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野生鳥獣は山野等にあって、生死を繰り返しています。傷病は自然のできごとであり、静かに見守ってください。もし、傷病した野生鳥獣を保護されたとしても、県には保護する施設がありません。ただし、直接人為的な影響(車に野生鳥獣がぶつかり負傷するなど)で負傷した野生鳥獣の場合、発見者が直接、指定の動物病院に事前に連絡を取っていただき(治療可能かどうかの確認)、且つ、発見者が搬入をしていただける場合のみ、県が依頼している指定の動物病院において、救護のための治療を行うことができる場合があります。詳しくは傷病鳥獣の発見場所を管轄する農林(水産)振興事務所または県庁自然鳥獣共生課まで、お電話で問い合わせください。
ただし、下記に記載している野生鳥獣は救護の対象外です。
直接人為的な影響で負傷した場合でも、以下の野生鳥獣は救護制度の対象外です。
弱っている野鳥やヒナを見つけても自然のままにしておくことが大切です。
野生の鳥獣は、山野等にあって、専ら他の生物を捕食・採食し、個体の生と死を繰り返しています。
このように生態系は野生生物の生と死によって成り立っており自然の傷病による鳥獣の死も生態系の重要な一要素です。
巣立ち練習中の野鳥のヒナは、強風等により巣から落ちてしまうことがあります。
また、野鳥は外敵に襲われたり、さまざまな要因でケガをしたり、弱ったりすることがあります。
誰もが手を差し伸べたいと思う気持ちになりますが、残念ながら野鳥はペットではありません。
街の中の野鳥も野山の野鳥と同様に、自然のしくみの中で生きています。
野鳥にとって、何倍も大きい人間は恐ろしい存在です。近づいたり、触れたりすると大きなストレスになります。
多くの場合、人が保護することで、かえって弱らせてしまったり、親鳥と引き離すことにもなります。
許可なく捕獲、飼養することは法律で禁止されていますので、注意してください。
春から夏にかけて巣立ちが始まるので、ヒナに関する相談が多くなります。
特にヒナは、飛行の練習中に度々巣から落ちてしまします。
体が小さいので弱っているように見えますが、飛び方やエサの取り方などを親鳥から学んでいる最中です。
一人でいるように見えても、近くで親鳥が見守っているので大丈夫です。
保護したくても私たち人間は、親鳥のようにヒナに対して生きるために必要なことを教えてあげることはできません。
そのため、一度保護したヒナは野生に戻しても自力で生きることができなくなってしまいます。
また、人間の匂いが付いたヒナは、親鳥が見放すことも十分に考えられるので、可哀想で助けてあげたいと思っても決して拾わないでください。
ヒナとの関わり方の詳細については、下記のリンクでご確認ください。
★公益財団法人日本野鳥の会(・ヒナとの関わり方について・ヒナを拾わないで)(外部サイトへリンク)
下記のページから詳細をご確認ください
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