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更新日:2024年3月15日

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龍野健康福祉事務所管内 感染症情報

1 感染症

(1)麻しん(はしか)について

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、人から人へ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。

感染すると、38℃前後の発熱、咳、鼻水、結膜充血がみられます。その後、1度下降した熱が再び高熱となり、発疹がでます。

また、麻しん患者と接触があった方については、10~12日の潜伏期間を経て発病することがあります。

症状がある場合の受診について

医療機関に電話等で麻しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従ってください。医療機関への移動は、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。

抗体検査について

麻しんにかかったことがない方や、ワクチン接種を受けていない方、ワクチン接種が1回接種だった方については、十分な免疫を獲得してない可能性があることから注意が必要です。

免疫(抗体)を持っているかどうかは、医療機関において検査ができます。検査をうける場合には、事前にかかりつけ医や最寄りの病院に確認してください。

兵庫県/麻しん(はしか)について

 

(2)インフルエンザについて

例年12月~3月にかけて流行しますが、令和5年は9月頃から増加しています。

龍野健康福祉事務所管内(たつの市、宍粟市、太子町、佐用町)の定点あたりの患者数は警報レベル(定点あたり30人以上)となっており、学校での学級閉鎖や社会福祉施設等での集団発生も報告されています。

インフルエンザの予防には、「手洗い」「うがい」が有効です。また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケットを行い、早めに病院に受診しましょう。

学校等欠席者・感染症情報システムの入力について

学校や保育園、幼稚園でインフルエンザ等の感染症流行により、欠席者数が増加した際や、臨時休業される場合には、学校等欠席者・感染症情報システムまたは、下記報告様式からご報告をお願いします。

 

(3)結核について ~結核は過去の病気だと思っていませんか?~

9月24日~9月30日は結核予防週間です。

我が国で結核は今でも1日に32人の新しい患者が発生し、5人が命を落としている重大な感染症です。

令和5年1月~6月の当所管内における新規結核患者数は14人で、昨年に比べて増加傾向です。

2週間以上、咳やからだのだるさが続く、微熱がある、体重減少などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

※龍野健康福祉事務所の結核通信(令和5年)

1.医療機関向け(PDF:257KB)2.社会福祉施設向け(PDF:263KB)

兵庫県/結核に関するページ

 

(4)腸管出血性大腸菌感染症について

腸管出血性大腸菌感染症(O157他)は菌に汚染された飲食物を食べたり、汚染された手などから他の人へ二次感染を起こすことがあります。

特に乳幼児や高齢者では重症化することがあり、溶血性尿毒症症候群(HUS)または脳症等の合併症を起こすことがあるので注意が必要です。

まずは手洗いをしっかり行うことを徹底し、食品の取り扱い(食肉類はしっかり加熱する、包丁やまな板はよく洗い消毒する、「生肉用のおはし」と「食べる時のおはし」を使い分ける等)にも注意しましょう。

当所管内では、令和5年に入り6件発生しています。

兵庫県/腸管出血性大腸菌感染症について

 

(5)つつが虫病について

つつが虫病はつつが虫リケッチアを保有するツツガムシというダニの一種に咬まれることによって感染します。潜伏期間は5~14日で、症状は高熱、発疹、刺し口等で重症化し、死亡することがあります。発生時期は春~初夏及び晩秋から冬であり、これらの季節は特に注意が必要です。

屋外での活動時にはダニ等に咬まれないように肌の露出をしない、虫除けスプレーを利用するなど予防しましょう。

当所管内では、令和4年に2例、令和5年に入り1例の発生報告がありました。

兵庫県/マダニに注意!ダニ媒介感染症について

 

 

2 社会福祉施設等における感染症発生時の報告について

当所管内では、社会福祉施設での新型コロナウイルス感染症の集団発生が依然として散発しております。感染症法上は令和5年5月8日から「5類感染症」へ位置づけられましたが、高齢者や基礎疾患のある方の重症化リスクは変わらないため引き続き感染対策が重要となります。

患者発生時には、施設医や協力医療機関の医師に相談のうえ対応をお願いします。

また、社会福祉施設の方々には、新型コロナウイルス感染症だけではなく、その他の感染症にもご注意頂きながら、集団発生が起こった時には下記の報告の目安により龍野健康福祉事務所へご報告をお願いします。

※報告の目安

1.同一の感染症もしくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間内に2名以上発生した場合

2.同一の感染症もしくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合

3.1及び2に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合

社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について(◆平成17年02月22日健発第222002号雇児発第222001号社援発第222002号薬食発第222001号老発第222001号)(外部サイトへリンク)(令和5年4月28日改正)

※報告様式はこちら⇒感染症発生報告(ワード:27KB)臨時休業措置報告(ワード:53KB)

 

3 定期結核健康診断の報告について

毎年、FAX等で提出頂いている定期結核健康診断の報告が、令和6年度から原則、電磁的方法(エクセルファイル)による報告に変わります。

令和5年度についても、移行期間として可能な限り電磁的方法で期日までに報告をお願いいたします。ただし、既に令和5年分の報告をFAX等で頂いている施設については、再提出の必要はありません。

※令和5年分の報告書提出期限は令和6年2月22日です。

上記期日までに未実施の場合は、年度中に健診を終え、できるだけ速やかにご報告いただきますようお願いします。

※入力時の留意事項や報告様式はこちら⇒兵庫県/結核に関するページ(hyogo.lg.jp)

 

4 兵庫県内の感染症情報について

・感染症情報について⇒兵庫県/感染症

・感染症ごとの発生数の情報など⇒兵庫県/兵庫県感染症情報センター

 

お問い合わせ

部署名:西播磨県民局 龍野健康福祉事務所 健康管理課

電話:0791-63-5140

FAX:0791-63-9234

Eメール:Tatsunokf@pref.hyogo.lg.jp