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更新日:2021年9月28日

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~結核は、過去の病じゃありません~結核予防のページ(豊岡健康福祉事務所)

『9月24日~30日は結核予防週間です』

 結核は「過去の病気」と思われがちですが、今もまだ1日に40人が新たに結核を発症し、6人の方が亡くなっている日本の重大な感染症です。 

 2020年に入り世界中で新型コロナウイルス感染症が大流行していますが、「マスク着用」「咳エチケット」「こまめな手洗い」等の感染対策は  結核予防にもつながります。

 結核を正しく理解し、感染予防するとともに早期発見・早期治療に努めましょう。

 

結核は現代でも重大な感染症です!

  • 日本で2020年に新たに結核を発症した方は1万2739人であり、結核が原因で亡くなった方は1909人です。
  • 兵庫県では、2020年に新たに結核を発症した方は428人であり、結核が原因で亡くなった方は99人です。

 

日本

兵庫県

新規結核患者数

1万2739人

428人

結核死亡者数

1909人

99人

  

豊岡健康福祉事務所管内の現状

  • 過去5年間の新規結核発生状況を見ると、例年10人前後の結核発生があります。
  • 年齢別で見ると、65歳以上が79.5%と高齢者の結核発生が多くなっています
  • 20歳代での結核発生もあり、外国出身者が多く占めています。
  • 結核患者の60%以上が、発熱や咳などの症状出現により医療機関を受診し、結核が発見されています。
  • 2020年、新規結核患者全員が65歳以上の高齢者でした。また、結核による死亡が例年に比べ多く、6人ありました。

 

年代別新規結核患者内訳(H28~R2)
  H28 H29 H30 R1    R2  合計
合計 9 14 11 5 10 49
0~19歳           0
20~39歳 1 3 3 1   8
40~64歳 2         2
65歳以上 6 11 8 4 10

39

 年代別結核患者割合

結核とはどんな病気?

  • 結核菌を含んだ咳やくしゃみなどの「しぶき」を周りの人が吸い込むことで感染し、身体の抵抗力が落ちた時などに発症する感染症です。
  • 結核菌に感染しても、必ず発症するわけではありません。比較的早くに発症する人もいれば、数十年経過してから発症する人もいます。
  • 病気の治療や加齢により免疫力が低下したときに10人に1~2人が発症します。

結核の症状

  • 結核の症状は、以下のものがあげられます。

   □長引く風邪症状

    ・咳

    ・痰

    ・発熱

   □身体のだるさ

   □体重減少

   □食欲低下

  • 高齢者では、咳や痰などの典型的な症状が現れにくく、2週間以上続く微熱や体重減少、倦怠感、食欲低下も結核を疑うサインです。

  

  • 豊岡健康福祉事務所管内 過去5年症状内訳

 結核症状内訳

結核は治せるの?

  • 6~9ヵ月間、毎日薬をきちんと飲むことで治ります
  • 症状がなくなったからといって不規則な服用や中断をすると、薬が効かない耐性菌を作りだし、治療が困難になります。

早期発見

  • 結核の早期発見のためには、咳、痰等の症状だけでなく、毎日の健康観察がとても大切です。2週間以上続く発熱や咳、痰等の症状が続く、食欲低下体重減少があるようなら、医療機関の受診をお勧めします。
  • また症状がなくても、一年に一回は、職場健診や市町が行う健診等を受診し、胸部エックス線検査を受けましょう。
     

 

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 豊岡健康福祉事務所

電話:0796-26-3654

FAX:0796-24-4410

Eメール:toyookakf@pref.hyogo.lg.jp