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1925年5月に発生した北但大震災(M6.8、全焼1,712戸、全壊826戸、死者420人)で被害を受けた豊岡市中心市街地では、復興に際し、道路幅の拡大や鉄筋コンクリート造の耐火建築物の促進に取り組み、地震・火災に強いまちづくりが進められました。現在でも大開通りや宵田通りでは、当時復興された建築物が数多く残っており、当時のまちなみを体験することができます。
但馬県民局では令和6年4月、まち歩きをより楽しんでもらえるよう、いつでもどこでも見られる“デジタルマップ”とスタンプ台紙を兼ねた“フォルダーマップ”を作成しました!
次のお休みには、スマホを片手に、ふだん見慣れたまちなみを歩いてみませんか?
令和6年5月23日に北但大震災99年メモリアル「豊岡に遺る復興の記憶」というテーマのセミナーとまち歩きマップ&デジタルマップを使ったまち歩きスタンプラリーイベントを開催しました。多くの方にご参加いただき、大開通り周辺はとてもにぎわいました。
令和6年9月13日から9月23日までまち歩きマップ&デジタルマップを使ったまち歩きスタンプラリーイベントを開催しました。豊岡演劇祭との同時開催により、多くの方に豊岡復興建築群を周知する良い機会になりました!
令和7年度も引き続きイベントを開催する予定ですので、ぜひご参加ください!
県では、令和3年度より景観遺産登録制度を実施しています。この制度では、地域特有の景観や、歴史的・文化的背景を有する景観を「景観遺産」として登録し、情報発信や活用支援等を通じて、ふるさと意識の啓発、地域の活性化に繋げます。
このたび豊岡復興建築群の一部が「豊岡震災復興遺産」として景観遺産に登録されました!
「豊岡中心部では北但大震災(1925年(大正14年))からの復興期に建築された鉄筋コンクリート造(RC造)建築物や木造防火建築物の多くがまちなみとして残っており、北但大震災の2年前に発災した関東大震災後の復興遺産の多くが消失したことを踏まえると、希少性が高く、震災からの復興を今でもよく伝える重要な遺産である。」ことが評価され、登録にいたりました。
今回登録されたのは下の図に記載されている8件です。登録内容の詳細は、都市政策課の「景観遺産一覧(別ウィンドウで開きます)」に掲載されています。
このたび但馬県民局では、景観遺産の登録を記念し豊岡のまちの更なる発展を祈念するプレートを作成しました。
令和7年2月18日には登録建築物の所有者の方々への贈呈と設置作業を行う「贈呈・設置式」を開催しました。県民局長から建物所有者へプレートを贈呈し、その場で但馬技術大学校建築工学科生に設置作業を行っていただきました。当日、ご協力いただきました皆様ありがとうございました。
このプレートが、今後永きにわたって多くの人の目に触れ、みなさまに北但大震災からの復興の歴史、人々やまちなみに思いを馳せていただきたいと願っています。
お問い合わせ
部署名:但馬県民局 豊岡土木事務所 まちづくり建築第1課、第2課
電話:0796-26-3756/0796-26-3757
内線:555/552
FAX:0796-24-5593