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更新日:2025年1月20日

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誰かの頑張るきっかけになれた僕からのエール。

増田道仁さん
なぎなた選手:第七回世界なぎなた選手権大会男子個人試合準優勝、第八回世界なぎなた選手権大会男子個人試合優勝


 

誰かに喜んでもらえることは、僕にとってのエール。

なぎなたは自分のペースで生涯続けられるものなので、基本的には決められた動きができるよう一人で繰り返し練習して、技術を突き詰めていきます。
例えばフェンシングは剣先が防具に当たると判定ランプが点いたりするんですが、なぎなたはただ当たるだけではダメで、発声や打つ姿勢などが整っていないと一本にはならないんです。一人で練習していると、どうしてもしんどくなることがあって、そういう時に応援してくれる人のことを考えたら、その人たちのために頑張らないとダメだと思って、とても後押しになります。もちろん試合のときも応援が力になってるんですが、普段、心が折れそうになったときにも、支えてもらっています。
世界選手権から帰ってきたとき、知り合いからお祝いの連絡がきて、その人が僕の試合をきっかけに、コロナでしばらく辞めていたサッカーをまたやってみようかなって言ってくれたんです。僕の挑戦が、他の誰かが頑張るきっかけになったり、喜んでもらえることが嬉しくて。周りに頑張れるきっかけを与えられたということが、僕も頑張る力になりました。

 

何かに挑戦したり取り組むこと自体に、価値がある。

以前は、僕が勝ったら周りの人が喜んでくれると思っていたのですが、勝ったから喜んでくれるというより、「一生懸命な姿が良かった」とか挑む姿勢への声が多くて。最近は一生懸命取り組むことが、周りの人の力にもなるんだなと感じています。
もちろん試合には勝ちたいんですけど、今自分ができる精一杯のことをしようと思います。
仕事や日常生活、競技でも、結果にかかわらず何かに挑戦したり取り組むことはとても価値があることだと思うので、周りの人の挑戦にエールを送りたいし、送れるような人間になりたいです。言葉でもいいんですが、競技に限らず日常生活の中でも自分の行動でエールを送れたらなと思います。

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