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更新日:2025年9月26日

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豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報

このページは感染症発生動向調査事業に基づき、豊岡健康福祉事務所管内(豊岡市・香美町・新温泉町)を中心とした地域の感染症の発生状況を毎週情報提供し、感染予防についての注意喚起を行っています。

2025年第38週(9月15日~9月21日)の管内の感染症発生動向情報をお送りします

今週のcontents

  1. 定点把握感染症について
  2. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  3. マダニ媒介感染症について

1.定点把握感染症について

疾患名

定点あたり

患者数

増減

疾患名

定点あたり

患者数

増減

今週

先週

今週

先週

インフルエンザ

0

0

-

手足口病

0.2

0.2

COVID-19

8.0

11.0

伝染性紅斑

0.8

1.8

急性呼吸器感染症

15.0

16.5

突発性発疹

0.2

0.2

RSウイルス感染症

1.6

0.4

ヘルパンギーナ

0.6

0.2

咽頭結膜熱

0

0.2

流行性耳下腺炎

0

0

-

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.2

1.2

急性出血性結膜炎

0

0

-

感染性胃腸炎

1.4

2.0

流行性角結膜炎

0

1.0

水痘

0

0

-

 

 

 

 

 

2.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

今週、管内の定点あたりの患者数は8.0人(先週11.0人)と減少していますが、引き続き、手洗い、手指消毒、咳エチケット、定期的な換気などの基本的な感染対策を心がけましょう。

  • 感染経路は、エアロゾル感染、飛沫感染、接触感染です。潜伏期は1~14日(平均5~6日)間で、症状は発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚障害、下痢など多様です。多くは軽症ですが、高齢者や基礎疾患がある方は重症化する場合がありますので注意が必要です。
  • 社会福祉施設等において感染が疑われるものが10名以上、または全利用者の半数以上の発生があった場合には保健所へ報告をお願いします。

3.マダニ媒介感染症について

今週、県内で日本紅斑熱の患者1人の報告があり累積患者数は18人になりました。

管内で確認されたことがあるマダニ媒介感染症は、重症熱性血小板減少性紫斑病(SFTS)、日本紅斑熱、つつが虫病があります。

マダニは気温が15度から30度で時に活動が活発になるため、これからの季節は特に注意が必要です。

  • 病原体を媒介するマダニ類やツツガムシ類は、野外のやぶや草むらなどに生息しています。
  • 野外作業の際にマダニ類やツツガムシ類に刺されると、重症熱性血小板減少紫斑病や日本紅斑熱、つつが虫病などの感染症にかかる危険性があるので、野外活動時にはダニ対策が重要です。
  • 野外では腕、足、首等の肌の露出を少なくし、作業後は入浴やシャワーでマダニがついていないかチェックしましょう。
  • ダニ類の多くは、長時間(10日間以上のこともある)吸血します。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、皮膚科等の医療機関で、適切な処置(マダニの除去や消毒など)を受けて下さい。マダニに刺されたら、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関で診察を受けて下さい。

【関連ページ】

国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト

  • マダニ対策、今できること

https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/tick-borne-diseases/tick-prevention/index.html

グラフ・データで見る管内の感染症情報(2025年38週)

 

小児科定点(グラフ)インフルエンザ定点(グラフ)(PDF:385KB)

兵庫県保健所別データ(PDF:84KB)

兵庫県感染症発生動向調査週報(PDF:615KB)

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 豊岡健康福祉事務所

電話:0796-26-3654

FAX:0796-24-4410

Eメール:toyookakf@pref.hyogo.lg.jp