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南海トラフは、日本列島が位置する大陸のプレートの下に、海洋プレートのフィリピン海プレートが南側から年間数センチの割合で沈み込んでいる場所です。この沈み込みに伴い、2つのプレートの境界にはひずみが蓄積されており、100~200年の間隔で蓄積されたひずみを解放する大地震が発生しています。
文部科学省所管の「地震調査研究推進本部」は地震活動の長期評価を行っており、令和4年1月1日時点で、南海トラフで発生するM8~9クラスの地震の確率を今後30年以内で70~80%程度としています。
図:日本近辺のプレート
内閣府所管の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」において想定すべき最大クラスのものとして検討されたM9.0の巨大地震に関して、実施した被害想定です。
なお、前述の地震調査研究推進本部は、「最大クラスの地震については、過去数千年間に発生したことを示す記録はこれまでのところ見つかっていない。そのため、定量的な評価は困難であるが、地震の規模別頻度分布から推定すると、その発生頻度は100~200年の間隔で繰り返し起きている大地震に比べ、一桁以上低いと考えられる」とした上で、「しかし、次に起こる地震が最大クラスの地震である可能性はゼロではないことに注意が必要である」としています。
南海トラフ地震・津波発生当初の初動緊急対応期において、災害対応を円滑に進めるための、時系列に沿って使用する兵庫県のタイムライン形式の行動シナリオです。南海トラフ巨大地震・津波を想定対象とし、兵庫県の全組織が概ね1週間にとるべき対応を掲載しています。
平成23年東日本大震災による教訓や知見、それに基づく制度の見直し等を反映させた「市町津波避難計画策定の手引き」を策定しました。
本県の津波シミュレーションや被害想定などに基づき、本県の地域特性等を踏まえた内容となっています。
ハード対策とソフト対策を適切に組み合わせ、巨大地震・津波災害の被害を最小化するため「南海トラフ地震・津波対策アクションプログラム」を策定、推進しています。
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