更新日:2024年6月13日

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躍動カフェ(北播磨地域)令和6年5月24日

開催概要

  1. 開催日
    令和6年5月24日(金曜日)
  2. 場所
    小野市うるおい交流館エクラ(小野市)
  3. 参加者
    北播磨地域(西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)に在住・在学・在勤等しており、地域づくり、観光、伝統文化、農業、子育て、移住支援など各分野で活躍している30名
  4. テーマ
    住み続けたい 暮らしやすい 人が集い輝く 北播磨

参加者によるワークショップ

テーマごとにA~Eのグループに分かれ、地域の課題や課題解決に向けたアイデアについて話し合いました。

 

A 農と食の魅力づくり B 誰もが働きやすい北播磨 C 移住・定住の促進 D 万博フィールドパビリオンを通じた地域の活性化 E 北播磨らしい観光地域づくり

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A 農と食の魅力づくり

 

項目 意見交換の主な内容
現状と課題
  • 北播磨地域の農産物をどのように国内外へアプローチし、特産品である山田錦を他府県とどのように差別化して販売していくかが課題。
  • 農作物は、見た目だけでは価値や違いが分かりにくい。「兵庫県産の山田錦が良い」と伝えるためには、品評会や海外のコンクールでの評価のほか、たんぱく質含有量の成分検査結果など、良いものであるというエビデンスを知ってもらう必要がある。
  • いかに他府県や外国からお客さんを呼び込むか、そのためには交通事業者との連携が欠かせない。
課題解決に向けて
  • フィールドパビリオンを通じて、事業の横展開ができれば、様々な農作物を一緒に売り出すなど、より魅力あるPRに繋がる可能性がある。例えば、農作物の収穫体験と播州織とでコラボし、播州織の手ぬぐいを配るといったアイデアも考えられる。
  • 例えば、北播磨地域で採れた農作物を京阪神地域などの都市部に向けて売り込むことによって、まずは、北播磨地域で採れた農作物の良さを知ってもらい、それをきっかけとして、北播磨地域に来てもらうことができれば良い。
  • 農や食の教育、新規就農者の育成なども、今後ますます重要になってくる。

 

B 誰もが働きやすい北播磨

 

項目 意見交換の主な内容
現状と課題
  • 子育て中のお母さんや共働きの家庭では、日常的に子どもの急なお迎えなどがあり、対応しなければならない。
  • 働きやすい環境づくりについて、会社や団体、自治体で仕組み化として取り組めることもあれば、職場のメンバーや家庭内で取り組めることなど色々ある。
課題解決に向けて
  • 家族や子どもについて所属での配慮があると、子どもの急なお迎えなどに対応しやすくなる。これからは、お母さんだけではなく、お父さんも対応できる社会になればいい。
  • 働きやすい環境づくりについて、例えば、従業員に綺麗な職場環境を提供することや、手当や教育制度などを充実させることで、従業員が家族に貢献できる仕組みを設けられるといい。
  • 自治体によっては、北播磨地域に就職すると受けられる助成があり、県でも、企業と連携して奨学金返済を支援する事業があるが、もっとPRしてもらいたい。

 

C 移住・定住の促進

 

項目 意見交換の主な内容
現状と課題
  • 県外に出て行ってしまう子どもが多いのは、小学校から高校までの教育課程で、地元の企業を知る機会が無いからではないか。
  • 特に、若年層に対して、転入者を増やすための施策が足りていない。ファミリー層に向けた行政の施策は北播磨地域にもあるが、これからは若年層に向けた取組も非常に大事になってくる。
  • 移住の受け入れについて、地域の自治会といった団体などの受け入れ側の体制が整っていない。
課題解決に向けて
  • 小学校から高校までの教育課程において、企業訪問などを教育課程の中に取り入れ、県内企業との接点をもっと増やしていくべき。また、企業側の負担にならないよう、多数の企業を取り込んでいけるといい。
  • 若者の転入者を増やすためには、北播磨の中でも市町ごとのブランディングが必要。例えば、市町の特色と移住者のニーズを踏まえながら、北播磨地域の市町が提携していく仕組みがあれば良い。
  • 移住を受け入れる側のアップデートについては、行政と区長とをつなげるような中間支援組織により、集落と一緒にアップデートできるようなつながりを持続的に持ち続けることが必要。

 

D 万博フィールドパビリオンを通じた地域の活性化

 

項目 意見交換の主な内容
現状と課題
  • 万博の開催まで1年を切ってきている中で、各フィールドパビリオンプレイヤーは自分たちのストーリーや、ものづくりの背景を誰にどのようにして伝えて、北播磨まで来てもらうのか。
  • 北播磨地域の交通面について、車であれば、阪神間から北播磨地域まで1時間程で来られるような利便性はある。一事業者でできる部分と、関係各所と連携して取り組むべき部分が見えてきている。
課題解決に向けて
  • ものづくりのプログラムでは、その体験を通して何を伝えたいか、例えば、自分たちの仕事のルーツや体験、背景などを通して、どんな感動を伝えていきたいか。各プレイヤーがもっている想いを、フィールドパビリオンを通して、しっかりその世界の方に向けて発信をしていくことが重要だが、各プレイヤーがそれぞれ発信するだけではなく、コミュニティを形成することで、課題解決ができる部分もある。プレイヤーだけでなく、行政とも連携しながら、ブラッシュアップしていくことが大切。
  • 交通面については、マンパワーの部分で課題があり、観光事業者との連携も必要。ビジネスとして自立した経営をしながら、魅力発信に向けて、課題を突き詰めながら、地域や地域の皆さんに何かを還元していければ。

 

E 北播磨らしい観光地域づくり

 

項目 意見交換の主な内容
現状と課題
  • 北播磨地域は認知度が低い。もし、自分が兵庫県以外に住んでいて、兵庫県のどこに行こうかなと考えるときに、北播磨は出てこないと思う。
  • 北播磨地域の魅力って何だろうと考えたときに、東条湖おもちゃ王国やゴルフ場、公園など、ピンポイントなスポットでは結構ある。個ではすごく頑張っているが、北播磨地域としては連携が取れていない。
課題解決に向けて
  • 例えば、人口増やすことが県の課題としてあるが、県で何人呼べば成功なのかといった目標設定が必要だと考える。何か成果があったときに人は動く。私の会社の話だが、ある1つの部署が大きな成果を上げたと聞くと、他部署も盛んに動き出す。北播磨地域としての明確な目標を掲げることで、課題解決に向けて一丸となれるのではないか。
  • このグループにもデザイナーや、テントを作る方、銀行に勤める方など、たくさんのプレイヤーがいる。それぞれが個でできることに加えて、みんなで協力して大きい成果につなげられるような関係を構築したい。

 

 

 

お問い合わせ

部署名:県民生活部 県民躍動課

電話:078-362-3136

FAX:078-362-3908

Eメール:kenminyakudou@pref.hyogo.lg.jp