大）
• 産後ケアの充実
• 学びの場・遊びの場プロジェクト
• 保育所等の支援充実（食物アレルギー児への対応等）　等

「住みやすい兵庫」

• 県営住宅の供給・入居促進（子育て世帯向けリノベーション、わんぱく広場の設置等）　等

「働きやすい兵庫」

• 外国人雇用に関する企業認定制度の創設
• 理系人材の育成
• 大学生等の県内就職促進（参加者のニーズに応じたインターンシップ）　等

時代の転換点にあって、新たな時代を創る力を生み出す「活力がわきあがる兵庫」の実現をめざす。

• ひょうごフィールドパビリオンの展開（戦略的プロモーション、万博後の継続も見据えた磨き上げ）
• 万博会場での魅力発信（「兵庫県ゾーン」・ひょうごEXPO TERMINALでの展示運営）
• HYOGOスポーツコミッション（仮称）の設立に向けた検討
• 段階に応じたスタートアップ支援（若者支援、ものづくり支援、成長支援）
• 地域創生コラボレーションプロジェクト
• 「農村RMO」の創出・活動支援
• ペロブスカイト太陽電池を活用した営農型太陽光発電の実証
• ツキノワグマ総合対策（出没防止対策等）
• エリアマネジメントによる空き家再生　等

新たな躍動が広がる兵庫の実現を目指した取り組みを推進するため、足腰の強い行財政基盤をつくる。

• 新庁舎整備・本庁舎再編（基本構想・基本計画の策定等）
• ​​​​​ファンドレイジングの推進　等