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更新日:2024年2月1日

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多様な性への理解を深めるために

県では、「誰も取り残されない社会」をめざし、年齢、性別、障害の有無、国籍などに関わりなく、一人ひとりの個性が大切にされる社会に向けた取組を推進しています。
「性」のあり方には、「身体の性」以外にも、しぐさや言葉づかい、好きになる性別など、人の数だけバリエーションがあります。
一方で、異性間の恋愛が当たり前といった固定観念が未だに存在し、性的マイノリティであることを理由とする偏見や差別により、苦しんでいる人々がいます。
性的マイノリティの方が安心して生活し、活躍するために、性的指向やジェンダーアイデンティティ(性自認)を理由とした偏見や差別を受けることなく、性別に関わらず、一人ひとりの個性が大切にされ、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現が求められています。このため、県民の皆さんが、性の多様性について正しく理解し、認識を深められるよう、性的マイノリティの方の支援や性の多様性に関する啓発のため、県では以下のような取組を実施しています。

なお、国においては、令和5年6月に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(外部サイトへリンク)」が施行されました。

主な取組

LGBT電話相談窓口

県では、性的マイノリティの方やその周りの方々の相談に応じるため、専門電話相談窓口を開設しています。ご本人、ご家族、ご友人、教員の方などどなたでもご相談いただけます。

兵庫県LGBT電話相談窓口について

R5LGBT相談窓口チラシ

研修・講演会

令和5年度人権のつどい(令和5年12月4日)において、公認心理師であり性的マイノリティ当事者である藤井航さんに「“自分の性”で生きること」と題して講演いただきました。

講演会のようす

藤井航さん

人権啓発ビデオ「バースデイ」

テーマ

性の多様性を認め合う~誰もが自分らしく生きられる社会をめざして~

作品内容

この物語の主人公・美由紀は、娘だと思ってきた笑花(尊)から自認する性が男性であることを告げられ、激しく動揺します。親としての感情ゆえに、はじめは拒絶する美由紀ですが、周囲の人々との交流などにより、性の多様性について少しずつ理解が進み、自分らしく生きようとする我が子の苦悩や願いに気づき、向き合っていこうとします。
性の在り方は多様で一人ひとりの人権に関わることであるため、性的少数者の存在や悩みに気づくことが大切です。この作品を性的少数者について理解するきっかけとし、その多様性を認め、互いの人権を尊重することは、すべての人が自分らしく生きていける社会につながっていきます。そのような社会の実現をめざすことを目的として、人権啓発ドラマを制作しました。

  • 令和5年度優秀映像教材選奨最優秀作品賞(文部科学大臣賞)
  • 映文連アワード2023優秀企画賞

 

バースデイチラシ

出演者

鈴木砂羽、坂本澪香、菊池麻衣子、菅原大吉ほか

その他

販売・貸出等の詳細は、(公財)兵庫県人権啓発協会ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。

リーフレット「人権文化あふれる温かい共生社会をめざして」

人権文化あふれる温かい共生社会をめざして

 

アウティング(暴露)は絶対にしない!

本人の了解を得ずに、本人が公にしていない性的指向や性自認を他の人に伝え、広めてしまうことを「アウティング」といいます。
アウティングは、重大な人権侵害です。絶対にしないよう十分注意しましょう。
※本人が表明することは「カミングアウト」と言います。

 

リーフレット「人権文化あふれる温かい共生社会をめざして」(PDF:1,530KB)

兵庫県パートナーシップ制度のパブリック・コメントを実施しています。

実施期間:令和6年1月11日から令和6年2月2日まで

詳細は、兵庫県パートナーシップ制度(素案)についてをご覧ください。

 

 

 

お問い合わせ

部署名:県民生活部 総務課 人権推進室

電話:078-341-7711

内線:3098

Eメール:jinken@pref.hyogo.lg.jp