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更新日:2025年4月28日

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【赤穂健康福祉事務所】イベントでの食品の提供について(臨時出店届)

イベントでの食品の調理・販売は、常に食中毒のリスクと隣り合わせです。計画段階からしっかりと準備し、十分な衛生管理のもとで安全な食品を提供できるようにしましょう。

相生市、赤穂市及び赤穂郡上郡町内で開催される非営利のイベント(文化祭、自治会の祭り、盆踊り等)において食品を提供する場合は、あらかじめ赤穂健康福祉事務所あて臨時出店届を提出してください。

なお、営利目的で食品を調理提供する場合や、非営利であっても反復継続して食品を調理提供する場合などは、食品衛生法に基づく営業許可が必要です。無許可営業をしないよう、許可の要否についてもあらかじめ問い合わせて確認するようにしてください。

 

届出、相談等で赤穂健康福祉事務所へお越しになる際は、担当職員が受付対応中や不在のこともありますので、あらかじめ電話でお知らせいただき、来所の可否を確認してから、時間に余裕をもってお越しいただきますようお願いします。

1.メニューの選定(調理するもの)

安全な食品を提供するため、次の衛生管理のポイントを押さえた上で、提供するメニューを決めましょう。食品安全のリスクを下げるための食品の取り扱い方法や品目について、不明な点があれば、あらかじめ赤穂健康福祉事務所あて相談してください。

  • 調理して提供する品目は、前日までに仕込んだりせず、提供当日に調理できる範囲のものにしましょう。また、生ものを避け、すべて中心までしっかりと加熱したメニューにしましょう。
  • 唐揚げや焼き鳥など、中心までしっかりと加熱することが難しいものは、生の材料ではなく、加熱調理済みの既製品を使用するようにしましょう。
  • 加熱後は手を加えず、盛り付けるだけのメニューにしましょう。おにぎり(加熱し、保温した米をにぎる)、そうめん・冷やしうどん(麺を加熱した後、水にさらす)などは、食中毒のリスクが高まります。加熱後アツアツのまま提供できないものはやめましょう
  • 食品の汚染の機会を減らすため、下処理済の材料を使用するなどにより、調理の工程を減らしましょう。特に、食肉・魚介類については、細切(カット)済のものを使用しましょう。また、自宅での下処理はやめましょう
  • どうしても野菜の洗浄・細切が必要な場合は、手洗い設備や洗浄設備を備えた屋内の衛生的な施設で作業しましょう。また、作業は、提供当日に行いましょう。

避けた方がよい

カット済み材料

  • 加熱後すぐに食べてもらう(=食中毒菌が増殖する時間を短くする)ことも重要です。持ち帰りしない形で提供できるものにしましょう。

2.メニューの選定(販売・提供だけのもの)

そのまま販売・提供するものについても、次のポイントを押さえた上で、メニューを決めましょう。販売・提供したい食品の製造・加工・表示等について不明な点があれば、食品に表示されている製造者・加工者等の所在地を管轄する健康福祉事務所、保健所等に相談してください。

  • 食品衛生法に基づいて必要な許可・営業届出がされた施設において、許可を受けた者が製造・加工した食品であることを確認しましょう。自宅や公民館で作られた食品や、レンタルキッチンで許可を受けた者以外の者が製造・加工した食品は販売・提供できません。
  • 食品表示法などに基づき、適切な食品表示がされているか確認しましょう。「製造者・加工者」の氏名は、許可を受けた者又は営業届出をした者の氏名の表示が必要です。また、「製造所・加工所」の所在地は、許可を受けた場所又は営業届出をした場所の表示が必要です。
  • 表示されている「保存の方法」を守って販売・提供できるかどうか確認しましょう。

加工品

兵庫県内(神戸市、姫路市、尼崎市、明石市及び西宮市を除く。)の製造所・加工所等の営業許可・営業届出に関する情報は、オープンデータのカタログページ(別ウィンドウで開きます)から確認できます。

3.必要な機材・資材の準備

イベント当日、食品を衛生的に取り扱うために必要な物品を準備しましょう。イベント当日に慌てないよう、事前に点検しておくことが重要です。

外から飛んでくる異物や突然の雨ができるかぎり食品に入らないようにしましょう。

  • 屋根・側方・後方の三方が囲えるテントなど
  • 使い捨て食器、調理器具などの保管容器(プラスチック製などで、外から水が入らないもの)

作業前・作業中など、しっかりと手を洗えるようにしましょう。

  • コック付きポリタンク(水道水を入れる)
  • 排水を受けるバケツ
  • 薬用せっけん
  • ペーパータオル

器具が汚れた場合、洗えるようにしましょう。

  • コック付きポリタンク(水道水を入れる)
  • 排水を受けるバケツ
  • 洗剤、スポンジなど

要冷蔵・要冷凍の食材をしっかり冷やせるようにしましょう。

  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 電源が取れない場合、クーラーボックスと蓄冷材
  • 温度計

清潔な環境で作業できるようにしましょう。

  • 使い捨て手袋
  • 清掃用品(ウエットティッシュ、アルコールスプレーなど)
  • ゴミ箱(フタつきのもの)とゴミ袋

 

テント内配置

 

ウェットティッシュスプレー使い捨て手袋ペーパータオル

4.臨時出店届の提出

提供品目や設備、出店者の配置等が決まったら、イベントを開催する前に、臨時出店届を提出してください。

届出書の提出は、郵送でもかまいません。お越しになる場合は、あらかじめ電話で赤穂健康福祉事務所あて連絡の上、平日9時から12時、13時から17時30分の間にお越しください。

  • 臨時出店届は、兵庫県の「臨時的食品取扱指導要領」に基づき、万一、食中毒や異物混入などの事故が発生した場合、速やかに調査に着手できるように提出していただくものになります。
  • 届出をされる前に、「臨時的食品取扱指導要領」を確認してください。要領は、保健医療部生活衛生課のページ(別ウィンドウで開きます)から確認できます。
  • 届出様式、添付書類等については、下記関連資料または上記保健医療部生活衛生課のページからダウンロードできます。
  • 露店や自動車で飲食店営業の許可を受けて調理提供するものや、営業届出を提出して業として販売するものについては、臨時出店届の対象外です。出店者一覧表に記入する必要はありません。

5.イベント当日の注意事項

調理にとりかかる前のチェック事項
  • 設備、物品が揃っているか確認しましょう。
  • 調理する食材や販売・提供する食品に異常がないか確認しましょう。
  • 調理担当者など、食品に触れる作業をする人に体調不良や手指のケガがないか確認しましょう。
体調不良

イベント数日前から当日にかけて、下痢、腹痛などの消化器症状があったり、吐き気や嘔吐、発熱がある場合は、食中毒を起こす菌やウイルスに感染している可能性があります。食品を汚染しないよう、作業から外れましょう

手の指に傷があると、食中毒を起こす黄色ブドウ球菌が傷口付近に存在する可能性があります。できるだけ、作業から外れましょう。作業する場合は、傷口を保護し、使い捨て手袋を着用するようにしましょう。

 

調理の際のチェック事項
正しい手洗い
  • 調理の前、トイレの後、調理中食材に触れた後など、しっかり手を洗いましょう。石けんで手を洗わずにジェルタイプの消毒剤を使うと、逆に汚れが浮き出るというデータもあります。必ず、流水と石けんを使って正しい手洗いをするようにしましょう。
  • エプロンや三角巾などを着用し、衛生的な服装で作業しましょう。
  • 使い捨て手袋は、こまめに交換しましょう。一度脱いだ手袋は再利用せず、新しいものを使いましょう。
十分な加熱
  • 食品の中心までしっかり火が通っていることを確認しましょう。
  • 火が通ったら、すみやかにお客さんに提供しましょう。
  • みそ汁、カレー、おでん等、火が通ってすぐに提供できない食品については、火を消さずにアツアツのまま管理しましょう。
  • 盛付けには、はし、スプーン、トング等を使用し、素手で触れないようにしましょう。
  • 調理をせず、販売・提供のみの場合でも、手洗いや温度管理をしっかり行い、食品に素手で直接手を触れないようにしましょう。

6.イベント後の注意事項

イベント後、食中毒や異物混入などに関する申し出を受けた場合は、ただちに赤穂健康福祉事務所へ連絡してください。

お問い合わせ

部署名:西播磨県民局 赤穂健康福祉事務所 食品薬務衛生課

電話:0791-43-2937

FAX:0791-43-5386

Eメール:Akoukf@pref.hyogo.lg.jp