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献血者が減少しがちな冬期において血液製剤の安定供給を確保するため、「はたち」の若者を中心として、広く県民に献血について普及啓発し、理解と協力を求めるとともに、献血運動を県内全域で盛り上げます。
献血はなぜ必要なの?
科学が発達した今日でも、血液を人工的に造ることはできません。さまざまな病気の治療に輸血用血液が必要ですが、長期保存できず、特に止血作用のある血小板を集めた輸血用血液は、献血をした日を含めて4日間しか使用できません。病気やけが等によって血液が必要な方々の命は、日々の献血に支えられています。多くの方々からの善意の献血は輸血用血液として、1日に全国で約3000人の方に提供され、多くの命が救われています。
若い人の献血離れにより、将来血液が不足する可能性があります!
若い人の献血者が減っています。兵庫県でも、年代別献血率はこの25年間で10代が約4割に、20代が約6割 に減っています。将来の医療のために、若い人の献血への協力が不可欠です。
あなたのわずかな時間で救える命があります。
身近な愛のボランティア”献血”にご協力をお願いします。
献血に対する不安?ご安心ください
私たちの体内を流れている血液量は、体重の約8%といわれ、循環血液量の12%以内が失われても、身体上の問題はありません。
また、400mL献血、成分献血はすでに世界各国で広く安全に行われており、健康や日常生活に何の差しさわりもありません。
もちろん献血に使う針やキットは一人ひとり使い捨てです。エイズや肝炎などに感染する心配は全くありません。
献血者の健康を守るため、次の基準によるほか、医師が問診等を行って献血の適否を判断しています。
献血の種類 |
200mL全血献血 |
400mL全血献血 |
血漿 成分献血 |
血小板 成分献血 |
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1回献血量 |
200mL |
400mL |
600mL以下 (体重別) |
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年齢 |
16歳~69歳 |
男性17歳~69歳 女性18歳~69歳 |
18歳~69歳 |
男性18歳~69歳 |
(65~69歳の方については、60歳に達した日から65歳に達した日の前日までの間に採血が行われた方に限る) |
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体重 |
男性 45kg以上 |
男性 50kg以上 |
男性 45kg以上 |
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最高血圧 |
90mmHg以上180mmHg未満 |
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最低血圧 | 50mmHg以上110mmHg未満 | |||
脈拍 | 40回/分以上100回/分以下 | |||
体温 | 37.5℃未満 | |||
血色素量 |
男性12.5g/dL以上 女性12.0g/dL以上 |
男性13.0g/dL以上 |
12.0g/dL以上 |
12.0g/dL以上 |
血小板数 |
― |
― |
― |
15万/μL以上 60万/μL以下 |
次回献血までの 間隔 |
4週間後の同じ曜日から |
男性は12週間後 女性は16週間後 の同じ曜日から
|
2週間後の同じ曜日から ※血小板成分献血では、血漿を含まない場合、1週間後に血小板成分献血が可能 |
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年間総献血量 |
200mL・400mL全血献血と合わせ |
― |
― |
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年間献血回数 |
男性 6回以内 |
男性 3回以内 |
血小板成分献血1回を2回分に換算して血漿成分献血と合計で24回以内 |
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共通事項 |
次の方からは採血しません。
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体重 (Kg) |
40以上 45未満 |
45以上 50未満 |
50以上 55未満 |
55以上 60未満 |
60以上 65未満 |
65以上 70未満 |
70以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 |
― |
300mL ~ 350mL |
400mL |
400mL ~ 450mL |
400mL ~ 500mL |
400mL ~ 550mL |
400mL ~ 600mL |
女性 |
300mL |
人間一人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。このため、複数の献血者からの血液をあわせて一人の患者さんに輸血するほど、副作用(発熱、発疹など)発生の可能性が高くなります。成分献血、400mL献血は200mLに比べて献血量が多いことから、少ない献血者からの輸血を可能にし、安全性を向上させる献血方法と言えます。
成分献血は、輸血中の血漿や血小板など需要の多い献血成分のみをいただく献血方法です。例えば現在、血小板輸血の大半は、200mL献血から得られる血小板を一人分とすると1回に約10~20人分を必要としますが、成分献血では、一人の献血者から約5~20人分の血小板を得ることができますので、患者さんにとっては少人数からの輸血ですみ、副作用の少ない、より安全性の高い輸血を受けることができるのです。また、成分献血では、献血前の状態まで戻るのが遅いといわれる赤血球は、献血者の体内へお返ししますので、身体への負担が軽くすみます。所要時間は受け付けから採血及び休憩を含めて400mL献血で約30分前後、成分献血で約60~90分です。
日本赤十字社では、輸血用血液のさらなる安全性の向上を図るため、平成16年10月以降、献血にご協力いただくにあたり、「本人確認」を実施しています。献血の受付の際に、ご自身を証明できるものの提示にご協力をお願いします。
ご提示頂くものの例:運転免許証、パスポート、写真付公的免許証など
なお、本人を証明する証を提示いただいた次回からは提出する必要はありません。(ただし、氏名・生年月日等を確認させていただきます。)
輸血を受ける患者さんの安全を確保するために、以下の事項に該当する方には、献血をご遠慮いただいています。
なお、以下に記載した事項以外でも、医師の問診により、献血をご遠慮いただく場合もあります。御理解と御協力をお願いいたします。
また、☆の項目については、医師の判断により献血できる場合もあります。
エイズ検査を希望される方は、健康福祉事務所(保健所)で無料・匿名の検査が受けられます。
より安全な血液を安定的に患者さんに届けるためには、継続して献血にご協力いただくことが重要です。
日本赤十字社では複数回献血を推進するため、献血Web会員サービス「ラブラッド」を運営しています。
ご登録いただくと、Webサイトまたはアプリから献血の予約、事前の問診回答などが可能です。
詳しくは、日本赤十字社の案内ページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
※令和4年9月に「ラブラッドアプリ」を導入し、更に利便性の高いサービスの提供ができる「ラブラッドアプリ」の利用促進のため、令和8年1月4日(日曜日)をもって、献血手帳及び献血カードの新規発行及び更新が終了します。詳しくは、日本赤十字社の案内ページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
名称 |
所在地 |
電話番号 |
---|---|---|
神戸市中央区脇浜海岸通1-4-5 |
078-222-5011 |
|
兵庫県赤十字血液センター姫路事業所 |
姫路市下手野1-12-2 |
079-294-5147 |
兵庫県赤十字血液センター豊岡出張所 |
豊岡市日高町国分寺207番地 |
0796-34-8561 |
献血は、街頭などの献血バスのほか、次のところで受け付けています。
受付時間、曜日は窓口に直接お問い合わせください。
名称 |
所在地 |
電話番号 |
---|---|---|
ミント神戸15献血ルーム |
神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸15F |
0120-150-072 |
三宮センタープラザminamo献血ルーム |
神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザ2F |
0120-707-815 |
新長田鉄人前献血ルーム |
神戸市長田区若松町5-2-1 アスタプラザファースト地下1F |
0120-790-028 |
塚口さんさんタウン献血ルーム |
尼崎市南塚口町2-1-2-3-12 さんさんタウン2番館3F |
0120-429-141 |
にしきた献血ルーム |
西宮市北口町1-1 アクタ西宮西館2F |
0120-005-201 |
姫路みゆき献血ルーム |
姫路市駅前町241 フェスタビル北館4F |
0120-160-489 |
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