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更新日:2013年4月1日

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平成25年度学校保健統計調査結果

調査の概要

1.調査の目的
学校における幼児、児童及び生徒(以下「児童等」という。)の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的とする。

2.調査の範囲・対象
(1)調査の範囲は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び中等教育学校のうち文部科学大臣があらかじめ指定する学校(以下「調査実施校」という。)とする。
(2)調査の対象は、調査実施校に在籍する満5歳から17歳(平成25年4月1日現在)までの児童等から抽出する。

3.調査事項
(1)児童等の発育状態(身長、体重及び座高)
(2)児童等の健康状態(栄養状態、脊柱・胸郭の疾病・異常の有無、視力、聴力、眼の疾病・異常の有無、耳鼻咽頭疾患・皮膚疾患の有無、歯・口腔の疾病・異常の有無、結核の有無、心臓の疾病・異常の有無、尿、寄生虫卵の有無、その他の疾病・異常の有無及び結核に関する検診の結果)

4.調査の実施時期及び方法
(1)調査は、学校保健安全法により4月から6月に実施される健康診断の結果に基づき実施する。
(2)調査の報告義務者は、調査実施校の長とする。
(3)調査系統は、次のとおりである。
文部科学大臣-都道府県知事-調査実施校の長

5.調査実施校と調査対象者の抽出方法
この調査における標本抽出の方法は、発育状態調査は層化二段無作為抽出法、健康状態調査は層化集落抽出法である。
抽出手順は、次のとおりである。
(1)県内の学校を児童生徒数が大きい方から小さい方へと並び替えて、通し番号をふる。
(2)通し番号順に児童生徒数を累積する。
(3)累積和に従い、各層の児童生徒数がほぼ等しくなるように、
幼稚園:4層小学校:10層中学校:6層高等学校:5層に層化する。
(4)兵庫県の割当学校数を層の数で割り、1層あたりの割当学校数を求める。
(5)各階層内で、調査実施校を単純無作為抽出する。
(6)健康状態調査については対象校の全生徒について、発育状態調査については抽出された学校から系統抽出により児童等を抽出する。

6.調査対象者数

調査対象者数

学校

種別

学校
総数
調査実施
校数

児童等

総数

(A)(人)

発育状態調査

対象者数

(B)(人)

全児童等に

対する

割合(B/A)

健康状態調査

対象者数

(C)(人)

全児童等に

対する

割合(C/A)

幼稚園

(5歳児)

698園

50園

29,807

1,866

6.26%

3,532

11.85%

小学校

797校

64校

304,052

6,002

1.97%

39,005

12.83%

中学校

393校

44校

161,973

5,073

3.13%

24,081

14.87%

高等学校

214校

39校

144,384

3,173

2.20%

30,636

21.22%

学校総数及び児童等総数は平成25年度学校基本調査結果による。
注1.学校総数には、中学校で中等教育学校(前期課程)、高等学校で中等教育学校(後期課程)がそれぞれ2校として含まれている。
注2.児童等総数には、中学校で中等教育学校(前期課程)、高等学校で中等教育学校(後期課程)の生徒数がそれぞれ含まれている。
注3.高等学校の学校総数及び児童等総数には通信制は含まれていない。

利用上の注意

1.年齢は、平成25年4月1日現在の満年齢である。
2.中学校には中等教育学校の前期課程、高等学校には中等教育学校の後期課程を含む。
3.本報告書の記号は次のように使う。
「-」……該当者がいない場合
「0.0」……計数が単位未満の場合
「…」……調査対象とならなかった場合
「X」……疾病・異常被患率等の標準誤差が5%以上、受検者数が100人(5歳児は50人)未満または回答校が1校以下のため統計数値を公表しない場合
4.文中の表、図、巻末の統計表等の数値については、単位未満を四捨五入するため、総数と内訳の合計が一致しない場合がある。

調査結果の概要

(文中のページ及び図表番号は、平成25年度学校保健統計調査報告書「発育と健康」の該当ページ等)

1.身長及び体重(p.3~6、表1~3)

  • 親の世代(30年前:昭和58年度)との比較
    各学校種別の各学年について親の世代(30年前:昭和58年度)と比較すると、身長は、男では高校3年生(17歳)で、女子では幼稚園(5歳)、小学校1年生(6歳)、高校1年生(15歳)及び高校2年生(16歳)で減少し、中学校2年生(13歳)は横ばい、ほかは比較した学年のすべてで増加した。体重は、男子では幼稚園(5歳)及び小学校1年生(6歳)、女子では幼稚園(5歳)及び高校1年生(15歳)で減少し、小学校2年生(6歳)は横ばい、ほかは増加した。
  • 10年前(平成15年)との比較
    各学校種別の最終学年について10年前(平成15年度)と比較すると、身長は、男子は幼稚園(5歳)及び小学校6年生(11歳)で増加、中学校3年生(14歳)及び高校3年生(17歳)で減少している。女子は中学校3年生(14歳)でわずかに増加したほかは、減少している。また、体重は、幼稚園(5歳)の男子で横ばい、ほかは比較した学年ですべて減少した。
  • 今年度の調査結果
    今年度の調査結果では、身長は、男子は小学校1年生(6歳)、小学校5年生(10歳)から高校1年生(15歳)まで及び高校3年生(17歳)で全国平均値を下回ったが、幼稚園(5歳)及び小学校3年生(8歳)は上回り、他では同じであった。女子も、幼稚園(5歳)、小学校1年生(6歳)、小学校4年生(9歳)から小学校6年生(11歳)まで、中学校2年生(13歳)及び高校1年生(15歳)から高校3年生(17歳)までで全国平均値を下回ったが、小学校2年生(7歳)、小学校3年生(8歳)及び中学校3年生(14歳)で上回り、ほかは同じであった。体重は、男子は幼稚園(5歳)で全国平均値と同率のほかは、すべての学年で全国平均値を下回り、女子も高校3年生(17歳)で全国平均値と同率のほかは、すべて全国平均値を下回った。

2.健康状態(p.9~11、図5~9)

  • 「むし歯(う歯)」のある者の割合
    「むし歯(う歯)」のある者の割合(処置完了者を含む。)を学校種別にみると、昨年度に比べ、中学校では増加したものの、幼稚園、小学校及び高等学校では減少した。10年前(平成15年度)には50%台後半から80%台前半の割合でむし歯があったが、どの学校種別でも減少傾向にある。
  • ぜん息患者の割合
    ぜん息患者の割合は、昨年度に比べ、幼稚園及び小学校で減少したが、高等学校では増加した。

 

3.肥満傾向児の出現率(p.12図10~11)

  • 肥満傾向児の出現率
    肥満傾向児の出現率は、男子は高校1年生(15歳)の9.62%、女子は中学2年生(13歳)の7.53%が最高で、すべての学年で10%を下回っている。
  • 全国との比較
    全国の出現率と比較すると、男子、女子共にすべての学年で全国の出現率を下回っている。兵庫県では小学校6年生(11歳)の7.63%が最も高く、幼稚園(5歳)の1.94%が最も低くなっている。
    全国値との差が最も大きいのは高校1年生(15歳)で、全国9.58%に対し6.64%と2.94ポイント下回っている。差が最も小さいのは幼稚園(5歳)で、全国2.43%に対し1.94%と0.49ポイント下回っている。

平成25年度学校保健統計調査報告書「発育と健康」(PDF:262KB)

統計表(平成25年度学校保健統計調査報告書「発育と健康」に掲載)

表1.身長・体重・座高の平均値及び標準偏差(エクセル:22KB)

表2.体位の平成25年度県平均値と昭和58年度県平均値との差(エクセル:20KB)

表3.体位の推移(エクセル:19KB)

表4.年間発育量(平成24年度~25年度)(エクセル:24KB)

表5.学校種別疾病・異常被患率(エクセル:24KB)

表6.アトピー性皮膚炎罹患率(エクセル:16KB)

統計表1.発育状態の年次別推移(身長、兵庫県分)(エクセル:33KB)

統計表1.発育状態の年次別推移(体重、兵庫県分)(エクセル:32KB)

統計表1.発育状態の年次別推移(座高、兵庫県分)(エクセル:32KB)

統計表2.年齢別疾病・異常被患率等(全国平均)(エクセル:251KB)

統計表2.年齢別疾病・異常被患率等(兵庫県男女合計)(エクセル:118KB)

統計表2.年齢別疾病・異常被患率等(兵庫県男子)(エクセル:118KB)

統計表2.年齢別疾病・異常被患率等(兵庫県女子)(エクセル:118KB)

統計表3.肥満・痩身傾向児の出現率)(エクセル:62KB)

お問い合わせ

部署名:企画部 統計課

Eメール:toukeika@pref.hyogo.lg.jp