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更新日:2025年7月10日

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有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について

有機フッ素化合物とは

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、一万種類以上の物質があるとされています。PFASの中には、撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の物性を示すものがあり、撥水・撥油剤、界面活性剤、半導体用反射防止剤等の幅広い用途で使用されています。

PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。PFOSは、半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOAは、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに主に使われてきました。PFOS、PFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、北極圏などを含め世界中に広く残留しています。

有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)に関連する情報について

河川、地下水など環境調査に関すること

PFASのうちPFOS及びPFOAについては、令和2年5月から環境省の通知により要監視項目に指定されています。兵庫県では、国や市町と連携し、令和3年度から公共用水域でこれらの物質の常時監視を行っています。

(詳細は「ひょうごの環境」(外部サイトへリンク)

水道水質に関すること

水道水質については、水道法において水質基準が定められており、その基準に適合した水を供給することとされています。

(詳細は「水道の安全確保などについて」

健康に関すること

人の身体への影響については、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか、まだ確定的な知見はなく、国において知見の収集が進められています。現在、国内においてPFOS・PFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。

農産物に関すること

現在土壌や農作物(米、野菜等)に関するPFASの指針値等は定められておりません。また、農林水産省では、農業環境から農産物へのPFAS移行、蓄積等に関する研究を進めており、現在知見を集積しているところです。

(詳細は「食品中のPFASに関する情報」(外部サイトへリンク)

国おける検討状況など

PFOS、PFOAやその他のPFASについて、国において、国内外の最新の科学的知見や国際的な動向等を踏まえ、専門家会議で各種検討が進められています。

(詳細は「有機フッ素化合物(PFAS)について」(外部サイトへリンク)

各種お問い合わせ先

河川、地下水などの環境調査(常時監視)に関すること

神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、加古川市、宝塚市内の調査結果に関すること

→各市役所環境部局

上記7市以外の県内市町での調査に関すること

→兵庫県環境部水大気課(内線79465)

水道水質に関すること

すべての県内市町

→各市町水道部局(兵庫県/各市町の水道について

県浄水場(多田、三田、神出、船津)

→兵庫県企業庁水道課(兵庫県/水質管理センター)(078-362-9377)

健康に関すること

神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市にお住まいの方

→各市役所(保健所)

上記5市以外の県内市町にお住まいの方

→兵庫県保健医療部疾病対策課(内線73913)

農作物に関すること

→兵庫県農林水産部農業改良課(内線79387)