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五月の終わり、既に夏を思わせる暑さの中、相生のまちは、その暑さを凌ぐ熱気に包まれます。
相生ペーロン祭ーー西播磨に初夏の訪れを告げる2日間の行事が、本年も盛大に開催されました。
相生駅から南の相生湾一帯には、屋台が軒を連ね、お祭りムード一色に。
花火を一目見ようと集まった観衆は、約8万人にも上りました。
2万6千余人のまちに、あふれる人・ひと・ヒト。
天候にも恵まれ、19時50分から海上花火大会がスタートしました。
相生湾から打ち上げられた5,000発もの花火が大輪の花を咲かせ、相生のまちの夜を彩ります。
多くの来場者の歓声が一体となる光景は、この地域ならではの魅力を感じさせるものでした。
海上花火大会が無事に終了し、翌日は、ペーロン競漕が行われました。
海上花火大会にも負けず劣らずの4万人もの観戦者がまちを訪れ、あちらこちらから歓声が響きわたりました。
相生のまちには、建物の片隅にペーロン競漕練習用の小さなプールが設置されている企業・事業所などがたくさんあります。
この時期、お昼休みや就業時間後に仲間で練習している姿を目撃するのも、相生の風物詩でもあります。
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開会式では、静かな緊張感と高揚感がありつつも、たくましく鍛えられた筋肉隆々の選手たちの表情には、自信がみなぎっていました。
遠路はるばる、ペーロン大会を通じて交流のある長崎県長崎市、高知県須崎市、熊本県苓北町からも参加チームがあり、競漕を盛り上げます。
合図とともに響くドラと太鼓に合わせて、32人の漕ぎ手が一斉に櫂を動かし、船体が力強く水面を進みます。
その一糸乱れぬ動きと迫力ある競漕は、観る者に大きな感銘を与えるものでした。
西播磨県民局からも、光都土木事務所の職員を中心としたチームが出場しました。
業務の合間を縫って練習を重ね、この日のために準備を進めてきたものです。
往復600mのオープンレースに参加し、タイム4分切りを目標に頑張りました。
結果は4分3秒97と、惜しくも目標達成とはなりませんでしたが、最後まで力を尽くして漕ぎ切る姿に、会場からも多くの声援が寄せられました。
仲間と力を合わせて取り組むことの大切さ、地域とのつながりの強さが感じられました。
相生ペーロン祭は、単なる競技や催しではなく、百年にわたり受け継がれてきた文化であり、人と人を結ぶ絆です。
これからも、その伝統が次の世代へと受け継がれていくことを期待しています。

初夏の相生で感じた活気と躍動を胸に、西播磨県民局では、地域全体の魅力を大切にしながら、引き続き皆さまとともに地域づくりに取り組んでまいります。
令和8年6月
兵庫県西播磨県民局長 中野 恭典