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更新日:2024年12月10日
令和6年12月10日配付
文教常任委員会付託
障害児の豊かな教育のための条件整備を求める件
1 受理番号 第34号
2 受理年月日 令和6年12月3日
3 紹介議員 久保田 けんじ 丸 尾 ま き
4 請願の要旨
兵庫県には28校(2024年度)の県立の特別支援学校があり、障害のある多くの子どもが学んでいる。私たちは、障害があっても生まれ育った地域でともに学べるインクルーシブ教育の浸透を望んでいるが、特別支援学校への入学希望者は増え続け、この10年で1.2倍の人数になった。兵庫県も学校の新設を進めているが、いまだ教室不足で日々の学習に困る事態が進んでいる。また、設置から40年以上経過した学校では雨漏り、壁の破損など老朽化が深刻である。トイレも和式が多く使いにくく困っている。健康への配慮が必要な子どもが多いのに体育館には冷暖房がなく、猛暑や極寒の中、危険な状態である。
教職員不足も深刻である。不十分なICT環境でデジタル化を拙速に求められ、仕事量は増える一方、国の定める定数は20年変わらず余裕が全くない人数であるため、子どもの教育にも支障を来たしている。県下広い地域からいろいろな障害のある子どもが入学してくるため、スクールバスの十分な配置や通学保障のみならず教育的な意義からも、寄宿舎の充実も必要である。
ついては、障害のある子どもが安全に、そして笑顔で学ぶための条件整備のさらなる充実を求める。
よって、下記事項を要望する。
記
1 雨漏りがひどい、トイレの様式が古いなど、古くて不便な施設設備を改善すること。
2 教室や運動スペースの不足で学習に支障を来たしているため、改善すること。
3 教員不足が深刻である。地域の小中学校も含めて十分に配置され、過重になっている仕事量を減らすこと。
また、国に定数法の見直しを意見すること。
4 医療的ケアの必要な子どもも含めて、希望する子どもがみんなスクールバスに乗れるようにすること。
5 寄宿舎を充実すること。
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