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暑い夏が続いています。日本各地で気温が40度に迫り、夜になっても下がらない熱帯夜ばかり。そんな暑い夏の夜に、西播磨各地ではその土地ならではのお祭りが開催されています。
今年も上郡町の川まつり(7月26日)、たつの市の納涼花火大会(8月2日)や佐用町の行燈祭り(8月9日)など、各地のお祭りに参加させて頂きました。
お祭りは、子どもからお年寄りまで年代を問わず一緒に踊り、食べたり飲んだりしながら語り合う場、地域の絆が深まる場といわれます。そして地元を離れて暮らしている人と地域の人が年に一度顔を合わせる場でもあります。「ただいま」「おかえり」と声を交わしている姿を見て、故郷との絆と温かさを感じました。
西播磨県民局では、お盆明けの8月16日、17日、23日、24日の4日間、尼崎万博P&R(パークアンドライド)駐車場横の「ひょうご楽市楽座」でお祭りを開催しました。題して「西播磨の『わ』STAY ALIVE 山城 LEGEND」。日を追うごとに参加者が増え、23日(土曜日)は、3,800人を超える大盛況でした。ステージでは、藝能集団「野華」(相生市)や播州新宮越部太鼓(たつの市)の迫力ある太鼓、赤穂八幡宮尾崎獅子舞保存会(赤穂市)の華麗な獅子舞など西播磨の伝統文化やピッコロ劇団による山城短編劇が披露され、西播磨の「わ」を堪能することが出来ました。またステージ下では、怪しい落ち武者達と踊るホラーダンスタイムがあり、最後には、落ち武者に扮した子供たちも踊りに加わり、フィナーレを飾ってくれました。やはりお祭りの踊りが、人の「わ」を創るのだと改めて納得しました。
ひょうご楽市楽座(落ち武者ホラーナイト)①
ひょうご楽市楽座(落ち武者ホラーナイト)②
この夏から進めている西播磨の魅力発見と魅力創造のとりくみを紹介します。
地域の宝である130以上ある西播磨の山城を掘り起こし、当時の人々の暮らしに思いをはせ、築城の苦労や戦の様子などの学びを通じて、新しい価値を生み出し地域の元気づくりに活かす。
そんな思いから始まった山城プロジェクトは、西播磨山城ガイド協会のスタッフの方や地域の方々に支えられ、多くの山城ファンを生み出しています。今年度は一層すそ野を拡げるため、新人ボランティアガイドを養成する講座を開講しました。講座には、座学による講義だけでなく、先輩ガイドグループ協力による山城巡りが用意されていて、山城好きにはたまらない内容になっています。
講座が終了する3月の新人ガイドの方々との出会いが、今から楽しみです。
西播磨山城ガイド養成講座①
西播磨山城ガイド養成講座②
西播磨地域の多様な地域課題を自ら引き受けて、ビジネス的手法で解決に取り組む。その取り組みは課題を解決するだけでなく、地域に新たな魅力を創りだしていく。
今年度も、地域課題に取り組む志を持つ人材の発掘、育成等を目指して新たな起業を支援するビジネスプランコンテストをスタートしました。今回で3回目。過去には、精白米を使った生米パンのお店や、廃校を利用した人と動物の未来の家族生活、古民家を再生したモデル店舗での飲食店を併設した建築設計事務所の運営など、多種多様なアイデアが生まれ、実践されています。
先日、ビジネスプラン(事業計画)を練り上げるための最初のステップ、スタディツアーに同行しました。地域の現状・課題を知るための体験ツアーです。参加者には高校生の方もいて、様々な課題がありながらも自然豊かでポテンシャルの高い西播磨で、何ができるか真剣に考えていただきました。
今年はどのようなビジネスプランが出てくるのか、期待が高まります。
南光ひまわり園散策(佐用町)
課題説明(宍粟市)
ビジネスコンテスト優勝者との懇談(赤穂市)
重要伝統的建造物群保存地区(たつの市)
9月は防災月間です。今年は、台風があまり発生していない分、これからの気象状況が気になります。「備えあれば憂いなし」です。今一度、防災グッズの点検、ハザードマップ、避難経路、緊急連絡網の確認など、身近な防災点検をよろしくお願いします。