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私たちの食卓に欠かせない食材となっている牛乳やチーズ、バターなどの乳製品は、酪農家や乳業メーカーの方々の日頃の努力により安定して供給されています。
牛が出す乳の量は自由に変えることはできません。また、毎日乳を搾らなければ病気になる恐れもあります。
年末年始は、冬休みで学校給食がないうえ、お正月にはあまり家庭で牛乳が飲まれないため、消費量が落ち込みます。搾った乳が無駄になることのないように、いつもより「もぅ一杯」牛乳を多く飲んでほしいのです。
また、冬は体が冷えやすくなるため、体温の低下によって免疫機能が弱まり、体調を崩しやすい季節です。牛乳には、免疫機能の維持に役立つたんぱく質やビタミンA、亜鉛、セレンなどの栄養素が含まれています。冬の体調管理に牛乳をプラスし、寒い冬も元気に過ごしましょう。

農林水産省ホームページより
この時期、行き場のない乳が出ないように、乳業メーカー等では保存の利くバターやチーズの製造に取り組んできました。牛乳の苦手な方も、チーズやヨーグルトなどの、乳製品を試してみませんか?
「ひょうご食品認証制度」により、兵庫県産生乳を使ったチーズやヨーグルトなどの乳製品が、安全、安心で個性・特長がある県産食品として「兵庫県認証食品」に認証されています。
兵庫県認証食品一覧ページへのリンク
甲南女子大学人間科学部生活環境学科濵口ゼミではゼミ活動研究の一環として、酪農生産者や乳業メーカーと交流し、牛乳・乳製品の消費拡大や、健康的な食生活のためにこれらを使ったレシピを考案しています。
NEW!
~ほっこり!クラムチャウダー~
「県民だより兵庫」2025年12月号において、押部さん、近藤さん、戸田さん、橋本さんの4人が考案した冬にピッタリな牛乳をたっぷり使ったレシピを紹介しています。

~スキムミルクのチーズスフレ~
近年、過剰在庫の問題が謳われている脱脂粉乳を使ったレシピも紹介します。
≪レシピを考案した小紫さんからのコメント≫
2023年9月に開催された交流会に参加した際、酪農乳業関係者の方から、脱脂粉乳(スキムミルク)が余り、使い道に困っているというお話を伺いました。そこで、少しでも消費に貢献できたらと思い、考案しました。
卒業研究では、チーズの濃厚な風味が苦手な人にも、菓子作りに脱脂粉乳を取り入れることで、味を調整しやすくなることがわかりました。
牛乳独特の匂いが苦手な人や、牛乳と同量のカルシウムやたんぱく質を含みますが脂質が少なく、エネルギー量が半分であるため、脂質が気になる人にもおすすめです!

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