更新日:2025年2月1日

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令和7年2月局長メッセージ(北播磨県民局長 成田 徹一)

祝!山田錦日本農業遺産認定

「気候風土を活かした酒米「山田錦」生産システム(兵庫県北播磨・六甲山北部地域)」が1月24日、日本農業遺産に認定されました。

兵庫県北播磨・六甲山北部地域とは、北播磨の5市1町と神戸市、三田市、猪名川町です。

この地域は「酒米買うなら土地見て買え」といわれるほど酒米生産に適した気候と土壌です。北部にそびえる北播磨地域の山々と南部の六甲山に囲まれており、都市化が進むなかで清酒の歴史とともに残る貴重な酒米の産地です。

山田錦の酒米の品種特性を維持した種子が供給されているのは、日本のなかでこの地域のみです。

認定された地域全体が、最高品質の山田錦が生産される特A地域です。特A地域は、さらにa,b,cの区分により格付けされます。吉川町、加東市などは山田錦最高ランクの特A-aに格付けされており、生産される山田錦は別格です。

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<兵庫県北播磨・六甲山北部地域>

「倒して倒さず」

稲の生育には十分な日照や豊富な水、その水の適切な管理が必要です。日照不足や水分過多になると稲が細く長く伸びすぎてしまいます。伸びすぎた稲は風の影響を受け倒れやすくなります。

適切な水の管理や酒米の品質確保のための肥料の開発など、生産者の技と情熱により山田錦の収穫時期には、稲穂の成熟により倒れる寸前まで頭(こうべ)を垂れているが倒れていない田園風景が広がります。

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<倒れる寸前まで登熟させ収穫>

 

山田錦を含めた地域の魅力発信拠点であった「山田錦の館」(旧吉川町)が、生まれ変わります。従来の「山田錦の館」の機能を強化し、五感に訴える施設をコンセプトに、展示物にちなむ商品の販売や、山田錦や地域の歴史・風土、特産品のストーリーの展示など、マルシェ・ミュージアムとして4月22日道の駅「よかわ」内にリニューアルオープンします。

自然環境の山、田の字は人々の活動、下のしめ縄は錦で、歴史・文化を示しています。また、しめ縄は山々の麓に東西に長く広がっている兵庫県北播磨・六甲山北部地域も表現しています。

 

山田錦生産システムのシンボルマーク
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自然環境の山、田の字は人々の活動、下のしめ縄は錦で、歴史・文化を示しています。また、しめ縄は山々の麓に東西に長く広がっている兵庫県北播磨・六甲山北部地域も表現しています。

 

山田錦は、ひょうごフィールドパビリオンのプログラムに数多く選定されています。
SDGs体験型地域プログラム紹介:ひょうごフィールドパビリオン (expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp)

多可町の山田錦
科学と有機を掛け合わせ ~シリーズ「多可町の山田錦」 地域商社RAKU / 地域の資源を活かし、街に賑わいを。 (raku-taka.com)

 

               

北播磨県民局長 成田 徹一

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