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兵庫県では、有機農業の取組をより一層拡大し、「経営として成り立つ有機農業」を実践する担い手や地域のリーダーとなり得る人材を育成するため、県立農業大学校に有機農業を体系的に学ぶ有機農業アカデミー(有機農業課程)を令和8年4月に開講します。
<教育棟等イメージ>
学生は、個別に割り当てられた、ほ場(ビニールハウス、露地ほ場)を管理。栽培実習を通じ、有機農業の技術を1年間で習得する、実践的なカリキュラム。(座学3割、実習7割)
県内の先進有機農家と連携した講義や視察、農家派遣実習により、実践的な栽培技術を習得するとともに、在学中から先進農家や地域との関係づくりを行い、卒業後の円滑な就農や出荷をフォロー
実習の栽培品目は、全員が栽培する共通品目に加え、学生個々が就農後の経営を意識した品目を選択できるオーダーメイド型実習
※1共通品目:栽培管理を学ぶため全員が栽培
※2選択品目:学生が個別に選択してオーダーメイド的に栽培
売り先の応じた販売手法や消費者が求めるものなど、実践的な有機農産物の流通・販売等を学ぶために流通事業者等を講師に招聘
有機農業アカデミーの開講に先立ち、本年度、新設ほ場での体験研修を7月23日から実施しています。有機農業に大切な土づくりから野菜の栽培ませの5回講座です。
有機農業アカデミープレコースの参加者を募集(5月20日から6月30日)したところ、69名のから応募があり、抽選の結果、33名の方に参加いただくこととなりました。
5回シリーズのプレコースは、小坂農業大学校長のあいさつにより開講しました。
第1回目は、有機農業の基本技術である土壌・肥料について、一般財団法人日本土壌協会の松本会長から「有機農業に係る土壌・肥料の基礎知識」についての講義とほ場での「土壌の見方と診断方法」についての実習が行われました。また、土づくりのための緑肥作物「クロタラリア」の播種作業を行いました。参加者の皆さんは、積極的に質問されたり、作業にも熱心に取り組まれました。
県立農業大学校ホームページ 有機農業アカデミープレコース開催(外部サイトへリンク)
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