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「ミュージアムロード」とは、兵庫県立美術館から神戸市立王子動物園までの南北約1.2kmの道の愛称です。沿道にはさまざまなパブリックアートがあり、まちの風景となっています。
神戸県民センターでは、県立美術館や横尾忠則現代美術館をはじめとする沿道の文化施設や神戸市、企業、住民団体等と連携してミュージアムロードの活性化に取り組んでいます。これまでも野外オブジェの設置やオブジェ制作者によるアートのワークショップ、講演会等を開催してきましたが、今後も新たな魅力づくりに力を入れていきます。
左:ミュージアムロードに掲げられたバナー、右:県立美術館の屋根にいる「Kobe Frog(愛称:美かえる)」
ミュージアムロードマップ(2024年12月時点)(PDF:503KB)
ミュージアムロードのおおまかな位置図や野外オブジェ、文化施設等を掲載しています。
●ミュージアムロード周辺の文化施設のご紹介
ページ下部の関連リンクから各施設ホームページにアクセスしてご覧ください。
●海・山・アートを感じるフォトウォークガイド
ミュージアムロードのみならずHAT神戸から摩耶山まで、「海」「山」「アート」を楽しめるスポットを紹介するガイドマップも発行しています。データ版はこちらのページをご覧ください。
ミュージアムロード周辺には、神戸県民センターや県立美術館、神戸市のほか、企業、団体等が設置・管理している彫刻が40以上あります。このうち、いくつかのオブジェについて以下に紹介します。
平成27年6月、県立美術館南側の大階段下に彫刻「Sun Sister(サン・シスター)」を設置しました。この作品は現代美術家のヤノベ ケンジさんによる未来の希望の象徴である「輝く太陽」を持った高さ約6mの少女像です。
●作品名:「Sun Sister(サン・シスター)」 (高さ約6m)
●制作者:ヤノベケンジ氏(大阪府在住、京都芸術大学教授・現代美術作家)
●設置場所:兵庫県立美術館南側敷地 大階段下(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
平成27年6月には、作者ヤノベケンジ氏を招いて、地元の子どもたちの参加のもとお披露目式を開催しました。
また、令和6年11月に設置以来初めてとなる外装のリニューアル工事を行い、ピカピカに生まれ変わりました。
リニューアル完了を記念して、令和7年3月15日に作者ヤノベケンジ氏を講師に招き、記念トークイベントを開催しました。当日の様子をレポートをこちらにまとめて掲載しているのでぜひご覧ください。
Ether (family)は、神戸市が管理するAnimal 2021-01-B(KOBE Bear)とともに、 ミュージアムロードとHAT神戸に新たな賑わいを創出するため、兵庫県と神戸市の“県市協調”の一環で令和3年6月に設置されました。
「ミュージアムロード&HAT神戸エリアに新たなシンボルアート作品がお目見え!」(PDF:3,370KB)
Ether (family), 2021, mixed media, 400.0×241.0×240.0 cm, collection of Hyogo Prefecture
●作品名:「Ether (family)(エーテル ファミリー)」 (高さ約4m、3.3m、2.6m、1.7mの4点組)
●制作者:名和晃平氏(大阪府出身、京都芸術大学教授・現代美術作家)
●設置場所:なぎさ公園内(神戸市中央区脇浜海岸通1-4-1)
●作者からのメッセージ
Ether(family)は、滴(しずく)が地面に落ちて広がる様子を段階的に3Dモデル化し、上下反転させて積み重ねた彫刻作品です。水やエネルギーの循環と生命の永続性を象徴しています。重力に抗い空に伸びる4つの彫刻は、復興した街を見守る家族のように、互いに寄り添って立っています。
●作品名:「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」(高さ約3.14m) ※設置・管理主体は神戸市
●制作者:三沢厚彦氏(京都府出身、武蔵野美術⼤学教授・現代美術作家)
●設置場所:なぎさ公園内(神戸市中央区脇浜海岸通1-4-1)
●作者からのメッセージ:
瞳には六甲山の緑と空の青が映り込んでるようです。背後の海には夕日が反射してキラキラしてます…そんな時間帯もあるでしょう。日々移り変わる時間と環境と共に「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」はここにいます。
平成30年11月、地元関係者等で構成するミュージアムロード魅力アップ事業実行委員会により、JR灘駅南側広場に新たな彫刻作品「ミュージアムロードサインモニュメント」を設置されました。
●作品名:「ミュージアムロードサインモニュメント」 (高さ1.45m、幅約3.6m)
●制作者:榮元正博(えいげん まさひろ)氏 (神戸芸術工科大学教授)
●設置場所:JR灘駅南側広場(灘区岩屋北町7丁目)
平成26年3月、ミュージアムロードのシンボルオブジェの1体目となる作品「PEASE CRACKER(ピース・クラッカー)」を設置しました。
サヤエンドウのような形をしたこのオブジェの大きなサヤの下には、豆の形をしたベンチがあり、子どもたちの休息スポットにもなっています。
●作品名:「PEASE CRACKER(ピース・クラッカー)」 (高さ4m、長さ8m)
●制作者:椿昇(つばき のぼる)氏(現代美術作家)
●設置場所:ミュージアムロード歩道上(神戸市中央区摩耶海岸通2丁目)
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