ホーム > 暮らし・教育 > こども・若者・家庭 > 子育て相談 > 県立明石学園について(児童自立支援施設)

更新日:2024年11月7日

ここから本文です。

県立明石学園について(児童自立支援施設)

【お知らせ】

施設紹介

教育管理棟

明石学園は、家庭・学校など地域社会でうまく適応できず、不良行為や問題行動、対人関係の難しさなどを抱えた子ども達を受け入れる児童自立支援施設です。(入園については、こども家庭センターの措置などが必要です。)
明石学園で生活することになった子ども達の中には、安心して人と信頼できる関係を築くことが困難だった子ども達がたくさんいます。その関係作りの困難さが、多くの場合に、子ども達の問題行動や不適応を起こす根本的な原因になっています。
この根本的な原因に直接はたらきかけるために、私たちは『小舎夫婦制』という方法を使って、子ども達がこれから自立したときに、周りの人を大切にしながら自分の力で幸せに生きていけるようになるための土台作りを支援しています。

明石学園の入退園、自立支援の詳細はこちらから。

教育管理棟

 

グラウンド

 

 

小舎夫婦制

職員夫婦と子ども達が同じ屋根の下で共に生活をしています。

児童寮舎外観

児童寮舎内観

 

寮内平面図

明石学園には上のような建物が10棟あり、そこで夫婦の職員と10名前後の子ども達が生活しています。
中央の事務室をはさんで、左側が子ども達が生活するスペース、右側が職員夫婦とその家族が生活するスペースです。
子どもの自立を支援する職員は夫婦で学園の中に住み込み、子ども達と同じ屋根の下で、ひとつの家族のような関係を作り、お互いに支え合いながら一緒に生活しています。
そのような学園生活の中で、子ども達は、人から受け入れられ、支えられることを通して、前向きに生きていこうという意欲を育てていきます。
自分が人から大切にされる経験を通して、自分自身を大事にすることを覚え、自分と同じように他人を大切にすることを学びます。
学園でさまざまなことを経験して、できることが増え、それを誉めてもらううちに、だんだん自分に自信が持てるようになります。
明石学園は、この『小舎夫婦制』を基盤に、「子どもの最善の利益」に資するよう運営しています。

夕食

食事準備

明石学園の暮らし

  • 学園での生活
      月曜日から木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
    6時30分 起床
    ランニング
    掃除
    寮周辺整備
    朝食・登校準備
       
    7時30分 起床
    ランニング
    掃除
    朝食
    8時 起床
    ランニング
    掃除
    朝食
    8時45分 学校
    9時 寮活動
    または作業
    寮活動
    または作業
    14時25分 下校   クラブ活動 余暇活動
    15時 クラブ活動
    15時10分 下校
      寮活動
    共同作業
    18時 帰寮
    掃除・夕食
    入浴・自習
    余暇・日記
    就寝
    22時

    学園での生活の様子はこちらからご覧ください。

  • 学園の主な年中行事
行事 行事
4月 花見会 9月 体育祭
5月 春季帰宅訓練 10月 施設バレーボール大会
おいしい会 11月 学園祭
写生会 施設駅伝大会
6月 プール開き 12月 修学旅行
7月 授業参観・進路説明会 クリスマス会
施設野球大会 もちつき会
サマーキャンプ 冬季帰宅訓練
8月 盆踊り会 1月 施設卓球大会
夏季帰宅訓練 3月 卒業式

 

学習

学園の敷地内には児童の生活スペース(寮舎)と分教室(学校)が併設されています。明石市立清水小学校分教室、明石市立魚住中学校分教室の教員が授業を行っています。

6つの教室(1クラス15名程度)

授業の様子

クラブ活動

クラブ活動を通して、「助け合う気持ち」「思いやる心」「最後までやりぬく力」を育みます。

  • 運動部
    近畿児童自立支援施設の大会に向けて、日々の練習に励んでいます。
    野球部(男子)、卓球部(男子)、陸上部(男子、女子)、バレーボール部(女子)
  • 文化部
    学園祭や体育祭に向けて、作品の制作などに取り組んでいます。
    陶芸部(男子)、美術部(男子)、茶道部(女子)、家庭科部(女子)

    野球部
    明石大会での様子

    卓球部
    体育館での練習風景

    陸上部
    駅伝大会の様子

    バレーボール部
    体育館での練習風景

    陶芸部
    絵付けする様子

     

    美術部
    体育祭パネル画作成の様子

    茶道部

    家庭科部

文化とのふれあい体験活動

自立支援の重点課題である児童の情操教育を推進するため、外部の専門講師による「特別指導事業」として、文化とのふれあい体験活動を月2回程度実施しています。それぞれの体験を通じて学園生活や退園後の生活の中で生きる力を育てていきます。また、体験の中で完成した作品や演舞は、学園行事の中で披露し、児童の保護者や関係機関の方にも見ていただくことができます。

項目 活動内容 実施例
食文化体験 料理を作り、食する体験 おせち、クリスマスケーキの作製
良書体験 多くの書物に親しむ体験 読書、視写、点つなぎ、朗読劇
茶道体験 茶道の体験 点前等の練習、茶会での点前披露
生活体験 家族や様々な大人とのふれあい体験 折紙、性教育、命の授業
音楽体験 音楽や映像(映画)等に触れる体験 エイサー演舞の振付、盆踊り会

 

良書体験
自分のペースで取り組みます

茶道体験
点前や礼儀作法を学びます

 

生活体験
作品を仕上げることで達成感を味わうことができます

音楽体験
伝統芸能であるエイサーを体験します

 

心理支援

子どもの状態に応じて、月1回程度、児童心理カウンセラーによる個別のカウンセリングを行っています。安心・安全が保障された生活が送れているか、困りごとはないかなど、丁寧に話を聴き、個別の支援につなげていきます。入所前の問題行動の振り返りや生い立ちの整理なども行っています。
子どもたちはソーシャルスキルトレーニングにも取り組んでおり、良好な人間関係作りに役立てています。

カウンセリングルーム

箱庭

 

箱庭用ミニチュア

 

その他

明石学園のあゆみ(事業概要)
令和6年度(PDF:2,784KB)
令和5年度(PDF:1,802KB)
明学だより
第32号(令和6年9月発行)(PDF:1,928KB)
第31号(令和6年6月発行)(PDF:2,061KB)
第30号(令和6年3月18日発行)(PDF:2,830KB)
第29号(令和5年11月10日発行)(PDF:2,032KB)

アクセス

地図


交通アクセス

  • JR土山駅から徒歩30分、タクシーで10分
  • JR魚住駅からタクシーで15分
  • 明石西ICから車で5分
  • JR土山駅南口(東寄り)から明石市コミュニティバス(Tacoバスミニ)清水西ルートで「清水ポプラ公園」下車(バス15~20分)、徒歩5分

問い合わせ先

児童自立支援事業の推進、児童自立支援施設の運営、児童自立支援専門員等の活動に興味のある方は県立明石学園総務課までお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ

部署名:福祉部 児童家庭課 県立明石学園 総務課

電話:078-942-1572

FAX:078-941-1264

Eメール:Akashigakuen@pref.hyogo.lg.jp