ユニバーサル社会づくり第8次兵庫県率先行動計画の策定
兵庫県は、令和7(2025)年3月に「ひょうごユニバーサル社会づくり総合指針」を改定し、全ての県民がユニバーサル社会の当事者として互いを尊重し、支え合い、持てる力を発揮し、自分らしく楽しく活動し、自己実現することができる寛容な社会をめざし、様々な施策を展開しています。
この指針に基づき、県職員一人ひとりが率先して取り組むべき具体的行動を示した「ユニバーサル社会づくり第8次兵庫県率先行動計画」を令和7年度に策定しました。
ユニバーサル社会づくり第8次兵庫県率先行動計画(令和7~9年度)
計画の目的
職員一人ひとりが取り組む「県民サービス」~20の実践項目~
ユニバーサル県庁をめざす「意識」を持つ
- 窓口や電話で多様な来庁者に対応するための研修を実施
- 「ユニバーサル県庁」ガイドブックや職員向け手話研修動画等の積極的な活用
- 職場内や来庁者に対する気持ちのよい対応
- 障害特性等に応じた積極的な挨拶、丁寧な電話対応の実践
- 事務室入口や案内表示前等では、来庁者に必要な支援を確認し対応
- ヘルプマークや耳マーク、筆談マーク等を身につけた方への思いやりのある行動
- 障害があるなど配慮を必要とする職員が働きやすい執務環境の確保
誰にでも分かりやすい「表示」を行う
- 3.事務室入口の誰もが見やすい位置にマーク等を掲示
- 補助犬マーク、耳マーク、手話マーク(本庁)、B4以上のカラー表示の配席表・業務説明を掲示
- 課室名の表示板に点字ラベルを貼付
- 4.窓口職員は、大きさや形を工夫した吊り下げ名札等を使用
- 5.庁舎や県立施設にはバリアフリー情報等を記した案内表示を掲示
- 6.庁舎や県立施設には受付等にユニバーサルデザインに配慮した見やすい施設案内図・パンフレットを配置
- 7.県立施設のホームページにユニバーサル推進課ホームページの「県内各施設のバリアフリー情報」ページとのリンクを貼る(又は県立施設のホームページに直接バリアフリー情報を掲載)
- 8.イベント等では多様な参加者を想定し、誰にでもわかりやすい案内表示を掲示
ユニバーサルな「環境」をつくる
- 9.管理・監督職は点字名刺を常備
- 10.視覚障害者と名刺交換をする場合は点字名刺を使用
- 11.障害者や外国人等とのコミュニケーションを円滑にするコミュニケーションボード、UDトーク等のアプリをダウンロードしたタブレット端末や筆談用具、ポケトークを窓口等での設置・活用
- 12.一般来庁者が往来する窓口等のエリアでは、白杖や補助犬の使用者、車いす使用者が安全に移動できる通路を確保
- 13.申込書やアンケート用紙等の性別の記載は、真に必要性のあるものに限定
- 14.物品・役務等の優先調達の実施(各所属年1回以上かつ前年度比同額以上)
- 15.庁舎及び県立施設の管理者は、ユニバーサル設備に破損等異常箇所がないかを定期的に点検
見えない方・聞えない方等へ「情報配慮」を行う
- 16.視覚障害者が参加するイベント等では点字・拡大資料等を準備。聴覚障害者が参加する場合は手話通訳、要約筆記、ヒアリングループ等を準備
- 17.文書等は12ポイント以上で作成
- 18.ユニバーサルデザインに配慮した印刷物やホームページ等を作成
(音声コード・音声読み上げ機能の付加、文字フォント・色等に配慮、点字・外国語版の用意、やさしい日本語の活用等)
- 19.映像DVD等を作成する場合は、可能な限り字幕や副音声を挿入、またはテキストブックを作成
- 20.通知文書や印刷物等にFAX番号やメールアドレスを記載
- 特に県民相談窓口等の設置・周知時は、電話番号だけでなくFAX番号、メールアドレスを必ず記載
ユニバーサル推進課による主な取組
- ひょうご「ユニバーサル県庁」ガイドブックの作成
- 県主催イベントに対する手話通訳、要約筆記の派遣
- UDトークアプリの法人契約
- SharePoint「ユニバーサル社会づくり推進掲示板」への情報提供
- 点字テプラ、点字プリンター、ヒアリングループ等の貸出
- 職員向け手話研修、障害疑似体験研修等の実施
計画の概要
ユニバーサル社会づくり第7次兵庫県率先行動計画(令和4~6年度)
取組状況
関連資料