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更新日:2024年4月1日

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平成30年12月局長メッセージ(阪神北県民局長 藪本 訓弘)

相撲の1年の締めくくりである九州場所は、兵庫県出身の小結貴景勝関の初優勝で幕を閉じました。兵庫県出身力士の幕内優勝は18年ぶり3人目とのことです。11月は貴景勝関のほか、女子フィギアスケートでグランプリファイナル出場が決定した紀平梨花選手や坂本花織選手、また柔道のグランドスラム大阪2018で優勝した阿部詩選手など、本県出身のスポーツ選手の活躍が目立ちました。
後も、県民に大きな喜びと勇気を与えていただけるよう、本県ゆかりのスポーツ選手の活躍を期待したいと思います。

認知症の方などにやさしい地域をめざして

て、いよいよ12月。「師走」ということで、僧侶や先生が走るのかどうかはわかりませんが、何となく気ぜわしい気分になります。1年を振り返り、いい新年を迎える準備をしたいものです。

月は、認知症の方などにやさしい地域をめざした取組みについてです。
齢化が進む我が国では、2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人にあたる約700万人の方が認知症になると見込まれており、認知症の方やその家族を地域でしっかりと支えることが求められています。このため、認知症になっても住み慣れた地域で暮らしていける社会の実現をめざし、様々な取組みが進んでいます。
の一つに認知症についての正しい知識を持ち、当事者や家族を支援する「認知症サポーター」制度があります。2005年からサポーターの養成が始まりましたが、この数が今年全国で1000万人を超えました。この養成講座は、地域や職域団体などで開催されていますので、受講を希望される方はお近くの市役所・町役場の事務局にお問い合わせください。
た、認知症の方やその家族の方々が、医療や介護等の専門職や地域の人々等と交流する場である「認知症カフェ」の取組みも、近年広がりつつありますが、開設や運営などいろいろな課題があるのが実情です。

このようななか、認知症になっても住み慣れた場所で安心して暮らせる地域づくりをめざした阪神北県民局の取組みをご紹介します。

1.認知症の方などが安心して外出できるための支援

知症の方などが安心して買い物ができるよう、認知症サポーターの養成などに取り組む商店街やショッピングモールを、「阪神北・認知症サポート商店街」に認定し、その活動の支援を行っています。
年度から新たに認定・支援制度を創設しましたが、10月末現在、4つの商店街等を認定しました。今後も引き続き、制度のPRを行い、認定数の増加に努め、支援を行っていきます。
た、来年度は、新たにバス事業者に認知症サポーター養成講座の開催を働きかけ、認知症の方などが安心してバスを利用できる制度の創設を検討しており、その普及により、認知症の方などのさらなる社会参加の推進を図っていきたいと考えています。

細は、認知症サポート商店街

ソリオきた山手商店会(宝塚市)

イオンモール猪名川(猪名川町)

2.「認知症カフェ」の活動支援

神北地域には現在23カ所の「認知症カフェ」が開設されていますが、認知症の方を地域でしっかりと支える体制としては十分とはいえない状況です。
こで、県民局では今年の7月5日に、「認知症カフェの今、これから」と題してシンポジウムを開催し、「認知症カフェ」のあり方や効果的な運営方法等について、地域の皆さんと一緒に考えました。
た、「認知症カフェ」の活動状況などについても、県のホームページで紹介していますので、カフェの参加・開設等をお考えになっている方は参考にしてください。
細は、阪神北認知症カフェ

オレンジカフェほほえみ(伊丹市)

 

和(なごみ)カフェ(川西市)

 

後に、認知症の方と接するときの3原則は、1.驚かせない、2.急がせない、3.自尊心を傷つけないそうです。
知症は今や誰もが関わる身近な病気です。認知症の方等にやさしい地域づくりの実現のため、今後も関係機関と連携し取り組みますので、ご協力よろしくお願いします。

 

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