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小松聖さん
元プロ野球選手、オリックス野球クラブ株式会社
しんどい時に背中を押してくれるエール。
エールって、調子が良いときに送るというより、弱っていたり調子が悪いときに送られるものだと思っています。アスリートは調子が良いときもあれば調子が悪いときや怪我をすることもたくさんあって、そんなときのエールはとても力になります。そういうエールをプレッシャーに感じる人もいますが、僕自身は、いつも強く背中を押してもらっていました。選手時代、普段の応援はもちろん力になっていたんですが、怪我でしばらく二軍で過ごしたあとに、久々に一軍のマウンドに立ったことがあったんです。その時のファンの皆さんの声援が本当にすごくて。しばらく試合に出られずにもどかしい思いをしていたことがあって、その時の声援は忘れられないエールになりました。
あとはやっぱり、引退の時の声援はとても大きくて、印象深く心に残っていますね。
全力でエネルギーを注ぐ人に「頑張れ!」。
怪我をしたときや調子の悪いときは、そこから逃げたくなるというか、乗り越えようと頑張るのはしんどいですよね。でも、そんな時こそ頑張ることが大切なんだなって、僕は周りの先輩たちの姿を見て教えてもらいました。僕自身、今はアマチュアスカウトを担当していますので、思うような結果が出ずに苦しんでいたりしんどい思いをしている選手に対して、応援する気持ちはより一層強くなりますね。自分が引退する時も、チームメイトや周りに対しては、“これから一緒にプレーはできないけど「頑張れ」”っていう気持ちが大きかったことを今も覚えています。
調子が悪くて辛い思いをしている人や、目標に向かって全力でエネルギーを注いでいる人に、「頑張れ」ってエールをこれからも送りたいし、そういう人になりたいと思っています。
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部署名:県民生活部 スポーツ振興課