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皆様、こんにちは。2月は最強と言われる寒波が2度もやってきました。私は丹波での初めての冬を過ごしていますが、丹波の冬の厳しさを肌で感じています。特に、2月6日の朝には給湯器が凍結してしまい、お湯が出ずにかなりあせりました。これからの季節、三寒四温と言われるように、本格的な春が来るまで、寒い日、暖かい日が繰り返しやってきます。風邪など引かれないよう、体調管理には十分にお気をつけくださいね。
さて、先月1月30日、丹波篠山市福住地区のホテルNIPPONIAにおいて、創造的職人宿場町福住事業協同組合の認定証交付式が行われました。人口急減地域において、安定雇用の創出による人材の確保を図る特定地域づくり事業協同組合に、このたび認定されたものです。この制度は、地域社会の維持や地域の担い手の確保・育成につなげようとするもので、県内で3例目の認定となりました。福住地区においては、工房、カフェなどクリエイティブな事業者の移住が進んでいますが、会計・労務や各事業の情報発信(SNSの活用、HPの更新等)などバックオフィス業務の負担軽減を望む個人事業主も多く、当該業務が既移住者の事業拡大や移住の最終決断を阻害する一因になっていることから、当制度を活用してバックオフィス業務を担う専門人材を組合で採用し、事業者に派遣しようとするものです。これを契機に福住地域への移住・定住が進み、地域の活性化が今まで以上に進んでいくことを期待しています。
【創造的職人宿場町福住事業協同組合の認定証交付式の様子】
また、同日13時からユニトピアささやまのレイクホールにおいて、地域で活躍されている県民の皆様と知事との対話の場である「躍動カフェ」が開催されました。(今回で9回目。丹波地域では初開催。)「選ばれている地『丹波』で挑む、出会いや交流を活かした新しいイノベーションの創出」というテーマの下、人との出会いや交流によって、地域特性である農業の振興や、丹波発の新たなイノベーションを巻き起こしていく方策等を、知事と参加者の皆様とで議論しました。今後とも、地域で活躍される方々の様々な取組を共有するとともに、地域の魅力や課題、将来像をともに考えることで、参加者間の連携促進や県施策への反映などより良い地域づくりにつなげていきたいと思います。
【躍動カフェの様子】
1月31日には、丹波篠山市の四季の森生涯学習センター多目的ホールにおいて、生物多様性の保全と回復へ向けた山の活用と地域循環を考えるというテーマで、環境学習シンポジウムを開催いたしました。会場での観覧者106名に加え、北は北海道、南は沖縄まで全国各地から、また、台湾からもネットでご視聴いただくなど、合計250名を超える皆様にご参加いただきました。当日は、兵庫県立大学の服部保名誉教授及び増原直樹准教授からご講演いただくとともに、丹波の地域資源を活用されている地元企業の事例発表、パネルディスカッション等を実施いたしました。今後とも、丹波地域における生物多様性の保全と森林の資源活用について、産・官・学・民が一体となって取り組んでまいります。
【環境学習シンポジウム】
2月1日には、丹波の森公苑多目的ルームにおいて、兵庫県知事賞・丹波青少年本部長表彰式と丹波の森若者塾合同フォーラムが合同で開催されました。前半は、知事賞として、自治の精神に基づき、明るく住みよい地域社会づくりに貢献し、その功績がすぐれた方に贈られる「自治賞」、ボランティア活動等を通じ、人間連帯の輪を広げ、こころ豊かな地域社会づくりに貢献した団体に贈られる「くすのき賞」、参画と協働により地域づくりに貢献され、こころ豊かに生きる感動を与える美しい兵庫の実現に寄与された方に贈られる「こうのとり賞」及び丹波地域で日ごろ優れた青少年育成を展開している団体及び個人で、さらなる活動を期待して贈呈する丹波青少年本部長賞の表彰式が行われ、7つの団体と15名の方々が受賞されました。受賞されました皆様、誠におめでとうございます。活動分野、内容は様々ですが、第一線での、また、地域での日々の地道が活動が丹波地域の発展に大きく寄与しているものと確信しております。引き続きのご健勝にてのご活躍をお願い申し上げます。
【表彰式の様子】
また、後半は、丹波の森若者塾合同フォーラムが開催されました。丹波の森若者塾は、丹波地域内の高等学校が、自校の特色を生かした地域課題等の研究テーマを設定し、丹波の地域づくりに参画する大学の教員及び大学生、地域団体等のサポートを受けながら、設定したテーマについて高校生が研究・体験・交流活動を行うもので、本年度は管内5校の高校生に取り組んでいただき、1年間のとりまとめとして、地域課題への提言、ふるさとの魅力発信等取組の成果を発表いただきました。高校生の視点から様々な課題に真摯に取り組んでいただき、堂々と発表いただきいたことに感銘を受けました。高校生の皆さんには、各高校の取組の成果を共有し、今後の研究活動、地域活動に生かしていただくとともに、ふるさと丹波での様々な学びを通じて、シビックプライドをより強く持ち続けていただきたいと思います。
【丹波の森若者塾合同フォーラムの様子】
丹波県民局の若手職員からなる久下村夜市ユースチームが、久下自治振興会とともに、JR加古川線リレーマルシェ第6弾となる「久下村夜市」を開催し、同線の利用促進につなげます。
カレーやおでんなどの温かいものをご用意しているほか、お楽しみエリアには前回好評だった巨大迷路に加え、新たに巨大スライドパズルが出現します。また、プロジェクションマッピングやバルーンアート、射的など、子どもから大人まで楽しめる企画も準備しています。JR加古川線を利用して来場いただいた方限定の抽選会もありますので、ぜひJR加古川線に乗ってご来場ください。
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