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※令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。
世界保健機関(WHO)は、令和6年8月14日にエムポックスに関する緊急委員会を開催し、コンゴ民主共和国とアフリカの複数の国で発生しているエムポックスの急増が、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると2回宣言していましたが、現在は終了しております。
エムポックスは、1970年にヒトでの感染が発見されて以来、中央アフリカから西アフリカにかけて地域的な流行がみられていました。
2022年5月以降、欧米を中心に男性間で性交渉を行う者(MSM; men who have sex with men)の間で性的接触に伴う感染によりクレード2のエムポックスが流行した。また、2023年以降はコンゴ民主共和国を中心としたアフリカ諸国でクレード1のエムポックスの流行が報告されている。
国内外の発生状況:厚生労働省エムポックスについて(外部サイトへリンク)
最新情報:WHOホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)を参照願います
国内では、2022年7月に1例目の患者が確認され、2024年1月時点でも散発的な患者の発生が報告されています。
現在全国で累計254件の届出があります。(2025年9月12日時点)
兵庫県内においては、令和7年9月13日にエムポックス患者(ウイルス型:クレード1b)が確認されており、国内で初めてエムポックス(クレード1b)と報告された患者となります。
(参考)神戸市:エムポックス患者の発生について(PDF:132KB)
エムポックスは、オルソポックスウイルス属のエムポックスウイルスによる急性発疹性疾患の感染症で、日本では、平成15年(2003年)から「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)上の四類感染症として位置づけられています。就業制限、入院勧告等の措置及び医療費公費負担の制度はありません。
気になる症状がある場合、かかりつけ医や最寄りの健康福祉事務所(保健所)へ相談してください。
暫定症例定義に該当する方を探知した場合、最寄りの健康福祉事務所(保健所)まで相談願います。
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