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更新日:2017年12月25日

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下水道でよみがえった水辺

揖保川

下水道の整備が進み参加者が増えた「イカダ下り大会」

全国でワースト3~5位と不名誉な記録を続けていた揖保川の水質が、「揖保川流域下水道」による皮革排水の全量受け入れを達成(平成6年・1994)した翌年、近畿地方でベスト2位に躍進しました。また、40数年ぶりに天然アユの姿も確認され、清流「揖保川」の復活を強く印象づけました。さらに、地元団体 主催の「釣り大会」「イカダ下り」が年々盛大になるなど、親水性の回復を果たしています。
瀬戸内海に注ぐ、兵庫県の代表的な一級河川である揖保川は、生活排水のみならず、皮革等の地場産業からの排水で汚濁がすすんだため、兵庫県では「普及率 の向上」と「河川環境の改善」を旗印に、流域下水道の整備を積極的にすすめてきました。

八家川

清流が復活した八家川の河口部にはヨットハーバーも完成

水質が悪化し「死の川」の様相を見せていた八家川の水質が飛躍的に改善され、「ボラ」や「小魚」が群泳するまでになりました。この清流復活にあわせて、河口にはヨットハーバーも完成しました。
姫路市は、地場産業として皮革産業が古くから盛んで、この八家川流域においても多数立地しています。昭和50年代後半までは、生活排水と皮革排水が流れ込みヘドロの堆積等で水質が汚濁、悪臭を放っていました。
昭和58年(1983)に皮革排水を下水道に接続・完了後、一般汚水の面整備も積極的にすすめ、清流の復活にこぎつけました。

庄下川

庄下川水まつりの船だんじり

庄下川に「魚」と「まつり」がかえってきました。下水道の整備や川のしゅんせつによって河川の水質が大幅に改善され、魚が帰ってきたことを機に、庄下川を「ふるさとの川」と名付け、階段や木製デッキ等を設け、親水空間を創り出しました。
河川の環境保全については、尼崎市民と行政が一体となり協働作業として取り組んでいます。平成6年(1994)にはよみがえった川に市民が集い、「庄下川水まつり」が開かれ、夏の伝統行事である「船だんじり」も復活をみました。
尼崎市は昭和28年(1953)に下水道事業に着手、とくに昭和53年(1978)年以降は最重点施策として推進し、現在では、ほぼ100%の整備を完了しています。

人工島のせせらぎ

高度処理水を利用した池やせせらぎ

神戸市では、「地球環境を守り育てる下水道」をめざして、良好な水循環の再生に取り組んでいます。人工島であるポートアイランドの公園には、ポートアイランド処理場の高度処理水を利用した「せせらぎ」や「池」を創設。また、明石海峡大橋を望む垂水処理場の上部には、芝生広場と高度処理水を利用したせせらぎや噴水池などを設け、都市空間に水と緑のオアシスを創り出しています。
これらせせらぎや噴水池の周囲には、四季折々の草花が見られ、水辺とともに季節の変化を楽しむことができ、市民に「やすらぎと憩いの場」として親しまれています。

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