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皆さん、こんにちは。
安藤建築で知られる兵庫県立美術館と王子公園を南北に結ぶ1.2kmの道を「ミュージアムロード」と言います。
周辺には県立美術館だけでなく、横尾忠則現代美術館、旧県立近代美術館の建物を活用した原田の森ギャラリー、神戸文学館やBBプラザ美術館があるほか、約60ものパブリックアート作品が点在しています。付近の鉄道沿線各駅から海側の県立美術館や山側の王子公園等へ向かう途上でワクワク感を感じる道となる、また、集積されたパブリックアート作品を楽しんで観て周れる空間にもなっています。ミュージアムロードはまちの文化・芸術をアピールする存在になるよう平成22年に名づけられました。
命名以降、県市で協力しながら多数のパブリックアート作品を設置してきました。美術館屋上で来館者をお出迎えするフロレンティン・ホフマン氏の「Kobe Frog(愛称:美(み)かえる)」、ヤノベケンジ氏の「Sun Sister」、椿昇氏の「PEASE CRACKER」や県立美術館内にある安藤忠雄氏が寄贈された「青りんご」のオブジェなど、雑誌で紹介されるものも多く、皆さんもご覧になったことがあると思います。美かえるは県立美術館だけでなくミュージアムロード全体のシンボリックな存在となり、阪神岩屋駅前や沿道バナーは美かえるカラーで彩られています。更にはハード的な整備だけでなく、美かえるカラフルマルシェやジャズイベントといった賑わい創出も行われてきました。
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〔Kobe Frog(愛称:美かえる)〕 |
〔青りんご〕 |
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しかしながら、命名から十数年が経ってもまだまだ「ミュージアムロード」の名前が市内外の皆さんに広く浸透しているとは言い難く、訴求力を高めてさらなるまちの賑わいを創出していくことが必要だと思っています。
奇しくも神戸市では昨年、ミュージアムロードの中ほどにあるJR灘駅南側広場を「灘の森テラス」として整備し、神戸ゆかりの若手芸術家たちによる現代アート作品を展示しています。また、まちの空間づくりに関するアイデアコンペを実施し、去る3月8日に公開プレゼンが開催されました。
このような神戸市の取組みとともに、周辺のイベントやアイデア企画が四分五裂に実施されるようになっていたという課題認識もふまえて、今年度から県・市、周辺美術館や沿線鉄道会社などの関係者が集まり、「ミュージアムロード連絡調整会議」を開催しています。
その成果の一つが、この度開設したホームページです。各美術館や周辺地域のイベントなどの情報を集約するとともに、一帯のパブリックアート作品をデータ化し、作品や施設等が載ったデジタルマップを設けてポータルサイトのような役割を果たします。また、さまざまな視点でミュージアムロードを紹介するコンテンツ記事も配信していきます。単なるアート鑑賞を目的とした案内ページに終始せず、「出かけて歩いてみよう」「周辺のまちの雰囲気を楽しんでみよう」と思ってもらえるようなWEB発信を心がけていきたいと考えています。

URL:https://museum-road.pref.hyogo.lg.jp/(外部サイトへリンク)
来年度神戸市では、まちの空間づくりに関するコンペに寄せられたアイデアを参考にしながら、ミュージアムロードを含めた周辺のまちづくりを予定されています。神戸市との連携をより一層深めながら、連絡調整会議においてもミュージアムロードエリアの魅力づくり、賑わい創出のために関係者間でどういったことができるのか、検討していきたいと思います。
兵庫県神戸県民センター長
内藤 良介
≪以下に「過去の神戸県民センター長だより」のリンク先を掲載しています。≫
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