ここから本文です。
国内に数軒しかない室町時代の民家遺構のうち、県内にある「箱木家住宅主屋」と「旧古井家住宅」の2軒が、民家初の国宝に指定されることになりました。県内の建造物では神戸市西区の「太山寺本堂」以来71年ぶりで、これまで国宝といえば社寺や支配層の建物が中心だったため、庶民の住生活文化の価値が認められた点で画期的です。住民や保存会が長年管理し、2018(平成30)年からは神戸市と姫路市が協力して調査を実施した成果です。多くの人に見学してもらい、官民一体で地域の宝を未来へ残す体制づくりのきっかけになればと考えています。(県教育委員会文化財課)


建築当時から現在まで移築されることなく保存されていることから、「無災の千年家」と呼ばれています。室内には独立した柱が立ち、見える部分は丁寧に加工されています。部屋の床は、板ではなく珍しい竹すのこ敷き。

神様が座ったとされる「亀石」が床下にあり、災いを防ぐ石として部屋の中の小さな祠(ほこら)に祭られています。

かやぶき屋根で軒が低く、窓などの開口部が少ない造り。1979(昭和54)年、呑吐(どんど)ダム建設に伴い元の位置から約70メートル南東へ移築。

地元大工による荒々しい仕上げや力強い骨組みなど、神社仏閣にはない実用的な建築技術の痕跡が見られます。柱の一つは1300年代に伐採されたマツであることが判明。
箱木家住宅主屋
【場所】神戸市北区山田町衝原字道南1-4
【日時・期間】土曜日、日曜日、祝休日9時00分~17時00分(11月~3月は16時00分まで)
【料金】一般500円、小中学生300円、未就学児無料
詳しくは箱木千年家(外部サイトへリンク)のページへ
問い合わせ
県教育委員会文化財課
【電話】078-362-3783
【ファクス】078-362-3927

お問い合わせ