ホーム > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症 > 豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報

更新日:2025年5月2日

ここから本文です。

豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報

このページは感染症発生動向調査事業に基づき、豊岡健康福祉事務所管内(豊岡市・香美町・新温泉町)を中心とした地域の感染症の発生状況を毎週情報提供し、感染予防についての注意喚起を行っています。

2025年第17週(4月21日~4月27日)の管内の感染症発生動向情報をお送りします

今週のcontents

  1. 定点把握感染症について
  2. 百日咳患者が増加しています
  3. ゴールデンウイーク中に海外へ渡航される皆様へ

1.定点把握感染症について

疾患名

定点あたり

患者数

増減

疾患名

定点あたり

患者数

増減

今週

先週

今週

先週

インフルエンザ

0.5

0.38

手足口病

0.4

0.2

COVID-19

1.5

3.25

伝染性紅斑

0

0.4

急性呼吸器感染症

17.75

15.88

突発性発疹

0.4

0

RSウイルス感染症

0.4

1.0

ヘルパンギーナ

0

0

-

咽頭結膜熱

0

0

-

流行性耳下腺炎

0

0

-

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

0.6

1.0

急性出血性結膜炎

0

0

-

感染性胃腸炎

7.0

4.8

流行性角結膜炎

0

0

-

水痘

0

0

-

 

 

 

 

2.百日咳患者が急増しています

今週、豊岡健康福祉事務所管内で1人の報告があり、令和7年の管内累計患者数は14人とすでに昨年1年間の患者数を上回っています。

県内では今週、110人の報告があり、今年の累積患者数は663人となりました

  • 百日咳は百日咳菌による急性気道感染症で感染経路は飛沫感染及び接触感染です。

  • 症状は、カタル期(かぜ症状)、痙咳期(けいれん性の咳発作)回復期の3つの病期を経て、全経過2~3カ月で回復します。
  • いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心です。母親の免疫が十分でなく乳児期早期から罹患する可能性があり、特に新生児や乳児期早期では肺炎や脳症を合併し重症化する恐れがあります。まれに死に至ることもあります。
  • 有効な予防法は予防接種です。予防接種を受けていない乳児がいる場合は感染への注意が特に必要です。

【関連ページ】

兵庫県HP

  • 百日咳とは

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/05hyakunitiseki.html

3.ゴールデンウイーク中に海外へ渡航される皆様へ

海外では、日本にはない感染症がたくさんあります。渡航前に、正しい知識と予防方法を身につけておくことが大切です。

帰国後・帰宅後に体調が悪くなったら、医療機関に連絡のうえ受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などを必ず伝えてください。

≪旅行中に注意すべきこと≫

  • 生水・氷・カットフルーツの入ったものを食べることは避けましょう。
  • 食事は、十分に火の通った信頼できるものを食べましょう。
  • 蚊・ダニに刺されないように、服装に注意し、必要があれば虫よけ剤を使うなどしましょう。
  • 動物は、狂犬病や鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあります。また、ヒトコブラクダはMERSコロナウイルスを持っていることがあります。むやみに近寄ったり、触らないようにしましょう。
  • 薬物やゆきずりの性交渉で感染し、一生後悔することのない行動をとりましょう。

【関連ページ】

厚生労働省HP

  • 海外へ渡航される皆様へ

https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html

グラフ・データで見る管内の感染症情報(2025年17週)

小児科定点(グラフ)インフルエンザ定点(グラフ)(PDF:381KB)

兵庫県保健所別データ(PDF:84KB)

兵庫県感染症発生動向調査週報(PDF:543KB)

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 豊岡健康福祉事務所

電話:0796-26-3654

FAX:0796-24-4410

Eメール:toyookakf@pref.hyogo.lg.jp