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「デジCanコンテスト」
デジCanコンテストは、新しい働き方推進プランの中で、県職員が新しい技術を活用・創意工夫して業務効率化に取り組み、一定の成果を出した事例を共有・賞賛するイベントであり、スマート兵庫戦略の行政のデジタル化の中で、ICTを活用した業務改革を行う「デジCanプロジェクト」の一環として実施しています。今後、庁内のDX推進の機運醸成はもちろんのこと、県下市町や民間事業者にも広がることを期待して、その成果を内外に発信していきます。
- 1 対象案件
デジタルツールを活用し、業務効率化や県民サービスの向上に成果を出した取組
- 2 エントリーの基準
事務フローを分析・見直した上で、定型処理や手作業を最適なデジタルツールに置き換え、作業時間の短縮や業務品質の向上を実現させていること
デジCanコンテスト2025の概要と結果

第3回目となるデジCanコンテスト2025では過去最多のエントリーがあり、本庁だけでなく、地方機関からも多くの好事例が表彰を受けました。
1 対象案件
令和7年度においてデジタルツールを活用し、業務効率化や県民サービスの向上に成果を出した取組
2 エントリー基準
優れた取組に対する各賞の授与
令和7年度に成果を出した多くの取組のうち、34件の取り組みが賞を受賞しました。
| 賞の名称 | 授賞基準と具体的な指標・評価ポイント例 |
|---|---|
| 知事賞 |
所属全体でICTを活用した業務改革に取り組んだ組織 所属長自らが課題解決に向けて積極的に取り組んだ事例
|
|
DX推進監賞 |
難易度の高い課題に対する先駆的な取組
|
|
プロセス革新賞 |
非デジタル化要素の改善効果が顕著な取組
|
| デジタルツール賞 |
ツールの使い方が巧みな取組
|
| DXマイスター賞 | 着眼点の鋭さと工夫に満ちた取組
|
| Next未来賞 | 今後の可能性や発展を期待させる取組
|
知事賞が1件、DX推進監賞が4件、プロセス革新賞、デジタルツール賞、DXマイスター賞、Next未来賞の4賞を合わせ34件が受賞されました。
知事賞(1件)
今回のデジCanコンテスト2025から予備選考を勝ち抜いたチームがそれぞれプレゼンを行い、参加者の投票によって知事賞が決定される仕組みとなしました。
取組名:病床運用の可視化と目標の共有~BedControlCompassの挑戦~
所属:兵庫県病院局はりま姫路総合医療センター
チーム名:経営戦略分析部会
1 背景
昨今の病院経営は厳しい状況にあり、物価や人件費の上昇が急激で、公立病院の約83%が赤字である。経営の悪化は深刻であり、存続が危ぶまれる状況が続いているため、地域医療体制の維持が困難になる懸念がある。こうした状況は当院にとっても例外ではなく、収入の伸び以上に支出が増える中で、現有の人員・設備を最大限に活用し、厳しい状況に対処できる経営がこれまで以上に求められている状況である。
2 取組内容
【業務プロセスの見直し】
- 情報鮮度の再設計
従来は事後的に患者数を集計していたが休日を含め1日4回(7時・12時・15時・18時)更新することで、より鮮度の高い情報をリアルタイムに提供した。 - 情報共有の導線を再設計
従来は集計表や口頭連絡が中心で、関係者が同じタイミング・同じ目線で状況を把握しにくかったため、普段から必ず目につく場所(電子カルテのトップページ)に表示し、全職員が自然に認識できる形へ変更 - 意思決定の役割整理
退院に関する役割分担(医師=退院の許可、看護師長=退院日の決定)を周知し、判断の滞留が起きにくい運用へ整備
【改善プロセスの見直し】
- 直近6週間分の統計データより、曜日別の入退院数と在院人数を予測する仕組みにした
- 曜日別に目標とする在院人数を設定し、判断基準とした
- 在院患者の予測値と目標値の差によって公式マスコットの「はり姫ちゃん」がリアクションとメッセージで注意喚起を行う提示方法を採用した
- 当日、翌日の2日間予測をすべての部署で共有することで、入退院調整業務を円滑に行う体制を整えた
3 効果
【定量的効果(前年度比較)】
入院収益:15,764百万円(+1,308百万円)
入院1日単価:98,000円(+3,000円)
1日平均在院患者数:591人(+40人)
病床利用率:84.4%(+5.75.7%)
病床稼働率92.0%(+6.06.0%)
平均在院日数:11.0日(+0.4日)
前年の同期間と比べて顕著な改善で、“見える化による改善行動の後押し”として機能した。
また、BedControlCompassに加え、同時期に行った他の経営改善策も改善要因である。
【定性的効果】
- 病院長・副院長・経営企画部長ら幹部層が早期から関与し、経験や勘ではなくデータと根拠に基づいた設計・運用方針が整理された。さらに医師や看護師等へ「BedControlCompass」の意義と使い方を周知したことで、共通理解が進み、浸透も早まった
- 状況の確認・説明が画面上で完結しやすくなり、「まず何を見ればよいか」「今どこが問題か」を共有しやすくなった。結果として、確認の往復や説明の手間が減り、病棟運用業務の効率化につながった
【モチベーション効果】
- ツールが分かりやすいほど、周囲が状況を理解しやすくなり、協力や改善に参加する人が増えた
- 日々のデータ更新により、現場の取り組みが成果として見えやすくなり、達成感と次の行動意欲につながった
- 当日、翌日の見通しが共有されることで先を見越した病床運用が可能となり、急な調整に追われる場面が減り、ストレス軽減に繋がった
4 今後の展開
実績データと現場のフィードバックを参考に、予測・目標・注意喚起の基準やメッセージを更新し、運用のなじみやすさを高める。将来的に他の県立病院でも活用できるよう、設定や手順の共通化を進め横展開を目指す。
評価ポイント
病院の経営課題に直結する病床管理を可視化し、院内に共有した取組です。また経営層のみならず全職員に対して伝わりやすい情報発信を行い、大きな改善効果を出しており他の病院にも転用が期待できる好事例です。
知事賞を受賞されたはりま姫路総合医療センター経営戦略分析部会のみなさん
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DX推進監賞(4件)
| 取組名 | 所属・チーム名 | 取組内容 |
|---|---|---|
| 総務部・財務部のDX推進プロジェクト | 総務部・財務部の各課 | 全所属1件以上の業務改善に挑戦し、全27件の改善プロジェクトに着手。6事例が対象。 |
| 医務課におけるDX推進の取り組み~職員の意識改革と業務改善を目指して~ | 保健医療部医務課 | 医療行政全般を担う医務課が2年がかりで取組んだDX。慢性的な超勤を解消するため管理職が率先して活動するなど、トップダウンを機能させて多くの好事例を創出。 |
| 公共料金支払事務の集約化・外注化 | 出納局会計課 | 全所属が関係する会計事務において、事務リスク低減と分散庁舎体制での円滑な業務運営を目指した取組。国との折衝や振込手数料の有料化も克服した好事例。 |
| 事務所全体のDX推進~3K(紙、慣習、抱え込み)の壁を乗り越えよう~ | 北播磨県民局加東土木事務所 | 長らく変わらなかった事務所の紙文化、非効率な慣習、属人的な抱え込みなど多くの課題をデジタル化した3事例が対象。取組の推進に組織全体の高い改善意識を感じる好事例。 |
プロセス革新賞・デジタルツール賞・DXマイスター賞・Next未来賞(29件)
| 業務名 | 所属・チーム名 | 賞 |
|---|---|---|
| ナッジ理論を活用した催告書(チラシ)の改善 |
財務部税務課 税収対策班 |
プロセス革新賞 |
| 農薬販売業者および防除業者に係る届出手続のデジタル化 農薬管理指導士更新研修確認テストへの自動応答導入 |
農林水産部農業改良課 環境創造型農業推進班(植物防疫担当) |
プロセス革新賞 デジタルツール賞 DXマイスター賞 |
| 森林計画図閲覧サービスの業務改善 |
農林水産部林務課 森林整備計画班チームウッ図 |
プロセス革新賞 Next未来賞 |
| IDOシートで進める業務改善の見える化と好事例の横展開 |
環境部環境整備課 それAやん活動 |
プロセス革新賞 デジタルツール賞 Next未来賞 |
| 公金振込処理の改善 |
出納局会計課 出納局会計課総務企画・決算国費合同チーム |
プロセス革新賞 デジタルツール賞 Next未来賞 |
| 身体障害者減免申請受付事務 |
伊丹県税事務所自動車税課 |
プロセス革新賞 |
| 地図アプリによる警察より問い合わせの簡素化 |
総務部教育課 幼児教育・教育振興班専各チーム |
Next未来賞 |
| Chatbot利用による業務改善(教育課BOT(緊急環境整備事業)の利用について) |
総務部教育課 教育課BOT推進グループ |
DXマイスター賞 |
| 交通安全啓発DVDのオンライン貸出予約アプリ |
県民生活部くらし安全課 交通安全対策班 |
デジタルツール賞 |
| MicrosoftExcelのマクロ機能を用いた業務の効率化と県民サービスの向上(情報提供業務) |
保健医療部生活衛生課 環境衛生班 |
デジタルツール賞 DXマイスター賞 |
| 学術研究助成事業 |
産業労働部新産業課 科学政策班 |
デジタルツール賞 |
| 太陽光発電設備導入シミュレーションの作成 |
環境部環境政策課 環境政策課 |
Next未来賞 |
| Teamsを活用したペーパーレス化への取組について |
土木部技術企画課 インフラDX担当 |
Next未来賞 |
| 照会業務効率化(ファイル分割ツールの作成) |
土木部道路保全課 保全班(福崎事業所) |
DXマイスター賞 |
| 署名分析に係るデータ化 |
まちづくり部都市計画課 施設班 |
デジタルツール賞 |
| 企業誘致データベースシステムのkintone化 |
企業庁企業誘致課 企業誘致班 |
デジタルツール賞 DXマイスター賞 |
| 公有財産台帳(プロトタイプ)の作成による、企業庁内部にて横断的なICT活用による「見える化」への取組 |
北播磨・臨海建設事務所 管理台帳作成チーム |
デジタルツール賞 |
| 事務所内でのICT活用による業務効率化の取組 |
北播磨・臨海建設事務所 デジタルチーム |
Next未来賞 |
| 経営状況を可視化する県立病院ダッシュボードの導入 |
病院局:経営課 経営改善プロジェクトチーム |
デジタルツール賞 DXマイスター賞 Next未来賞 |
| 看護師希望調書の業務効率化 |
県立尼崎総合医療センター 総務課 |
デジタルツール賞 DXマイスター賞 |
| 看護師研修における課題作成・提出・評価 |
県立こども病院 こども病院DX委員会 |
デジタルツール賞 |
| フロン事務の効率化~自動化でミスゼロ・時短を実現~ |
神戸県民センター県民躍動室 フロン業務改善推進チーム |
デジタルツール賞 Next未来賞 |
| RPAを活用した事務効率化 |
西宮県税事務所 収税第2課 |
デジタルツール賞 |
| 個人事業税生成AIチャットボット(仮称) |
西宮県税事務所 AI税務活用プロジェクトチーム |
DXマイスター賞 Next未来賞 |
| 公用車運転日誌の電子化 |
宝塚健康福祉事務所 企画課 |
デジタルツール賞 DXマイスター賞 |
| 課内ルールの見える化 |
宝塚健康福祉事務所 健康管理課 |
DXマイスター賞 |
| 環境保全協定の測定結果確認作業の効率化 |
東播磨県民局県民躍動室 環境課 |
Next未来賞 |
| 医療職免許申請 |
龍野健康福祉事務所 地域保健課 |
デジタルツール賞 |
| Outlookで設計、Teamsで共有。プリンターは休暇中。 |
新温泉健康福祉事務所 所付・生活福祉課 |
Next未来賞 |
| アナログ事務所のデジタル化 |
但馬長寿の郷 |
デジタルツール賞 Next未来賞 |
| Teamsでつながる丹波圏域災害時保健活動 |
丹波健康福祉事務所 保健師チーム |
デジタルツール賞 Next未来賞 |
デジCanコンテスト2025グランドファイナル
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令和8年3月30日にデジCanコンテスト2025の最終選考会と授賞式を兼ねた「GrandFinal(グランドファイナル)」が開催されました。
日時
令和8年3月30日(月曜日)14時00分から
会場
兵庫県農業共済会館
式次第
【第一部】
- 開式
- 陪席者・来賓紹介
- 企画部長よりお祝いの言葉
- 上位賞プレゼン
- 投票
- ゲストコメンテーターからの総評
【第二部】
- 知事賞発表・授与
- DX推進監賞発表・授与
- 各賞授与
- サイボウズ社公共チームよりコメント
- DX推進監より講評・お祝いの言葉
- 閉式
知事賞授与

受賞者のみなさん
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