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阪神南地域は、ものづくり産業の拠点として、世界に誇る技術力を持つ中小企業が数多く集積しています。精密加工、機械製造、電子部品、環境技術など、幅広い分野で独自の技術を磨き続けてきました。 例えば、航空機部品の精密加工において、ミクロン単位の誤差も許されない高精度な切削技術を確立し、国内外の航空機メーカーに部品を供給している企業や、宇宙関連では、人工衛星の構造部材や熱制御部品の製造に携わる企業等、独自の技術で縁の下の力持ちとして、県内外の産業を支えており、私たちの地域の誇りでもあります。
そのような優れた技術を持つ阪神南地域のものづくり企業ですが、一方で、国際情勢や大規模災害等、経済社会情勢の影響等により、取引先の業績悪化に対する影響を受けやすいという一面も持ち合わせており、そのような脆弱性の克服が課題です。
そこで、今年度、ものづくり企業の持続可能性や競争力を高めるため「阪神ものづくりチャレンジラボ」を立ち上げることとなりました。 このラボでは、高い技術を持つ、地域内のものづくり企業に対して、これまで接点を持つことがなかった地域内外のスタートアップや企業とのマッチングを支援し、協業による新分野・新領域への進出を後押します。ものづくり企業の新たな販路拡大へと繋げ、地域産業の競争力と持続可能性を高めていきます。
これまで出会うことのなかった技術同士による化学反応で、新たなイノベーションが生まれることに期待したいと思います。
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