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更新日:2025年3月3日

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弱っている野鳥やヒナとの関わり方

野生鳥獣の救護について

野生鳥獣は山野等にあって、生死を繰り返しています。傷病は自然のできごとであり、静かに見守ってください。もし、傷病した野生鳥獣を保護されたとしても、県には保護する施設がありません。ただし、直接人為的な影響(車に野生鳥獣がぶつかり負傷するなど)で負傷した野生鳥獣の場合、発見者が直接、指定の動物病院に事前に連絡を取っていただき(治療可能かどうかの確認)、且つ、発見者が搬入をしていただける場合のみ、県が依頼している指定の動物病院において、救護のための治療を行うことができる場合があります。詳しくは傷病鳥獣の発見場所を管轄する農林(水産)振興事務所または県庁自然鳥獣共生課まで、お電話で問い合わせください。

ただし、下記に記載している野生鳥獣は救護の対象外です。

救護対象外の鳥獣

直接人為的な影響で負傷した場合でも、以下の野生鳥獣は救護制度の対象外です。

  1. シカ、イノシシ、ドバト、カラス、カワウ、特定外来生物(アライグマ、ヌートリア等)。
  2. 発見者(搬入者)が、指定の動物病院に持ち込んだ野生鳥獣の所有を主張した場合。
  3. 愛玩動物(ペット)、レースや伝書用の鳩、家畜、爬虫類など野生鳥獣でないもの。

弱っている野鳥やヒナとの関わり方について

弱っている野鳥やヒナを見つけても自然のままにしておくことが大切です。

野生の鳥獣は、山野等にあって、専ら他の生物を捕食・採食し、個体の生と死を繰り返しています。

このように生態系は野生生物の生と死によって成り立っており自然の傷病による鳥獣の死も生態系の重要な一要素です。

巣立ち練習中の野鳥のヒナは、強風等により巣から落ちてしまうことがあります。

また、野鳥は外敵に襲われたり、さまざまな要因でケガをしたり、弱ったりすることがあります。

誰もが手を差し伸べたいと思う気持ちになりますが、残念ながら野鳥はペットではありません

街の中の野鳥も野山の野鳥と同様に、自然のしくみの中で生きています。

野鳥にとって、何倍も大きい人間は恐ろしい存在です。近づいたり、触れたりすると大きなストレスになります。

多くの場合、人が保護することで、かえって弱らせてしまったり、親鳥と引き離すことにもなります。

許可なく捕獲、飼養することは法律で禁止されていますので、注意してください。

ケガなどで弱っている場合や巣から落ちているヒナ鳥を見つけた場合は次のような対応をお願いします。

  1. ヒナが動ける状態にある場合
    大抵の場合は近くに親鳥がいます、ヒナに近寄ると親鳥が警戒してヒナのところに来なくなるので離れましょう。
    お子さん等が拾ってきてしまったら、なるべく早く拾った場所に戻しましょう。
  2. 巣からヒナが落ちている場合
    巣が手に届くところにあれば、巣に戻してください。
    巣に戻すことができない場合は、親鳥が見つけやすい場所に置いてあげましょう。
    巣がわからない場合は、そのまま放置するか、近くの茂みの中に放してあげましょう。
    その際、お互いのため、使い捨て手袋などを着用するか、段ボールなどを使って直接触らないようにしましょう。
  3. カラスや猫などに襲われる心配がある場合
    近くの茂みの中などに移動させてあげましょう。
    茂みなど、隠す場所が無い場合は、建物の影に移動させてあげましょう。
    その際、同様に、使い捨て手袋などを着用するか、段ボールなどを使って直接触らないようにしましょう。
  4. 羽が折れているなど、ケガをしたり、弱っている場合
    最初に記載しておりますが、人が近づいたり触れたりすることで大きなストレスとなり、かえって弱らせてしまうことになります。また、野鳥を許可なく捕獲、飼養することは法律で禁止されていますので、ご注意ください。
    ケガ等で弱っている野生鳥獣を見つけてもそのままにして見守ってください

ヒナとの関わり方

春から夏にかけて巣立ちが始まるので、ヒナに関する相談が多くなります。

特にヒナは、飛行の練習中に度々巣から落ちてしまします。

体が小さいので弱っているように見えますが、飛び方やエサの取り方などを親鳥から学んでいる最中です。

一人でいるように見えても、近くで親鳥が見守っているので大丈夫です。

保護したくても私たち人間は、親鳥のようにヒナに対して生きるために必要なことを教えてあげることはできません。

そのため、一度保護したヒナは野生に戻しても自力で生きることができなくなってしまいます。

また、人間の匂いが付いたヒナは、親鳥が見放すことも十分に考えられるので、可哀想で助けてあげたいと思っても決して拾わないでください。

ヒナとの関わり方の詳細については、下記のリンクでご確認ください。

★公益財団法人日本野鳥の会(・ヒナとの関わり方について・ヒナを拾わないで)(外部サイトへリンク)

死亡野鳥を発見した場合

下記のページから詳細をご確認ください

死亡野鳥を発見した場合(鳥インフルエンザ関連)

お問い合わせ

部署名:環境部 自然鳥獣共生課

電話:078-362-9084

FAX:078-362-3069

Eメール:shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp